現役続行を決めた新井貴浩は、もう一花咲かせることができるか。

Last Updated on 2019年1月9日 by wpmaster

新井さんは、2016年にシーズンセリーグMVPを獲得するも、昨季は、休み休みの出場で数字そのものは、落としましたが、随所で勝利に貢献する打撃を見せました。

特に、昨年の7月7日の試合では、過去大きく負け越している小川から起死回生の本塁打を打った。

2016年よりも、スピードボールへの対応を始め、衰えており、個人的は、昨シーズンの動きができれば、現役でやれなくもないですが、もうそろそろ引退してもいいのかなとも思いました。

また、結果次第では、チーム全体の若返りの問題もありますので、自由契約がされる立場ではありますが、全く結果を出していないわけではないですから、本人が辞めると言えば慰留はしないが、続けると言えば、了承するというスタンスでいいと思います。

それでも、ひと昔前の40歳に比べると野球の動きは若く、技術的には、継続して新しいものを採り入れて進化してきていますよ。

新井貴浩のバッティング

新井は、緩い変化球を引き付けて逆方向に打つ技術に長けていましたが、スピードに対応できなくなって、始動が遅れて、スイングの結果としてボールが見れなくなったのは、それだけ現役を続けているので、フィジカル上やむを得ない。

それでも、フィジカルの状態が良いときには、従来の右打ちはできています。

阪神に行って、右足でエッジを架けて、スパイクの外側から踵で回るうねり打法を習得して、レフト側ファウルゾーンに切れる当たりも減ったように思います。

しかし、一度、打撃を狂わせると、トップの角度がキープできずにバットが下から出て、壁が崩れて三塁方向に併殺を打つのも変わっていません。

ヘッドが体よりも前に出されてしまうところがあります。

新井の打撃の動作については、過去記事で詳しく解説しています。

右打ち

うねり打法

凡退の場面

今季の成績

主要成績

100試合 243-71 .292 9本 48打点  14二塁打 三塁打0 犠飛4 四球40 死球1 盗塁 2 併殺7 三振56 失策 1

出塁率 .389 長打率 .461 ops .850

コース別成績

右投手

左投手

リリースポイントが体から近い右投手が投げたインハイの打率は落ちてきている。

球種別成績

ストレート 116-40   .345    6本 22振

スライダー 52-10   .192   1本 15振

シュート    18-8  .444   1本 1振

カットボール 10-5  .500   1本 1振

チェンジアップ 20-4  .200   5振

シンカー  8-2  .250   3振

カーブ  9-1   .111   2振

フォーク  10-1   .100   7振

前述のように、カーブ、スライダー系の打率は落ちた。

体が前に出されるので、フォークは打てていない。

失速の少ないカットボールは打てているので、今季も継続できれば、現役でやれないという訳ではないです。

打球方向

左方向 107-24   .225   5本

中方向 97-30    .309    2本

右方向  41-17   .415   2本

その他成績

空振り率 6.63%  見逃し率 42.12%

見極め率 76.73%

得点圏打率 76-26 .342 3本 39打点 17三振

ビハインド 30-8 .267 1本 13打点

同点 23-8 .348 1本 11打点

リード 23-10 .435 1本 15打点

代打成績 31-10 .333

2ストライク取られてからの打率 141-31 .220 4本

8回の打率 30-6 .200 1本 7振

9回の打率 26-12 .462 1本 5振

主な投手との対戦成績

内海 2-2 .1000 2本 4点

吉川 2-1 .500 1点

Mathieson 1-1 .1000 2点

カミネロ  3-1 .333 1振

田口 8-2 .250 3振

田原 3-0 .000

森福  2-0 .000 2振

久古 1-1 .1000 1本 3点

ルーキ 4-2 .500 1点 1振

秋吉  2-1 .500

小川 15-6 .400 2本 5点  2振

オーレンドルフ 3-1 .333 1振

石川 13-4 .308 2点 3振

近藤 3-0 .000

山中 2-0 .000 1点

星 3-0 .000

石山 2-0 .000 1振

原 1-0 .000

尾仲 1-1 .1000

パットン 4-3 .750 2点

田中健二朗 2-1 .500 2点 1振

今永 12-4 .333 1本 2点 2振

山﨑康晃 3-1 .333 1振

井納 3-1 .333 1点 1振

濱口 3-0 .000 2振

三嶋 2-0 .000 1振

エスコバー 2-0 .000

久保 2-0 .000 1振

砂田  1-0 .000

八木 3-3 .1000 1点

浅尾 1-1 .1000 2点

吉見 3-2 .667 1本 2点

祖父江 2-1 .500 1点

福谷 2-1 .500 1点 1振

田島  1-1 .1000

谷元  3-1 .333 1振

三ツ間 3-1 .333 1点 1振

鈴木翔太 8-2 .250 1点 1振

小笠原 4-1 .250 1点 1振

又吉 4-1 .250 2振

伊藤準規 5-0 .000 2振

バルデス 3-0 .000 3振

小熊 3-0 .000 1振

柳  3-0 .000 2振

岩瀬  1-0 .000

岡田俊哉 1-0 .000

ドリス 1-1 .1000

桑原 5-2 .400 1本 3点  1振

マテオ 7-2 .286 2点 1振

岩崎 4-1 .250

能見 6-1 .167 2点 2振

岩田 6-1 .167 1点 2振

メッセンジャー 6-1 .167 1点 2振

岩貞 2-0 .000

小野 2-0 .000 1振

髙橋聡文 1-0 .000

松田  2-0 .000

秋山 1-0 .000

藤川 1-0 .000

石崎 1-0 .000

ガルゼス 1-0 .000

武隈 1-1 .1000

加藤貴之 2-2 .1000 1本 1点

涌井 1-0 .000

金子千尋 3-2 .667

五十嵐 1-1 .1000

山田大樹 1-0 .000

美馬 1-0 .000 1振

※文中データは、データで楽しむプロ野球に基づいて作成しています。

まとめ

流石にMVPを獲ったシーズンのような数字は望めませんが、休みながら代打でもDHでも先発でも、重要なところで打ってくれればそれで充分です。

フィジカル面の衰えと付き合いながら、やってくれれば、出た試合は、技術相応の結果は出して貢献してくれるでしょう。

後は、通算成績をどこまで伸ばすかでしょう。