2018広島vs巨人22回戦。岡田明丈7勝目。月間登板数日本タイ記録のフランスアは、16ホールド目。

2013年の前半までは、カープは巨人戦になると、接戦になると必ずといっていいほど、試合終盤にひっくり返され、追加点をも取られて負けていた。

その頃、試合終盤ポロポロやって、とんでもないところに送球していた梵、木村昇吾は、もうチームにはいない。

2015年までとは違って、試合終盤に弱い投手が出てきたり、相手の先発投手が第一、第二打席に対戦したときより、消耗してきたら一振りで仕留められるようになったよな。

最も変わったのは丸だろうな。

丸は、2015年、踵体重が盛んに指摘された。

軸足の拇指球に重心をかけると近めの速い球がきたときに、俊敏に体軸を回転させることができる反面、スウェイ(体が前に出されること)したりして体重移動が不安定になる。

踵体重は、ステイバックのときに、体が前に急加速するのを抑えるブレーキの役割をする。

踵体重は、丸に特有にみられた動作ではなく、どんな打者でも必ずといっていいほど踵体重になる。

打撃タイトルを獲得した打者が、そのシーズンに一度も踵体重になったことがないということはまずない。

厳密にいうと、踵体重がいけないというよりは、踵体重により着地するのがボールの軌道に遅くれているから、打撃が崩れる。

丸は、ヒッチする動作を再び採り入れてそれを克服した。

加えて今季は、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打った打球が増えた。

只、ヒッチ打法と言えば、左の丸、右の宮﨑だが、三振したときの崩れ方が丸の方がブサイク。

数字面ではなく、技術面での完成度という点では、未だ、若干宮﨑の方が上かな。

試合運びも巧くなったよ。

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この試合は、終始、バックの堅い守りと、中継ぎ、抑えの差で勝った試合だな。

菊池は、大分前から股関節を故障していて、この試合もヘッドスライディングをしていたぐらいで、捕殺数も昨シーズン、今シーズンと激減し、手堅い守備にシフトしている。

フィジカル面を温存しながら、ここぞというときに、イヌやサルレベルの動きをする。

バッティングも、凡退したときは、岩本や新井さんといいとこ勝負なぐらい、滅茶苦茶な打ち方をしてるんだけど、要所では、修正してくるよな。

カープ打線は、2016年以降、格段に打撃のレベルが上がったが、各打者とも、未だ三振が多いな。

一本足で立つヒッチ打法は、スウェイによるバットの出の遅れや、左肩が内に入ることによる右肘の出の遅れは抑止することはできるが、踏み出す足の着地位置の調整が難しい。

スライドステップも着地は遅れないが、着地位置の調整が難しい。

すり足打法だと、踏み出す足を後ろに引いたときに、グリップを落とし、踏み出す足を投手方向に運んで着地位置を探るときに、グリップを上げ、再び、後ろに踏み出す足を引き戻してステイバックする。

一本足と同様にトップを作りときに大腿骨を骨盤に刺すからスウェイは防げる。

着地位置の探りを短く、ステップ幅を短くして振ることができる。

右肘が出る前に壁ができたらダメだが、バットからボールが離れる瞬間に踏み出した方の足が突っ張り、壁ができるから開かないし、飛距離も落ちない。

ハムストリングスを使ってプルアップするから、左手でボールの瞬発力を受けて、曲がって着地していた踏み出し足が延ばされる”差される”とは違うのである。

両膝がロックされたノーステップ打法よりは、よっぽど優れているので、ケースバイケースで採り入れてみるのもいいだろう。

現代野球は、変化球の種類も増え、投球のレベルも格段に上がっているから、一シーズン通して全打席、同じ打ち方では対応できないだろう。

岡田も右肩のことがあるから、快投と呼べるピッチングは、今季一度もしておらず、この試合も、立ち上がりから肩、肘の状態が良くなく、80球超えたところで、いつもの奴が再び出かかったが、上手く投手交代したよな。

丸も誠也もフル出場していないし、今シーズンは、フランスアがMVPでええんちゃう?

フランスアは、ローギアでも、カープの他のリリーフピッチャーよりも瞬発力の乗った球が投げられるが、また無双のピッチングが見たいんよ。

ベイスターズ戦に入る前までのフランスアなら、メジャーのリリーフでも既に通用レベルにあったし、メジャーで活躍するところを見たいんよ。

だから、月間登板数新記録なんてやらんでええ。

次の試合は、祐輔の先発だから、ブキャナンから6回まで3~4点取り、ヤクルトの中継ぎをフルボッコにして点差を広げ、中3日のアドゥワ、猛、Jacksonで凌いでくれよ。

左股関節の内旋ができているのでスウェイは抑止できる。

田口麗斗のヒールアップ投法については、以前、個別に記事にしたが、こんなに拇指球に重心をかけたら、縦回転が付きにくいだろう。

田口麗斗のピッチング

1回表

田口は、5球目、右肩、右膝の割れに左肘の出が遅れてボールがシュート回転して逆球になる。

インハイにストレート142キロが外れ、野間の手首にぶつける。

田口は、リリースの瞬間に右足が突っ張る。

菊池は、インハイ(右打者のアウトハイ)のストレート136キロを、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打ち、レフト線に二塁打。

広島1-0巨人。

丸は、インコースベルトの高さのストレート140キロに全く動かず見逃し三振。

新井は、アウトローのストレート139キロを、ヘッドを残してスイングし、バックスピンをかけるが、中飛。

田中広輔は、真ん中低目のスライダーに、踵体重になり空振り三振。

2回表

田口は、31球目、テイクバックのときに、左の脇腹は引っ込め、左腕前腕部を回内するが、左腕を背中の方には引かない。

トップを作ったとき、左肩上腕部は外旋、左腕前腕部は回外し、左肘が沈む。

左股関節にタメがあり、左膝は内に入らない。

右肩は開くが、右足はインステップする。

リリースの瞬間に右足は、突っ張らないが、体軸と左腕は垂直に交わり、0ポジションができている。

左腕上腕部が少し凹む。

上体を三塁側に倒して左足を三塁側にターンさせてフォロースルー。

バティスタは、真ん中高目のストレート134キロを、ヘッドの出がボールの軌道に少し遅れるが、ヘッドをボールの外側に入れて壁を作り、バックスピンをかける。

バティスタは、レフトスタンドに本塁打。

広島2-0巨人。

小窪は、インハイのストレート137キロを、ヘッドを残して、右中間フェンス直撃の三塁打を打つ。

岡田は、アウトコースベルトの高さのスライダー121キロを、ヘッドを残してレフトフライを打つ。

これが犠飛となり、広島3-0巨人。

岡田明丈のピッチング

5回裏

長野は、真ん中高目のストレート145キロに、左膝を上げるのが遅れ、腰が浮いて空振り三振。

山本は、真ん中高目のフォーク135キロを、ヘッドをボールの内側に入りながらも、ヘッドを残してセンター前ヒットを打つ。

小林は、真ん中高目のストレート143キロを、ヘッドをボールの外側に入れてレフト線に二塁打を打つ。

広島3-1巨人。

陽は、インコースベルトの高さのストレート147キロを、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打ち、レフト前ヒット。

重信は、アウトコースベルトの高さのストレート146キロを、ヘッドを残して打ち、センターフライ。

これが犠飛となり、広島3-2巨人。

岡田は、86球目、リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む。

上体を一塁側に倒して右足を一塁側にターンしてフォロースルー。

坂本は、アウトコースベルトの高さのストレート147キロを、ヘッドを残してセンター前ヒットを打つ。

マギーは、真ん中高目のストレート146キロを、ヘッドをボールの外側に入れて壁を作って打つが、中飛。

中継ぎ投手のピッチング

8回裏

フランスアは、4球目、三塁側に上体を倒して左足を三塁側にターンさせてフォロースルーするが、アウトハイにストレート145キロが外れ、岡本に四球を与える。

フランスアは、6球目、三塁側に上体を倒して左足を三塁側にターンさせてフォロースルーするが、両足はクロスしない。

亀井は、アウトハイのストレート144キロをバントするが、小フライとなり、バント失敗。

長野は、真ん中低目のスライダー135キロを、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打ち、レフト前ヒット。

フランスアは、16球目、三塁側に上体を倒して左足を三塁側にターンさせてフォロースルーするが、両足はクロスしない。

山本は、アウトハイのストレート144キロに、腰が伸び空振り三振。

フランスアは、21球目、三塁側に上体を倒して左足を三塁側にターンさせてフォロースルー。

ゲレーロは、踵体重になって真ん中高目のストレート151キロを空振り三振。

9回表

池田は、5球目、リリースの瞬間に左肘が下がり、手首が寝て、アウトローにカットボール135キロが外れ、西川に四球を与える。

會澤は、インハイのストレート139キロを、左足の踵から左足の拇指球に重心を打つし、バントする。

松山は、アウトハイのストレート141キロを、ヘッドを残して打ち、レフト前ヒット。

野間は、アウトコースベルトの高さのカットボール133キロにヘッドが遅れて出て中飛を打つ。

菊池は、インローのチェンジアップ130キロを、壁を作って遊ゴロを打つ。

菊池は、アンツーカーのところから、ヘッドスライディングし、内野安打。

広島4-2巨人

丸は、真ん中のストレート138キロを、ヘッドをボールの外側に入れてボールを引っ掛けて打ち、ライト前ヒット。

広島5-2巨人

菊池は、三塁へ進塁。

新井は、インローのチェンジアップ130キロに、左肩が内に入るが、ヘッドを残して打ち、ニゴロ。

セカンド山本がファンブルし、広島6-2巨人。

田中広輔は、アウトコースベルトの高さのカットボール133キロを、ヘッドをボールの外側に入れてライト前ヒット。

上本は、真ん中低目のチェンジアップに、左肩が内に入り、空振り三振。

試合データ

勝利投手 岡田 7勝5敗

敗戦投手 田口 2勝7敗

ホールド Jackson 一岡 フランスア