対ヤクルト13回戦,黒田199勝,チーム11連勝

Last Updated on 2017年12月8日 by wpmaster

先発の黒田は、山田に先制本塁打を浴びます。真ん中のツーシームを引っ張らずにスライス(シュート回転)させて、丸が追いかけたところよりも大分、右のバックスクリーンに本塁打。

3回松山がライトへ安打、石原がインローのシュート安打した後、ボールを動かし、散らし、スライダー、スプリット、カット、シュートと変化量が一定でない原が、右肩痛で降板。

無死一、二塁で黒田がバント失敗、ライトフライ、田中が四球で1死満塁。菊池が真ん中の引っ張れる球を右打ちの2塁打。2者還り、前のランナーを抜くわけには行かないので田中は3塁ストップ。丸の一ゴロで、田中が三本間に挟まれ時間稼ぎをしてタッチアウトされ、菊池の3塁進塁をアシスト。ルナのセンター前で4-1。

4回表、黒田は、フォークを上手く抜いて制球よく落とし、山田を三ゴロ、キレのいいスライダーでバレンティンを三ゴロ。この時期になっても、この2種はよく変化してくれます。

5回表、黒田のカットボールを打った今浪の難しいハーフバウンドのゴロを田中が裁き、中村を外のツーシームで見逃し三振。

6回表、黒田のインローのスプリットを打った坂口の二遊間のヒットコースの当たりを菊池がバックハンドで倒れこみながら捕球。8回も大引のゴロを新井が弾くが、カヴァーして一塁へ送球、ヘーゲンズも素早くファーストに入りアウトにします。

6回裏、鈴木(離塁、帰塁とも上手くなったと思います。)、新井の連続四球の後、代打下水流のレフト前。バレンティンの守備を見て本塁へ回しますが(これはいいと思います。)、バレンティンが三塁線寄りに返球し、三塁線を踏まずに中村がブロック、回り込んだ鈴木を追いタッチに近い形でアウト。ランナー2、3塁で石原が歩かされ、二死満塁。

日米プロ野球でも、打てない投手の中でも特に打てない黒田がそのまま打席へ。今季は、24打数無安打ながら、相手投手に球数を投げさせるという手段で貢献はしてきました。成瀬の真ん中低目の真っ直ぐにバットをぶつけ、前進守備を抜く野手並の打撃を見せて走者一掃。7ー1。

菊池は、この日。左右に3本の二塁打で、最多安打首位の座をキープします。

黒田は、川端で3アウト目を取り、山田を3度先頭打者で迎えることに成功します。これは、偶然ではなく、投球術です。

黒田は、7回93球に抑え、3安打1失点。今季6勝目で通算199勝目。ヤクルトは自力優勝がなくなりました。

前日で、チームは、勝率6割超え、この日も勝って1984年以来の11連勝。

11連勝中、1点差勝ち(何れもロースコア)が5度。接戦に強くなってきたことは、地力がついてきたということ。

貯金が16。

巨人34勝36敗と9ゲーム差。

46勝34敗.657でひっくり返されます。全く有り得ない話しではありません。

捨て試合を作りながら、1戦1戦これまで出来ていたことをやるしかありません。

26勝41敗(.388)でシーズン勝ち越し、35勝32敗(.522)で80勝。

3戦目は、中村恭平と村中。

広島は、先発時代の村中を2011年対広島戦防御率7.27、2012年5.04、2013年3.94と通算4.83(今季中継ぎで3.38)と良く打っていましたが、制球良く投げてきたら簡単に打てる投手ではありません。

広島は、中村恭平の立ち上がりが重要になります。