球団初の80勝。優勝まで後少しだけど、気長に待とうぜ。

Last Updated on 2017年12月19日 by wpmaster

5-0で中日に連勝(対戦成績14勝6敗1分け)。これまで12球団で唯一80勝したことがない広島でありましたが、80勝に到達。

M2となりました。

藪田は、前回に引き続き、前回のコメントどおり、中継ぎ投手が1イニングずつ抑えていくペース配分で、6回も走者を貯めてからも3球勝負で會澤も真っ直ぐを要求し、乗り切りました。

ハードカーブの制球が決まらず余り使えず、カット、ツーシーム、スプリットを織り交ぜ、6回110球での交代は、引っ張られての連打ですから、あそこが限界でしょう。しかし、ナイスピッチングです。十分仕事をしてくれました。福井か戸田が一軍に復帰するまでは、横山も登板回避したようですし、ファームに一軍で先発できる投手がいないので、先発で行くでしょう。

大瀬良は、解説の山崎隆造は、スライダーが裏返る、すなわちシュート回転(失速)したと言っていましたが、黒田から学んだ新球インコースのスライダーを投げました。フォームや体重移動は、現在のところ、左打席の藤井には見破られていませんでした。

しかし、シュート回転するのは、左膝の開きが早いか、腰が引けて重心が後ろ足に残っているか、爪先より前に左膝が出されている、左足の膝を上方に蹴ることが困難になるケースがあります。

平田が大根切りをして真っ直ぐのタイミングを測っていましたが、0で抑えました。右股関節と左膝にタメを作ってリリースするときに左膝が折れずに膝から下が突っ張っているのがシュート回転の原因で、左膝は、フィニッシュのときに上に蹴り上げて伸ばさなければなりません。

大瀬良もセーブしながら投げる先発よりも腕を振って投げるリリーフの方が適しています。

しかし、来季以降の話しをすると、スプリットを投げる投手は、藪田も6回数球いい真っ直ぐがあったものの、やはり、握力の低下から100旧前後で真っ直ぐが走らなくなり、捕らえられてますので、それに、いいときの藪田は、細かな制球はありませんが、相手打者が手を付けられないところをリリーフで見せており、九里や戸田や福井やヘーゲンズは、苦労しながら6回3点前後で試合を作り、すっきりと三者凡退で抑えるという投手ではなく、1点を争う場面では起用しにくいので来季は、リリーフで起用して欲しいです。岡田もリリーフの方がスプリットを活かせると思います。

リリーフは、先発ができない投手がやるポジションではなく、れっきとした専門職で、先発で結果を出したことがある投手がやったっていいのです。

回の頭から投げるときは、岡田も藪田もカットで打たせて取り、三振を取る必要はありません。

先発・・・K.J、野村、福井、ヘーゲンズ、戸田、九里

抑え・・・岡田、大瀬良、藪田、一岡、今村、J.J.中﨑

この配置で終盤上手くいっているし、ここ25年でリリーフは最も充実してきた。この布陣であれば、上手く行けば連覇、上手くいかなくても、しばらくは、Aクラスの常連になれるでしょう。スロースターターのリリーフ投手を2人ぐらい序盤にファームでゆっくりと調整させることもできそうです。来季以降もこれで行ってもらいたい。

来季以降は、ゲーム差が僅差の接戦のペナントレースを制することでできたら、強さは本物ということになるでしょう。

打つ方では、丸がヒッチして上げる打法で割れを作る丸らしい打ち方でインコースの球を追加点が欲しいところで本塁打。試合前まで3勝16敗、能見や八木の比ではない程、12球団前投手の中で最も勝てていなかった吉見(最も抑えられているのは菅野だが)に、負けを付けることができました。

吉見は、ストレートが先発で141キロ前後で故障前とほぼ同じ、制球の精度も落ちていませんでしたので、広島打線のレベルが向上したということでしょう。

打率2位の鈴木も3打数1安打。前出の山崎曰く、今年は、バットとボールの距離をきっちり保てるようになった、バットにボールを乗せている間が長くなったといっていましたが、その通りの打ち方でした。OBとして常に観察してくれていて有難いですね。

首位打者は、100%ないでしょう。しかし、既に数字上3割を割ることもなくなったわけで、張本以来の22歳での3割3分超えができるかどうか。

もし達成すれば、今も昔も張本や鈴木だけでなく、どの選手も故障や死球などの後遺症を抱えながらやっているので、仮に故障や後遺症のない選手がいたとしても、どの記録も評価が無になることはありませんが、当時とは投手のレベルが大人と子供ぐらい違うので、評価が違います。

1983年に25試合で38打点を記録したテリーとまでは行かなくても、14試合で15打点で100打点も本塁打4~5本打てばできない数字ではありません。

ペナントをひっくり返される確率は、アマチュアナンバーワンスラッガーがプロ一年目から一軍で4割75本200打点を打つ以上にありません。

マジック1とか2から逃すことは先ずないので、

明日、阪神に勝ってもらって広島も勝てば優勝ですが、

ここまで、来たらどこの球場だっていいじゃねえかよ。

当日の結末がどうであろうと、優勝できればいいじゃねえか。

巨人の勝敗に関係なく2つ勝てば優勝なんだからよー。

ガタガタいってねえで、喜べよ。

涙拭けよ。

優勝が決まったら、新井さんと黒田と誠也は、間違いなく号泣するだろうな。

でも、菊池とゆーすけは泣かなそう。

(追記)

明日の中日の先発は、八木でなくジョーダンです。