05/09/2020広島1-10DeNA,大瀬良62球3回1/3で8失点

Last Updated on 2020年9月6日 by wpmaster

大瀬良に関しては、私以外のカープ関係ブロガーは、120球以上投げて完投する能力がある投手であると解しているが、実際は、岡田明丈と同じく、入団前から、肉体がボロボロで、労働力を再生産しながら120球投げる余力なんかない。少ない球数を投げるリリーフであればプロでやっていけるという投手である。労働力を再生産しながら今後投球動作を作り変えていき、レベルアップしていけるだけのフィジカル面の余力はない。登録された年齢は若いが、今後は投げれば投げるほど、肉体の損耗が進む、引退に向かっている投手である。

2試合連続KO大瀬良のピッチング

実際、大瀬良は、初回、3球目右腕所腕部が凹み、カットボールをワンバウンドさせる。ソトと対戦したときから更に、右腕上腕部が凹み始め、21球目、戸柱から三振を奪ったときにも、投球ワンバウンドさせている。

大瀬良、岡田明丈の右腕上腕部の損傷が進むのは、左足のスパイクの内側で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋(=投球肩を前肩よりも下げる。)しているからである。ゆったりと右股関節で地面を蹴る間がないから右股関節の損傷が進む。岡田明丈は、20球目から40球目までは、右股関節を外旋してから左足のスパイクの外側で地面を蹴るが、20球を越えると、左足のスパイクの内側でエッジをかけて右足を二塁ベース方向に運ばないと、右股関節の外旋ができなくなる。左足のスパイクの内側で地面を蹴ってから右股関節を外旋し、40球を越えると左足スパイクの内側で地面を蹴ってから右股関節を外旋するまでの間が長くなる。岡田明丈や遠藤より左足スパイクの内側で地面を蹴ってから右の股関節の外旋までの間が短い分、ゆったり右股関節を蹴る間ができる。岡田明丈や遠藤ほど左肩が背骨の方に入る間ができないから、大瀬良は右腕を背中の方に引かない。矢崎も大瀬良と同じことが当てはまる。しかし、大瀬良も2回目に膝を上げてから右足踵を再び蹴るようになったので、右股関節で地面を蹴る間が短くなった。岡田明丈や遠藤のように右腕を背中の方に引くという動作が加わると、後ろの股関節を蹴る間が短くなっている間に、前肩を開くという動作が加わる。更に、右股関節を蹴る間が全くできずに前肩を開くという動作が加わる。岡田明丈、遠藤は左肩を開くという動作が加わる分、右腕上腕部を外旋する間、右肘をスクラッチして手首を緩める間、右腕前腕部を回内して右手首を背屈して指先をしならせる間がない。これは守備や打撃にも当てはまる。
故に、岡田明丈、遠藤は、力感があるように錯覚し、大瀬良は、力感がないと錯覚させられてる。大瀬良の投球動作に力感がないからダメなのではなく、力感がない分、岡田明丈、遠藤より益しなのである。

この試合は、これからも戦力となるケムナ、島内、塹江、フランスアを使わずに無抵抗に負けたので、前の試合よりは益しである。消化試合なので、鈴木誠也も休ませていいだろう。

矢崎のピッチング

矢崎は、現在、右足小指球で地面を蹴り、左足のスパイクの内側で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴っている。左足のスパイクの内側で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る間が短い分、前膝を上げるまでは、大瀬良よりは、ゆったりと右の股関節を外旋する前ができている。大瀬良は、骨盤が背中の方に傾き、背骨が一塁側に倒れる(ヘッドステイバック)。矢崎は、大瀬良よりも二塁ベース方向に右股関節で地面を蹴れている。矢崎は二塁ベース方向にヘッドステイバックする。ここで一旦、矢崎は、右前脛骨が回内(外反)して内踝が前に倒れる。矢崎の方が、前膝で地面を蹴って左足首を背屈しており、右腕前腕部を回外、右手首を地面方向に引っ張って投球肩を下げている。大瀬良は、ここでは右腕前腕部を回内しえいる。ヘッドステイバックの角度は大瀬良よりも大きい。右足踵にウェイトが移る。「く」の字を作ったときに大瀬良よりも右の股関節を荷重する。右膝が右のつま先より前に出るので、右股関節で地面を蹴り切れない。よって、ヒップファースト&インステップの投手ほどではないが、大瀬良よりもストライドが長い。右腕上腕部を外旋し、右腕前腕部を回内し、指先をしならせ、右手首を緩める間がゆったり取れず、前膝を右肘が追いかける。前膝が背骨の方に入らない分、すなわち、ヒップファースト&インステップでない分、前膝を開いてからでなくても左足のつま先を推進できるので、2回目に右腕上腕部を外旋して右腕前腕部を回内するまでに、左膝で地面を蹴る間ができる。矢崎の修正ポイントは、「く」の字を作る前に内踝が打者方向に倒れるところである。まだ、右股関節を外旋する間が短いのである。左足のスパイクの外側で地面を蹴る前に右股関節を外旋し、右股関節を外旋する間を更に作る。右股関節で地面を蹴ってから、左足首を背屈(=「く」の字を作る)する必要がある。
私は、二軍選手を含め、全ての選手を見ている。当サイトで桒原について採り上げるのも今回が初めてではない。矢崎は、2回目に右腕前腕部を回内したとき(リリース)のときには、指先がしなってヘッド(指先)が走るが、右肘を最善鉄に出す直前の1回目の右腕前腕部の回内のときに指先がしならず、ヘッド(指先)が走らないから、打者にゆっくり手首を耳の高さまで持っていく間が作られる。
桒原は、今オフ自由契約にするかどうかのテストで昇格させた。水本は、朝山と高に桒原の首に鈴を着けてくれと命じたのである。私の予想ではなく、私見では、彼は戦力外である。一方で、田中広輔、松山、會澤,長野を起用している。これらの選手は、労働力を再生産して打撃の動作を改善していくトレーニングを積むだけのフィジカルの余力がないので、今更、ああしろこうしろ言っても仕方がないが、将来レベルアップできる限られた若い選手の反面教師として動作解析をしていく。

公式戦初対戦大貫のピッチング

大貫は、49球目、右足小指球で地面を蹴る。左足の拇指球→小指球で地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左腕棘下筋が背骨の方に動く。前膝を下げて左足小指球にウェイトを移してから前膝を再度上げる。右足踵で地面を蹴る。前膝を下げると右足小指球にウェイトが移る。右腕を背中の方に引くにつれ右足踵にウェイトが移る。左腕棘下筋が背骨の方に更に入る。
右肘を逆Lにしたとき、右足のスパイクの内側でエッジをかける。前膝で地面を蹴るが、右肘が左の股関節の前に出ていかない。リリースの瞬間、左膝が突っ張るが右腕上腕部が凹む。スプリットをワンバウンドさせる。長野は、ストライドを広げず、スイングもしない。
大貫の投球動作をカテゴライズすると、戸郷と同じ部類にカテゴラズできる。前足小指球で地面を蹴ってから後の股関節の外旋をする打者でも、ガイドハンドの手首を後ろの肩より上に持ってくる間ができる。

桒原の打撃及び守備

桒原は、前足の小指球で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋するが、外旋できない。手首が後ろの肩より下が打つ直前の手首の位置となり、このとき既に左足の拇指球にウェイトがかかっている。前肩が開いてからガイドハンドの肘が出るドアスイングで、ヘッドがボールの最も内側(捕手が投球の正面に入ったときの骨盤と平行)に入り、打球にスライス回転がかかる。

桒原は、左足のスパイクの外側で地面を蹴ってから後ろの股関節を外旋するが、外旋に失敗。右足のスパイクの内側でエッジをかけてストライドが広がる。前肩が開いて打球の正面に入る。引手主導でグラブを出す。打球を後逸する。
残酷に受け取る人がいるかもしれないが、攻守共、箸にも棒にもかからない。本当に二軍選手まで含めたところのプロの選手なの?っていうレベルで、庇いようがない。労働力を再生産しながら、一軍レベルのインサイドアウウトスイングを作り直すだけの余力はないだろう。これ以上、テストをする必要はないだろう。

田中広輔は、梶谷の打った差された打球に対し、右足小指球で地面を蹴って一歩前に出てから左股関節を外旋。前肩が背骨の方に入り、ガイドハンド(ここでは左手)の肘をつまみ上げる前に、骨盤の打者寄り(ここでは右側)が伸びる。右足スパイクの内側にウェイトが移り、前肩を開いて打球の正面に入ってから、左肘をつまみ上げる。捕球するのをやめてピレラに譲る。カープファンは、田中広輔の守備を見ると打てなくても使いたくなると言うが、田中広輔の守備は下手である。併殺プレーも、引手主導の捕球で右肘をつまみ上げるのが遅れる田中広輔に対して菊池涼介が始動(後ろの股関節の外旋)を早めて前肩が背骨の方に入るのを抑えて、ヘッド(指先)を残し、しなりを解く前に後ろの股関節の外旋を解除して二塁ベースにトスしているので、田中広輔の一塁送球が間に合っているのである。菊池涼介は誰が遊撃を守っても併殺が取れるのである。

試合結果