野間峻祥2打点大瀬良大地5回3安打無失点オープン戦広島2-1西武

Last Updated on 2020年3月9日 by wpmaster

広島東洋カープの代表社員は、2020年1月27日にバティスタに契約を更新しない旨を通告しました。

今季も昨季同様、相手投手は、鈴木誠也にはバットの届かないコースに投げるか申告四球で歩かせるでしょう。

バティスタは、契約更新が未定で、契約更新しても調整期間を要するので開幕一軍が難しかった。私は、一塁と左翼を守れる、パーフェクトインサイドアウトスイング8要件を満たす選手をメジャーから獲得しろと言ってきた。
更に遡ると、開幕当初、バティスタが打てなかった。その頃から同じことを言ってきた。
ピレラが故障した場合や投手を3人一軍で起用した場合にバティスタとピレラを共に一軍で起用できないことがある。
私は、鈴木誠也が歩かされた後の5番としては、松山、長野では弱すぎることを何度も書いてきました。 私は、直ぐに、この試合が始まるよりずっと前に、メヒアにバティスタの代役は務まらないこと、長打を打てる選手が不足していることから、バティスタに代わる新外国人を獲得しろと書きました。

しかし、大資本メディアは、戦力ダウン幅が大きいとは書きません。個人のユダヤ金融は、既存の選手の練習を長くしても、練習、試合の終了を短縮しても労働に付する価値を下げられるからです。

これに洗脳されたカープファンの大部分は、バティスタがいなくなった分は、松山、長野でカバーできるとしてバティスタの契約解除による戦力ダウンが大きいとは捉えていません。
このようなカープファンの認識は甘いです。

広島東洋カープの代表者が新外国人を獲得せずにユダヤ金融に利潤を貢ぐと言うのなら、今シーズンを捨てているとしか見れない。負け犬過ぎだ。

ここまで書いてきたことは、今回の試合を観て改めて痛感しました。

松山竜平のバッティング

1回裏、二死一二塁、松山は、18球目、インロー(左打者のアウトロー)のスライダー132キロを見逃し三振
松山は、右膝を下して左手首の位置が上がり切らない内に、左足のスパイクの内側でエッジをかけ、左足の拇指球に体重が移ります。ストライドが広がって前膝が左肘の推進より先に開きます。前膝が押手の肘より先に開くと、左手首を上げていき左肘でスクラッチする間ができないのです。
このような打ち方だとストライドが広がるので緩い変化球もファストボールも振れません。
振れたとしても、右打ちの選手同様、左打者のインロー(右投手の投じたアウトロー)に関しては、前膝を開いた分、藤浪のように投球腕の推進より先に前肩が開く投手からは本塁打が打てます。
しかし、松山は、後ろ足を軸に骨盤を回しているので、後ろの股関節にタメを作れる投手からは長打が打てません。
ストライドが広がるので重心が下がりダウンロールすると手首の位置もその分下がります。スイングの軌道を修正しても高目のボールに付いていけません。
カープファンは、チビ=逆方向に打つ、バント屋、デブ=ホームラン打者、ヒョロガリ=足が速いという漫画による洗脳を解かなければいけません。
宇草は、185なんてありません。あっても180ジャストぐらい。吉田正尚は、チビですがホームラン打者です。
松山は、デブですが中距離打者です。
松山は、バットを変えても今までの打ち方では本塁打は量産できません。

菊池涼介のバッティング

1回裏、菊池涼介は、4球目、真ん中低目のチェンジアップ131キロをセンターに二塁打

菊池涼介は、両股関節を故障する前から、逆方向に打つ場合、左方向に打つ場合と同様、振り下ろす直前に(=左足首の底屈、左足つま先の触地)、ヘッドを立てます。
右股関節を外旋して右足の小指球で地面を捕手側に蹴ります。

菊池涼介は、押手を推進してから、押手の手首からバットの先までを背骨と平行にしてボールの軌道にコンタクトしていきます。

菊池涼介は、前膝で地面を蹴って、インパクトの瞬間に両股関節をぶつけずに、前足を軸に振っています。
両股関節の故障から回復しつつある今回の打撃も同様です。

私が子供の頃は、後ろ足の踵方向に後ろ足の拇指球で地面を蹴って後ろ足に体重を残せと言われました。前足の蹴りについては教えられず、前膝は屈曲しろと言われました。

しかし、実際には、後ろの股関節で地面を蹴っても体重は後ろ足に残さない。後ろ足に体重を残さないから内野の頭を越えて安打になる。

菊池涼介や坂本勇人する、後ろ足を後ろ足の踵方向に引いて両股関節をぶつけずに逆方向に打つ打法は、変態打ちではなくパーフェクトインサイドアウトスイングの基本どおりの逆方向への打ち方です。

西川龍馬の、後ろ足の前脛骨筋を回外(内反)して逆方向に打つ、今季は後ろ足の股関節で地面を捕手側に蹴って両股関節をぶつけすに打つ打法は、変態打ちではなくパーフェクトインサイドアウトスイングの基本どおりの打ち方なのです。

前脛骨筋と言うのは、鈴木誠也が故障した部分です。その関係で、鈴木誠也は、これまで強かったインローのホームランボールを打てなくなった。鈴木誠也は右足前脛骨筋を故障してからは、後ろの股関節で捕手側に地面を蹴って振ることを再度徹底してインローを克服した。

しかし、打者は、前膝を突っ張らせて前足を固定してフォロースルーを行っていくと前の股関節を故障する。打者は、前足を軸に前の股関節が外旋し始めたら、前膝を突っ張らせたまま前膝を開いてやらないといけない。

更に、菊池涼介は、左足がインステップしたまま左膝で地面を蹴って左足首を背屈し、インパクト以後、前膝を開いていきます。

落合博満は、インパクト直後から前膝を屈曲させて前の股関節を外旋していますが、菊池涼介はフォロースルーの後半になってから前膝が屈曲します。

只、菊池涼介、坂本勇人、西川龍馬は、共に、後ろ足の拇指球を支点に後ろ足の踵方向又は捕手方向に蹴っていることがあるので、始動が遅れて後ろ足の踵又は捕手方向に蹴る間ができないと、ストライドが広がってします。もっと押手の手首を下げて後ろ足の踵に体重をかけてやる必要があるのです。できれば、イチローや近藤健介のように前足に軸が移ってからは後ろ足のつま先の方に後ろ足の踵で地面を蹴った方がいい。

日本人選手は、後ろ足の前脛骨筋を使って地面を蹴るからアキレス腱周辺の筋肉が太い。
菊池涼介は、両股関節を使って地面を蹴って守備走塁を行う。黒人選手同様、アキレス腱周辺の筋肉が兎や犬のように細い。打つときだけでなく投げるとき、走るときもストライドが狭い。
菊池涼介は、他の選手よりも両股関節を酷使するので股関節を故障した。更に、右股関節を外旋するときには、右膝及び右膝周辺の筋肉も外旋するので故障する。
菊池涼介は、右の股関節を外旋して地面を蹴ることができなかったので、順方向にも逆方向にもフルスイングができなかった。
右の股関節で地面を蹴ることができなかったから固定してあるベースを踏むと前脛骨筋を故障する。だからヘッドスライディングをしていた。

大部分の打者は、逆方向に打つときは、前肩を残して、順方向に打つときより先に後ろ足の股関節の外旋を解いて振ります。

菊池涼介は、今回のように後ろの股関節を外旋したまま両股関節をぶつけずに逆方向に打てますが、始動が遅れ後ろの股関節を外旋する間ができないと、右足の拇指球に体重がかかります。後ろ足の拇指球に体重がかかるとストライドが広がります。後ろ足を軸に骨盤が回りります。
そうなると真ん中の変化球、ファストボールが振れません。頭の向きとボールの軌道が逆になるので、アウトローのワンバウンドを振ります。

野間峻祥のバッティング

野間は、4回裏、57球目、真ん中低目のチェンジアップ128キロを打って中前安打

野間は、一回目のステイバックの過程で、左足のスパイクの内側でエッジをかけ、右足の着地位置の探りと共に、左足の拇指球に体重が移ります。故にストライドが広がる。
インパクトの瞬間、前膝が屈曲する。前膝が右足スパイクの外側の前に出る。インパクトの瞬間、引手の肘が伸びるので両股関節をぶつけて産み出す瞬発力が、押手の手首にかけられない。しかし、引手の肘を抜かず押手の肘を畳んでおり、ヘッドが残っていた分、ヘッドアップしても中前安打になった。
野村謙二郎は、前膝の粘りで打ったと言うが、野間は、下半身を全く使えておらず、下半身の使い方は褒められたものではない。
構えたときにヘッドを寝せようが立てようが、振り下ろす直前にまでに骨盤が前傾しヘッドが立てられていれば構えたときはどちらでも大差はない。野間が問い組んでいるのは、ヘッドを寝かせるのではなくヘッドステイバックを大きくする打法。野間は、取り組んできた打法の成果が全く出ていない。小手先で調整しただけの打撃である。

坂倉は、4回裏、55球目、インロー(左打者のアウトロー)のツーシーム139キロを打って投ゴロ

坂倉は、振る前に骨盤は前傾できているが、一回目のステイバックの過程で前肩が内に入る。押手の肘の推進より先に前肩が開く。ストライドが広がってヘッドアップした。

安部は、4回裏、60球目、真ん中のツーシーム139キロを左越二塁打

安部は、一回目のステイバックの過程で前肩が内に入る分、骨盤を横にズラしてバナナカーブを作るのが早く、押手の肘が続いて出てくるのでバットの先にボールが当たり打球にスライス回転がかかってしまっている。

大瀬良大地のピッチング

大瀬良は、57球目、右足踵に体重をかけて左膝を上げる。背骨が一塁側に反る。骨盤を前傾させて右肩を左肩を下げる分、右足のスパイクの外側に体重をかけられる。しかし骨盤の投手寄りの部分が内に入るので先に右足の股関節の外旋を解いて前の股関節の内旋を解かないと投球肘を推進できない。
故に、右足の拇指球に体重が移る。右肩関節の外転のときに右足の拇指球を支点に右膝が内に入る。リリースの瞬間、両股関節をぶつけると、左膝で地面を蹴っていた分、左膝は突っ張るが左足の外側のラインが曲線になる。右腕上腕部が凹んで真ん中低目にフォーク134キロをワンバウンドさせる。
野村謙二郎は、フォークがいい高さから落ちたと褒めるが、ここは褒めるところではない。

大瀬良は、64球中、ワンバウンドの投球が4球と、大瀬良にしては少ない方。
大瀬良は、ワンバウンドさせたとき以外は、右足小指球でギリギリ踏みとどまって右腕前腕部の回内、右腕上腕部の外旋をしてトップを作る間を作って投げていた。
投球動作の完成度では、大瀬良本人も認めていたが、森下の方が上。

高橋樹也は、左足のスパイクの外側で地面を蹴って左肩関節を外転、右腕前腕部も回内できている。リリースの瞬間に右膝が突っ張り、右足のターンもできている。

しかし、10球目、左肩関節を外転したとき、辛うじて左足の小指球で地面を蹴っているが、左足踵が地面を離れる。左足のスパイクの内側でエッジをかけCアーチが崩れる。右足のスパイクの外側の踵を支点に右膝を開き、両股関節をリリースの瞬間にぶつけられない。左膝が外側に外れ、左腕上腕部が凹む。真ん中低目にストレート137キロをワンバウンドさせる。
高橋樹也は、この1球だけが良くなかった。高橋樹也は、源田に四球を与える。

スコットは、前回までと同様、レイトコッキング期において右腕前腕部がレイバックさせたときに打者と胸が正対する。
金子侑司ら西武の左打者が引手の肘を抜いていた分、動かしたボールに差されていたが、このピッチングでは、上からボールの外側を叩ける左打者には通用しない。スコットは、打者の調整が進み、開幕したら、一軍の戦力としては厳しい。

フランスアは、一シーズン60試合以上投げるざるを得ないので、毎回、155キロ以上のファストボールを投げていたり、ブルペンでの球数を増やしていたら、故障してしまう。

フランスアは、左腕前腕部の回内のときに、左股関節の外旋を解く直前に、後ろ足の小指球、拇指球を地面から離す前に、前膝で地面を蹴り切って左股関節で二塁方向に地面を、もう一蹴りすることが重要。その動作により、後ろ足に体重を残らなくなる。後ろ足を軸に骨盤が回ることがなくなる。間髪を入れずに左足の小指球で地面を蹴らざるを得なくなる。フランスアは、リリースの瞬間、左足の小指球、拇指球までも地面から離さなければギアを上げなくても抑えられる。

ザックニールのピッチング

西武先発ニールは、昨季交流戦で対戦しておらず、今回が非公式ではあるが初対戦。
打者は、交流戦でも対戦し得るので高目のボールの軌道を振って回転半径の小さいスイングを作っていきたい。
ニールは、右足踵に体重をかけ左膝を骨盤より高く上げる。背骨が一塁側に反る。左膝を下げ始めると右股関節の外旋が解け、左足の内転筋の内旋が解ける。体重が右足の小指球に移る。右腕前腕部を回内して骨盤の横に右腕を持ってくる。右肩関節の外転のときに少し右肩を左肩よりも下げる。右肘を逆Lにする間ができないのでアーム式になる。スクラッチする間ができず両肩甲骨がぶつからないので投球肘を推進しても瞬発力を産み出せない。
左足はスパイクの内側の踵寄りから着地する。
引手は小指が上になっている(=前腕部を回内している)ので前肩が残っている(=スクエアになっている)。
前肩が内にも入らないので押手より先に前肩を開いてやらなくてもいい。これが昨季防御率2点台で12勝1敗の成績を上げた根拠である。
ニールは、右腕上腕部を外旋してトップを作る過程で頭が背骨の前に出され、ボールを持つ手と頭の距離が離れる。右腕前腕部が回外してボールを持つ手の平が打者の方を向く。右腕上腕部を外旋する間と右腕前腕部を回内する間がないので、左肩を下げても右肘が上がっていかないのだ。
ニールは、左膝で地面を蹴ってもリリースの瞬間、左膝が屈曲する。リリースの瞬間に両股関節をぶつけたときに右膝は真下に落とすが、右足小指球で地面を蹴った際、右足の拇指球も小指球も地面から離れてしまっている。リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む。
打者にとってニールは、右股関節の外旋という打撃の土台ができていれば難しい投手ではない。

ニールは、52球目、右腕上腕部を外旋する過程で右足の拇指球を支点に右膝が内に入る。ニールは、右肘の推進方向と頭が逆を向き、骨盤が横回転し骨盤の回転方向と右腕の円運動が一致しない。すなわち二つの円盤運動(ダブルプレーン)を行っている。故に、インハイにツーシーム141キロが外れ、ピレラの左手橈骨の手首寄りに死球を与えた。

総括

左打者に一番を打たせると、三遊間は逆方向である。
菊池涼介は、今回のように後ろの股関節を外旋したまま両股関節をぶつけずに逆方向に打てるとは言っても、逆方向に打つのは例外にして、基本はヘッドをボールの外側に引っ掛けて引っ張って打ってもらいたい。

鈴木誠也が四球で歩かされるのであれば、鈴木誠也が打席に立つ前に最低でも1点は取っておきたい。
鈴木誠也を三番にしても歩かされることには変わらない。4番が松山、長野では弱すぎる。鈴木誠也の三番は愚策である。
鈴木誠也を三番にすると、一番打者が盗塁して2番が内野の頭を越えるシングルヒットを打つか、盗塁しないのであれば2番打者は二塁打以上を打たなければならない。
誠也の前に打者3人を置けば、走者の数も増えるし、誠也が打席に立つ前により点が入る。
進塁打を打つにしてもシングルヒットで走者を還すにしても、右方向が順方向である左打者を三番に置きたい。

ピレラは、オープン戦結果を出していないが、打法は鈴木誠也と共通する。ヘッドステイバックもバナナカーブも大きい。誠也がドーラン又は靴墨を縫って打席に振っているようなものだ。
ピレラは、シーズンに入れば、打球が上がり、率も上がる。打点も増える。

西川は、金太郎飴打線から抜けつつある。今季26~27本塁打は打つだろう。

打者がスイングが波打つ原因は、①後ろの股関節の外旋が解けてストライドが広がる→押手の手首の位置が下がっていく→スイングを軌道修正して高目のボールに振り遅れる、②前肩が内に入る→押手の肘より先に前肩を開くか引手の肘を抜いてやらないと押手の肘が出て行かないので、ドアスイングになること。

小園は、左足のスパイクの内側でエッジをかけているが、前膝で地面を蹴る分ストライドが狭い。小園は、後ろ足の拇指球で骨盤が回る→スイングを軌道修正してアウトハイに振り遅れるというのは未だにあるが、昨季より激減した。

小園は、ファストボールに対し、一回目のステイバックの過程で前肩が内に入り、押手の推進により先に前肩が浮きあがることがあるが、その後に投げられた変化球に対しては前肩が残るようになった。

小園が今季26~32本90打点を打つという妄想は、花畑ではない。

朝山やカープファンがいう、小園を三塁スタメン+遊撃控えで起用する、1番田中広輔 5番松山ないしは長野という打線だと、鈴木誠也、ピレラ以外は、金太郎飴打線が出来上がる。

朝山は、田中広輔に開幕遊撃を言い渡したようだが、そうであるなら小園を三塁のレギュラーにする必要がある。
私見では、田中広輔は、ファストボールだけでなく変化球に対し前肩が内に入り、また、四球を取ったときのストライドを見ると一シーズン打撃を維持できるとは思えない。安部や三好よりも明らかに優秀かというと攻守共にそうとは言えない。
小園は、三塁、遊撃を掛け持ちしたぐらいで打撃が崩れるほど打撃の土台は脆弱ではないが、2か所で守備練習する分を、打撃練習に充てさせたい。

私見としては、従来どおり、菊池涼介を一番で起用する下記のオーダーを考えている。

(二)菊池涼介

(中)西川

(遊)小園

(右)鈴木誠也

(左)ピレラ

(一)新外国人

(三)田中広輔、三好、安部の勝者

(捕)會澤

私が監督であれば、新外国人を獲得し調整が済むまでは、一塁5番ピレラで下記のオーダーを組む。

(二)菊池涼介

(左)野間

(遊)小園

(右)鈴木誠也

(一)ピレラ

(中)西川

(三)田中広輔、三好、安部の勝者

(捕)會澤又は坂倉

野間が、ヘッドの内側を打つ合わせた打撃をしているなら、下記の打順にする。

(二)菊池涼介

(中)西川

(遊)小園

(右)鈴木誠也

(左)ピレラ

(一)坂倉

(三)田中広輔、三好、安部の勝者

(捕)會澤

試合結果