2018広島vs巨人1回戦。吉川尚輝、岡本和真の活躍の前に野村祐輔炎上。2-10で大敗。

Last Updated on 2018年11月3日 by wpmaster

試合のポイント

岡本和真と吉川尚輝。

巨人は、若手を育成するのが下手と言われるが、昨シーズンまでと比べ、見違えるように成長したな。

オープン戦の頃から昨シーズンとは違っていてが、シーズンに入ってからも続いており、これは本物だな。

初回の吉川の当たりは、記録は、安部のエラーなんだけど、吉川が壁を作って上手く打っているんよ。

岡本もこの試合の本塁打を見ても、左肩の開き、重心移動、蹴るタイミング、骨盤のズラし、何れも早いし、骨盤が水平にならず、上体もそっくり返っているし、粗削りで発展途上なんだけど、滅茶苦茶ながらステイバックして、ボールをこすってバットをボールの下にくぐらせてバックスピンをかけて打っているんよ。

腰が水平でないと、左膝、左肩がトップを作ったときに開いているので、ヘッドが遅れてヘッドが下がる。

にもかかわらず、岡本は、トップハンドの親指でグリップを押してヘッドをボールの外側に入れてヘッドが下がりを抑えられているから本塁打になった。

これが切れずに本塁打になった原因よ。

ところで、死球を受けた手の甲はどうなんだ?

後で詳しく書くけど、この試合の祐輔は、総じて良くなかったな。

骨盤が三塁側に滑っている。

初回の5点で勝負ありだよ。

菅野に5点の援護は十分すぎる。

菅野は、ストレートの割合を減らして、右肩の損耗を抑えて8イニングを食った。

この試合、九里がベンチに入っていなかったことから、調整登板を経て中3日で藪田が先発するということは、ほぼなく、藪田は、中継ぎへの配置転換だろう。

藪田は、九里よりも投げている球がタフだし、先発をするだけの技術はあるにはあるが、1試合でそれほど球数を投げることに耐えうる右肩の状態ではない。

リリーフに回すこと自体には異論がない。

来週の火曜は、九里が先発だろう。

先発は、試合後、日付にして中2日でブルペンで30~40球投げる。

しかし、試合もブルペンも手抜きをできるとは言っても、程度が異なる。

昭和の時代は、2イニングスぐらいでKOされた先発投手が中1日や中2日で登板することがあったが、当時とは野球のレベルが違う。

4/10の阪神との一回戦で104球投げた投手を日付にして中2日で投げさせるというのは、やりすぎだろう。

負け試合に勝ち継投の投手を使うなという意見も成立するが、現行の一軍登録枠、ベンチ入り枠では、勝ち試合に投げる中継ぎ投手の中の何人かは負け試合でも投げざるを得ないケースはどこの球団にもある。

藪田以外のベンチ入りのメンバーで3イニングを分担することも可能だっただろう。

この試合、美間がカミネロからプロ初ヒット。

このヒットは、ヒッチして上げて、左足の探りがヒップファーストで、左肩の開きを抑えて中々、いいバッティングだったぞ。

試合は2-10で大敗。

まだ、対戦一回りしていないけ、他球団に差を付けんでもええじゃろ。

明日は、田口を良く打っているあのバカが登録可能じゃが、東京には来ているのか?

明日は、昨シーズンは抑えられたが、通算で田口を打っているカントリーも先発で出てくるだろうしな。

打ち崩してもらいたいね。

試合の詳細

菅野は、ノーワインドアップから、右股関節を内旋してからステップし、フィニッシュで三塁側に重心が残る。

アウトハイ(田中広輔から見れば、インハイ)に150キロのストレートが外れる。

8球目、菅野は、右足踵に重心をかけ、骨盤の高さまで左膝を上げる。

右股関節を内旋してから、ほとんど左膝を内入れせずに、「く」の字を作ってステップ。

テイクバックのときに右肩がやや上がる。

右肘をつまみ上げてからトップを作る過程で、右股関節、腸腰筋共に外旋していないが、左肩が開く。

左膝と左肘が並進しない。

右肘のコッキングの角度は、スリークウォーターに近いオーバースロー。

リリース直後にやや右肩が凹む。

インコースのベルトの高さのスライダー135キロが外れて田中広輔に四球を与える。

菅野は、セットポジションから、真ん中高目の141キロシュートを投げ、菊池が左足の拇指球に重心をかけてバントで送る。

ここで、昨年は、菅野に抑えられた丸。

丸がヒッチして上げる打法で、真ん中151キロのストレートを右肘でバットをハットを掃ってセンター前安打。

二走田中広輔が生還し、ボールはセカンドに返ってきただけ。

広島1-0巨人。

菅野も右肘をつまみ上げたときに左肩がわずかに開いているが誤差のレベル。

右股関節も腸腰筋も外旋しておらず、骨盤を打者に隠している。

左内転筋を伸ばして右腕を内旋しているが、フィニッシュで左膝の壁が崩れた。

松山は、ステイバックのときに頭が前に出され、アウトコースのベルトの高さの139キロのカットボールを打って、一ゴロ。

岡本が一塁ベースを踏んで、挟殺プレーで丸がタッチアウトで併殺完成。

1回裏、野村は、初球、ワインドアップから右股関節を内旋してから左膝「く」の字を作ってステップ。

三塁側に重心が残る。

野村は、ワインドアップから右股関節を内旋してから左膝「く」の字を作ってステップ。

カットボール138キロがアウトローに外れる。

野村は、2球目、ワインドアップから右股関節を内旋してから左膝「く」の字を作ってステップ。

右肘をつまみ上げたときに左肩、左膝が開く。

頭が回転軸から外れ、ボールを持つ手と頭の距離が離れる。

フィニッシュで右足を一塁側にターン。

三塁側に重心が残る。

坂本は、真ん中129キロのスライダーをグリップ先行のインサイドアウトでヘッドを残してスイングし、ボールをこすってボールの下にバットをくぐらせてセンターオーバーの三塁打。

吉川は、インコースのベルトの高さのチェンジアップを頭を後ろの骨盤に乗せてステイバックしてから、壁を作って一、二塁間へ打つ。

安部は、逆シングルでグラブを出すが、捕球できずに、広島1-1巨人。

ゲレーロは、真ん中シュート138キロを打って左直。

打者マギーのカウント1-0から、野村が真ん中低目にチェンジアップを投げたときに、吉川が二盗。

ボールが逸れてセンターへ抜ける間に、吉川は三塁へ進塁。

マギーが真ん中シュートをヘッドを残してセンター前安打。

広島1-2巨人

野村は、骨盤が三塁側に滑り、トップを作る過程で、右股関節が外旋し、左肩左膝が割れる。

岡本が真ん中132キロのスライダーをレフトスタンドに本塁打。

岡本は、左肩が開き、スパイクの外側に重心を移し、骨盤を三塁側にズラすのが、右肘の出よりも先行しているが、頭が後ろの骨盤の上に乗っているので、本塁打になったが、上体がそっくり返っていないので、瞬発力がボールに伝わらない。

広島1-4巨人。

中井も岡本と同じく後ろの骨盤の上に頭が乗っているが、上体が反っている。

しかし、左膝の開きは岡本に比べ早くなければ、大きくもない。

中井の方が厳しいコースなんだけど、岡本の方が早く開いている。

岡本の方は、着地したときに振り下ろし始めているので、始動の遅れを急ピッチで調節しているということ。

亀井は、アウトローのカットボール138キロを打って二ゴロ。

中井は、インコースのベルトの高さの136キロのシュートをレフトスタンドに本塁打。

広島1-5巨人。

野村は、右股関節、腸腰筋の外旋が右肘の出よりも早く、回転軸から頭が外れ、頭とリリースポイントの距離が離れていた。

小林は、アウトコースのベルトの高さの真っすぐ143キロを打って投ゴロ。

2回表

菅野は、右肘をつまみ上げたときに左肩、左膝が開かないが、フィニッシュで左膝の壁が崩れ、三塁側に重心が残り、手だけで内旋している。

安部がインローのストレート147キロをステイバックのときに頭が前に出されながら、左肘先行のインサイドアウトで振って中前安打。

西川は、アウトロー135キロのツーシームの縦のスライダーにヘッドが返り空振り三振。

堂林は、アウトロー137キロのカットボールを空振り三振。

會澤は、インハイ146キロのストレートを一邪飛。

3回表

野村がアウトロー136キロのカットボールを空振り三振

田中広輔が真ん中のハードカーブ131キロを見逃し三振。

菊池が壁を作って140キロのアウトハイのカットボールを打って左前安打。

丸は、左足が一塁側に後退する踵体重で真ん中高目133キロのスライダーを空振り三振。

4回裏

亀井は、アウトハイのカットボール138キロを打って捕邪飛。

中井は、アウトコースのベルトの高さの138キロのカットボールを打って三ゴロ。

野村は、右肘をつまみ上げたときに、左肩、左膝が開き、右肘が伸びる。

回転軸から頭が外れ、アウトハイの143キロのストレートを小林がヘッドを残して打つ。

菊池は、小林の放った打球を逆シングルで捕って、すぐに一塁側に向きを変え、右腕のトップを作って送球してアウト。

5回表

堂林は、菅野のワンシームを打ってバットが折れ、二ゴロ。

會澤は、真ん中低目のストレート149キロにヘッドを残して打つが、体が前に出され、二ゴロ。

野村は、真ん中のストレートを体が前に出されながら、左肘でバットを掃って三遊間を破る安打。

菅野は、右肘の出が遅れ、打者の正面に胸が向いた。

菅野が珍しく右足を一塁側にターンさせてインコースのベルトの高さ149キロのストレートで田中広輔を見逃し三振。

5回裏

野村は、67球目トップを作る過程で、右股関節が外旋し、左肩、左膝が開き、右膝、骨盤が沈み、頭が前に出される。

菅野に真ん中高目のストレートをトップの角度をキープして両肘で逆三角形を作ってレフトのライン寄りに二塁打を打たれる。

野村は、71球目、右肘をつまみ上げたときに左肩が開く。

坂本は、アウトコースのベルトの高さの真っすぐをヘッドを残してライト前に落ちる安打。

無死一、三塁。

野村は、72球目、トップを作る過程で右股関節が外旋し、左肩が左膝が開く。

股関節と腸腰筋の内旋、外旋によって生み出される瞬発力が最も伝わる飛ぶコースにカーブを投げる。

吉川は、アウトロー(吉川から見ればインロー)頭を後ろの骨盤に乗せてステイバックして左肘先行のインサイドアウトでスイング。

内野からの球種のサインによる守備位置の指示だろうが、ライン際に守っていなかった堂林は、ライトスタンド側を向いて打球を追う。

広島1-6巨人

野村は、76球目、右肘をつまみ上げたときに左肩、左膝が開くが、ゲレーロは体が前に出されてアウトローのカットボールを投ゴロ。

一塁送球で、二死二塁。

野村は、79球目、右肘をつまみ上げたときに左肩が開く。

マギーは、まんなかシュートを後ろの骨盤の上に頭が乗って上体が反らず、ステイバックができて、両肘で逆三角形を作ってレフトスタンドに本塁打。

野村は、右足の踵に重心をかけ、上体が反る。

右股関節を内旋して左肘を内入れして「く」の字を作ってヒップファーストでステップするが、右肘をつまみ上げたときに左肩、左膝が開き、回転軸から頭が外れ、右肘が伸びる。

インハイに136キロのシュートが外れ、四球を与える。

野村は、右肘をつまみ上げたときに左肩が開くが、亀井がインロー137キロのひシュートを打つが、予め二塁ベース付近を守っていた田中広輔が捕球し、一塁送球でアウト。

野村は、5回 85球 打者24人 被安打7 被本塁打3 奪三振1 与死球1 8失点(自責6)。

6回~9回

6回表

菊池がインコースのベルトの高さのワンシーム146キロを右肘先行のインサイドアウトでスイングし、レフト前安打。

菅野は右肘をつまみ上げたときに左肩、左膝が開く。

丸は、左肘先行のインサイドアウトで肋骨の周辺にバットを通過させてライト前安打。

無死一、三塁。

菅野は、右肩がリリース直後に凹んで138キロがアウトローでワンバウンド。

松山は、ステイバックのときに頭が前に出され、空振り三振。

菅野は、トップを作ったときに、左肩、左膝が開く。

しかし、安部は、真ん中高目のスライダー135キロを空振り三振。

菅野は、トップを作る過程で、左肩、左膝が開くが、胸の張りを大きくして、回転軸を一塁側に傾け、右腕のトップの位置を高くするが、頭が回転軸から外れる。

西川も後ろの骨盤の上に頭が乗ってステイバックできていたが、両膝が前に出され、真ん中低目ワンバウンドしたフォークを空振り三振。

6回裏、藪田が登板。

藪田は、145キロのインハイ真っすぐで中井を遊ゴロ。

フィニッシュで右足を一塁側にターンするのを途中でやめる。

藪田は、右足踵に重心をかけ、右股関節を内旋して左膝を内入れして「く」の字を作ってヒップファーストでスライドステップ。

トップを作る過程で、胸の張りを大きくして回転軸を一塁側に傾ける。

左肩が開くが、右股関節、腸腰筋は外旋していない。

右肘を出しながら左内転筋も伸びていく。

リブダウンもでき、右腕を内旋したときに上体も一塁側に傾く。

左膝を伸ばし、右足を一塁側にターンさせる。

小林を真ん中低目の148キロのストレートで投ゴロ。

菅野をアウトロー145キロのストレートで見逃し三振。

7回表、菅野は、トップを作ったときに、左膝が開き、右肘が伸びて、133キロのスライダーがインハイに外れて、堂林に四球。

坂倉は、真ん中136キロのカットボールを二飛。

メヒアは、アウトローのスライダー131キロを空振り三振。

田中広輔は、真ん中高目のカーブを打って遊ゴロ。

坂本がベース踏んでアウト。

7回裏、藪田が回跨ぎで登板。

藪田は、右股関節を内旋して左膝を内入れして「く」の字を作ってスライドステップ。

トップを作る過程で、右股関節、腸腰筋は外旋していないが、左肩、左膝が開く。

右腕のトップの位置から下がり、回転軸から頭が外れる。

坂本は、アウトローの144キロのストレートをヘッドを残してライト前に落とす。

藪田は、12球目、右肘をつまみ上げたときに左肩、左膝が開き、頭とリリースポイントの距離が離れる。

吉川は、ステイバックのときに頭が前に出されながらも、右肘でバットを掃い、真ん中低目の135キロのツーシームを右前安打。

一死一、三塁。

藪田は、腸腰筋の外旋が右肘の出に先行し、打者の正面に胸が向き、リリースポイントと頭の距離が離れる。

ゲレーロは、インコースのベルトの高さの135キロのツーシームを右肘先行のインサイドアウトで左肘でバットを掃い、レフト線を破る。

一塁ランナーも還り、広島1-10

遊撃から本塁への送球が逸れる間に、ゲレーロは三塁に走るが、オーバーランでタッチアウト。

藪田は、右股関節を内旋して左膝を内入れして「く」の字を作ってヒップファーストでステップ。

右肘をつまみ上げたときに左肩、左膝が開き、トップを作る過程で右股関節が外旋する。

よって、三塁側に重心が残る。

マギーは、アウトハイ150キロの真っすぐを打って遊ゴロ。

藪田は、2回 25球 打者8人 3安打 2奪三振 2失点(自責同じ)。

8回表

菊池は、真ん中シュートを打って捕邪飛。

丸のところで、菅野は、インハイのストレート149キロが外れ、四球を与える。

菅野は、トップを作ったときに、腸腰筋をも外旋し、トップの角度がオーバースローながら、リリース直後に右肩が凹んで117球目のカットボール137キロをワンバンドさせる。

丸は二塁に進塁する。

松山は、真ん中高目のカットボールを138キロを右肘でバットを掃って打って二遊間を抜ける当たり。

吉川が滑り込みながらフォアハンドで捕球して回転して逆シングルから、テイクバックなしで、手首を立ててスナップスローで一塁アウト。

菅野は、8回 119球 打者32人 6安打 10奪三振 3四球 1失点(自責同じ)。

8回裏、アドゥワ誠が登板。

アドゥワは、139キロのインコースのベルトの高さの真っすぐ系で亀井を二ゴロ。

インハイ122キロのチェンジアップで右飛。

この試合のアドゥワは、三塁側に重心が残る球が多く、真ん中高目のムービングファストボール136キロを小林にヘッドを残して打たれる。

前進した堂林が後逸し二塁打。

アドゥワは、クイックで右股関節の内旋なしでステップ。

トップを作る過程で、左肩が大きく開き、回転軸から頭が外れ、右肘が伸びてトップの位置が下がり、インハイに124キロのチェンジアップが外れ、田中俊太に四球を与える。

アドゥワは、右股関節の内旋なしてスパイクの内側を地面に向け、左くるぶしを本塁側に向けてステップ。

フィニッシュで右足を一塁側にターンさせて、坂本をインコースのベルトの高さのストレートで遊ゴロ。

アドゥワ誠は、1回 24球 打者5人 1安打 1四球 無失点。

9回、美間が真ん中155キロのストレートを中前安打。

堂林は、真ん中高目のストレートを、ステイバックのときに頭が前に出されながらも、グリップ先行のインサイドアウトで振ってセンター前安打。

カミネロは、右足の踵に重心をかけて左膝を内に入れてスライドステップするが、トップを作る過程で左肩、左膝が開き、トップの位置が低い。

坂倉は、アウトハイのストレート154キロを打って二ゴロ。

田中俊太がファンブルで、無死満塁。

メヒアは、アウトコースのベルトの高さの真っすぐ158キロを見逃し三振。

田中広輔は、インコースのベルトの高さの真ん中高目のストレートを空振り三振。

カミネロは、メヒアと田中のところで、左足で弧を描いていた。

下水流が真ん中低目のストレートに体を前に出されて、ボールの下から手首を返し、トップスピンがかかる。

ショートに回った吉川が深いところからワンバウンドで送球するが内野安打。

広島2-10巨人。

丸は、真ん中低目のフォーク144キロを打ってニゴロ。

カミネロは、1回 22球 打者7人 3安打 2奪三振 1失点(自責0)。

広島2-10巨人で、試合終了。

勝利投手 菅野 1勝2敗

敗戦投手 野村 2勝1敗