岡田明丈10勝目を挙げますが、課題は克服することはできませんでしたね。

Last Updated on 2017年12月3日 by wpmaster

岡田は、4回柴田に安打を打たれた後、筒香に対し、40、41球目にトップを作ったときに右肩が下がり、

ボールを引っ掛け、ストレートが低めに外れて四球。

ロペスに対しては、45球目、ステップのときの頭が外れて右肩の上にいつもより広く空間ができ、

腕がフリーになり、ストレートが高めに外れます。

宮﨑に対しても、51球目にトップを作ったときに右肩が下がり、ボールを引っ掛けてアウトローにスライダーが外れて四球。

・333超えの打者がこんなに目線から遠いところを振ってくれるわけがありません。

3連続四球で押し出し。

トップを作ったときに右肩が下がるのは、肩を痛めている投手がする動作。

戸柱の併殺を含め、岡田は、フィニッシュで重心が三塁側に残っています。

肩が限界に達したら、股関節を二塁方向に引き、左膝のタメを作る、

股関節を外旋する、左膝を伸ばす、骨盤を回転して右足を左足の前を通過させるという一連の動作、

特にリリースの際に左膝を伸ばして、肩、肘を上げなければなりません。

岡田は、立ち上がりからテイクバックのときに右肩が下がることがあるので

球数を投げる毎に肩が消耗します。

この動作をなくさない限りは、40球前後で肩の限界が毎試合訪れるでしょう。

岡田は、10勝目が懸かっていますが、この回で降板させてもいいでしょう。

5回、岡田は、スライドステップの際に、左膝で弧を描きます。

体が開き打者の目線とリリースポイントが遠くなるので体感速度が遅くなります。

倉本に本塁打を打たれます。

岡田は、5回75球3失点。

チームの状況から大瀬良、岡田、藪田は3人共、先発で投げていますが、

本当は3人共、リリーフで少ない球数の方が活きるんだよな。

エスコバーはフィニッシュのときに左膝が伸びて腕を内旋し、

左足を右足の前を通過させて三塁側に重心移動しているので、球にキレが高いレベルであります。

2回までに5奪三振を奪います。

しかし、エスコバーは、右膝を曲げてまま一旦静止してステップするので、瞬発力が消耗します。

完全に瞬発力が伝わっているわけではありません。

これでは、球数を放る毎にキレは落ちてくるでしょう。

広島は、4回に西川がアウトハイ真っすぐををヘッドを残して左中間に打ち、先制。

岡田も同じような打ち方で、スライダーを打ち、3-0。

5回には、鈴木誠也がエスコバーのアウトコースベルトの高さのスライダーを

ミート直前にヘッドを遠回りさせてボールの下にバットをくぐらせてバックスピン(上向き回転)をかけて

レフトスタンドへ23号2ラン。

始動が完璧でないとできません。

バティスタが、ど真ん中の真っすぐを、

テイクバックでヘッドを立てますが、トップを作るのが少し遅れます。

しかし、バックスピンをかけてスタンド上段へ。

この回エラーでもう一点入り、7-2。

8回にも菊池のレフト前で加点。

広島は、6~7回をJacksonが回跨ぎで無失点

8回は、一岡が筒香にインハイを右肘で上手く掃われて1点を取られます。

ロペスがショートエラーで出塁し、一、三塁のところで中﨑に交代。

中﨑が宮﨑を二ゴロに打ち取り8回は1点止まり。

広島は、9回にも、エルドレッドが加賀繁のアウトコースベルトの高さのスライダーをヘッドを残し、

手首の返しをこらえてレフトスタンドへ本塁打。

9回は、今村が0から100投法で無失点で締める。

9-4で広島が勝ち。

対戦成績は、広島の9勝8敗でリードとなりました。