対ロッテ3回戦,序盤の大量失点で大敗

Last Updated on 2017年12月9日 by wpmaster

先発は、九里と二木。

初回、清田の安打を松山が2塁返球で刺します。その後、角中にシングル安打が出たので、2塁に走者が残っていれば、先制されるところで、九里は助けられます。

2回表、鈴木誠也が下半身主導の打撃でインハイのストレート系を二塁打。6回にもシュート回転の球をバットを折りながら振り切ってセンター前に打ち、インハイは今季14-4 .286。

安部もライトへ引っ張って2塁打で先制。しかし、磯村がバント失敗し、3塁forced out。二木は、2回まで6安打を打たれますが、追加点が取れず、九里を援護することができませんでした。

2回裏、ナバーロ四球、鈴木大地の二塁打でナバーロは本塁まで行かず、3塁ストップ。江村に対し、インコースを厳しく攻め、ワンバンのスライダーをファウルさせた後、手を出したコースにもう一球、二球続けて使うのはいいのですが(球種はフォーク)、ファウル3塁ランナーのナバーロが本塁へ突入、ゴロでも走れのサインですが、ファウル、11球目は外に投げて三振。

しかし、続く高濱には、フォークが抜けずに甘くなり二塁打で同点。清田にも沈む真っ直ぐ系の球をすくい上げられ、本塁打で2-4。

3回裏、角中に四球、デスパイネがホームランボールをシングル安打で角中は、3塁へは行かず2塁ストップ。井口のレフト前で二塁走者の角中が還り2-5。ナバーロに四球で満塁。

ストライクゾーンに投げた球は、基本的に甘い球ですので、ストライクを要求して打たれたリードをとやかく言うのは結果論になりますが、もう少し、ボール球を使って打たせることを考えてもよかったと思います。

リードは、起用して打たれなければ覚えないので、これからも磯村も會澤も一軍の試合でどんどん起用すればいいと思います。ブロッキング、キャッチング、ブロックは石原が一番上ですが、足で揺さぶられると悪送球するなど脆く、ストライクの入らない投手へのリードは単調になり、リリーフ投手のリードなどは、會澤の方が上手いので、リードに関しては、言われているほど3者に差はないと思います。

投手は、九里から戸田にスイッチ。

鈴木大地の犠飛で1点、二塁走者の井口も3塁へ。江村は、叩きつけずに弾き返して高いバウンドの遊ゴロで井口が還り、ナバーロ二塁へ。高濱が戸田のスライダーをレフト前でナバーロが還り、高濱二塁へ。清田遊ゴロで3アウト。

戸田は、4回裏、加藤をチェンジアップで打たせて取り、ステップしない打法の角中に対し、13球粘られますが、インサイドの真っ直ぐを打たせ2ゴロ。インサイド低目いっぱいで三振。今日の戸田は、指先のかかりが良くなり抜け玉、逆玉が減り、球速も一定してきました。

九里は、2回を投げて68球7安打3四球8失点。悪いときは悪いなりに抑えることが今後の課題だと思います。但し、九里は中継ぎに向くとは思わないので、中継ぎ降格よりは、2軍で先発調整させた方がいいとは思います。

二木は、7回2アウトから、丸2塁打、新井2ランで7回122球9安打2四球4失点。高卒3年目の割には制球が良かったです。一度止まってから投げる投法で、この当たりに攻略の糸口があるのかもしれません。

6回からマウンドは西原。角中には、インハイ肩口の球を安打にされるなど、ロッテ打線に振り切られ、3回71球5失点。

敗戦処理として登録されていおり、イニングさえ食って試合を終わらせてくれればいいので何もいうことはありません。

71球投げているので、ソフトバンク3連戦に投げることは難しく、今日登録抹消されて代わりの敗戦処理の投手が登録されるでしょう。

今回移動日無しなので、68球投げた九里も60球投げた戸田もソフトバンク戦での敗戦処理は難しい。明後日、更に、土生に代えて敗戦処理の投手が登録されると思います。福井(先発)と3日登録の敗戦処理との入れ替えはわかりません。

ロッテは、明日からの三連戦のことを考え、益田を8回にマウンドを送って他の中継ぎ投手の連投を避けます。大量リードしているので、松山にはセーブした141キロを安打されますが(代走天谷)、鈴木誠也のところではギアを入れ150キロ、最後はショートバウンドのスライダーで三振。ファウルはしていません。今季外角低目は、25-5 .200と弱いです。この日4-2、.288 規定打席まで6。日ハム戦中に到達すると思います。

7回からは、セカンド西川、ファースト小窪と、新井は休養ですが、西川のセカンドテストは、このブログでも提案していたこと(大差負けですので、一死一、三塁で三木の二ゴロを一塁アウトでアウトカウントを稼ぎます。)
ロッテも明日からはDHがないので、デスパイネにレフトを守らせて準備をさせます。

この試合のような負けも一敗は1敗。ロースコアの試合をひっくり返されて僅差負けするよりは、ずっと気持ちがいい。笑うしかありません。

この日のヒーローインタビューの一員に加わった江村直、兄は、現在、独立リーグで投げているようです。

負け越したとはいえ、3連敗しなかったので、むしろ、パリーグ1位、2位という難しいカードから先に終えることができるので、最悪でも1勝5敗なわけですから、その後のパリーグ4球団も強く簡単に勝ち越せる相手ではないですが、取れる試合は確実に取っていって欲しいです。

[追記]

ホークス3連戦は、東浜、千賀、武田翔の予想。何れも昨季対戦無し。

東浜は、ツーシームが武器の九里のような投手。ロッテ戦以外は防御率3点後半であるが、昨年に比べ、格段に球速が上がり、whip0.79と走者を出しておらず、簡単にはいかないと思われますが、先制、中押し、駄目押しと点を取って、優れたホークス救援陣を出させない展開に持ち込めるかどうか。

東浜、武田翔は、真っ直ぐ系を待って、小さく動く球を捕らえるか。

千賀は、フォーク、スライダーが武器で今季から先発に回り、安定してQSを残しています。

千賀に対しては、広島打線は、リーチの長いエルドレッド、悪球打ちの菊池、インローの強い鈴木以外は、いかに低目を捨てていくか。2、3戦目は、先発が早い回で試合を壊さないかだと思います。