2016カープ打線はいかにして点を取るか。其の壱ー初回編。

Last Updated on 2022年4月2日 by wpmaster

お世話になります。

皆様方のブログには何度かコメントさせて頂きましたが、当方の拙い長文を読んでご返事を下さったブログの管理者の方々にはこの場を借りて御礼申し上げます。

他の方が書いた記事にコメントしてばかりでしたので、私如き素人が、あれこれ言うのはプロの選手の方々には失礼に当たるのですが、今回、初めて問題提起して記事を書いてみることにしました。

2015年、前田、大瀬良、福井、野村に、黒田が復帰し、Kris Johnsonが加入した先発陣は厚くなりましたが、大勝僅差負けの打線については、いかなる対策を立てて臨むのか、オープン戦の試合数も12球団最少ということもあり、攻撃面については不透明なままで、加えてエルドレッドは膝の故障で6月前半まで復帰できないということで、問題山積のまま開幕を迎えることとなり、流石に優勝は難しいだろうと見ていました。

蓋を開けてみれば、打線全体が貧打に陥り、最下位スタート。シアーホルツの加入、エルドレッドの復帰により打線が繋がりかけましたが、シアーホルツの故障離脱後は、再び貧打線に逆戻りし、4位に終わりました。

オフの補強状況からして、来季も先発投手を3~4点差をつけて楽に投げさせる野球をすることは困難である。

たとえ、今後、自由契約選手、FA,トレードによる補強や外国人選手を補強したとしても、8-7で勝つ野球はして欲しく無い。

前田、黒田、木村が退団した場合の支配下選手登録の残り4枠も投手3、野手1又は残り4枠全て投手を補強してもいいとすら思っています。

各球団のエース球や好投手からは、ホームランでは点が取れません。連打を重ねて得点することも困難です。

接戦に強くなければ、優勝はおろかAクラスにも入れません。

ホームランに頼らず、いかにして点を取っていくか、その手段、プロセスを今回は、ゲームの初回限定で、素人ながら考えてみました。

オーダーは、一番から四番まで足の速い選手を並べてダブルプレーを簡単に取られなくし、外野に穴を作らないということで下記のオーダーにしてみました。

たとえ好投手と雖も、立ち上がりは苦手な投手が多い。バントを多用して簡単に1アウトを取らせたくない。

セーフティーバントは、振り切って安打にすることができないからするのであって、相手投手は冷静に処理してきっちりアウトが計算できる。

作戦A

①一番レフト丸が四球で出塁。

 

②二番セカンド菊池は、初球は見逃し(現代野球では四球の後の初球にストレートでストライクを取ってこない)。

 

2球目で外野フライを打ち、丸がタッチアップで二塁へ(一死二塁)。

外野フライで、相手チームの外野手が緩慢な返球やカットプレーをしたら三塁、場合によってはホームへ。

外野を破れば丸はホームイン(無死二塁)。

 

②三番センター野間がピッチャー返し。

 

外野に抜ければ、二塁から丸(一死二塁の場合)又は菊池(無死二塁の場合)がホームイン。

セカンドゴロなら、丸(一死二塁の場合)又は菊池(無死二塁の場合)は、三塁へ。

外野にフライを打ち上げてしまったら、二塁走者は、タッチアップで三塁へ(二死三塁又は一死三塁)

外野フライで、相手の外野手が緩慢な返球、カットプレーをしたら、本塁へ還る。

 

④四番ライト鈴木誠也が、右方向へゴロを打つ。
セカンドゴロ又は一塁ゴロの場合、アウトカウントが一死であれば、三塁走者はホームに還る(二死走者無し)(記録は内野安打)

ライト前ヒットなら、二死三塁の場合でも点が入る。

ライトにフライを打ち上げたら、アウトカウントが一死であれば、タッチアップで三塁走者がホームに還る(二死走者無し)。

 

⑤5番ファーストエルドレッド

 

二死走者無しの場合、ホームランか三振して球数を投げさせる。

 

作戦B

①一番レフト丸が、カウント0-3(ノースリー)になれば、100%ストライクを投げてくる。

0-3から甘い球を逃さず、安打で出塁(又は本塁打)。

②二番セカンド菊池が右方向へエンドラン。安打の場合、一死ランナー三塁(外野が緩慢な動きを見せたらホームへ)
ゴロの場合、一塁ランナー二塁へ(打球処理がもたついていたら三塁位へ)(一死二塁)

又は二塁走者アウト(一死一塁)

 

③三番センター野間が、引っ張って右方向へゴロを打つ。
一死二塁の場合で内野ゴロ⇒二塁にランナーが残っていたら、内野ゴロで三塁へ(二死三塁)。

一死一塁で内野ゴロ⇒一二塁へ(二死二塁)

ライト前安打⇒二塁ランナーはホームへ還る。打者走者は二塁、打球処理やバックホームが緩慢であれば、三塁へ(一死二塁or一死三塁)。
本塁送球又は(及び)二塁への送球が逸れたら、打者走者もホームへ還る。

 

④四番ライト鈴木誠也

一死三塁のケース⇒右方向へゴロを打つ。or犠牲フライ。三塁走者ホームへ還る(二死走者無し)

二死二塁の場合⇒追い込まれたら軽打且つ振り切って、一二塁間、二遊間、三遊間、ライト線、レフト線の内の広く開けて守って

いる所にシングルヒットで1点。

※二塁走者は、暴投、捕逸があったら、ホームに還る。

作戦C

①一レフト番丸が四球で出塁。

②二番セカンド菊池の時、丸が盗塁。菊池はセンター返しのヒット又右方向へのヒットで1点。バックホームの間に打者走者は二塁へ(無死二塁)。

 

外野手、内野手又は捕手が緩慢なプレーをしたら、打者走者も、三塁、場合によってはホームへ。

右方向のゴロでも三塁へ(一死三塁)。

 

③三番センター野間が引っ張って右方向へゴロを打つ。

無死二塁⇒二塁走者は三塁へ(一死三塁)。
三塁⇒ホームに生還。
一死三塁⇒ホームに生還(二死二塁)。

外野に抜ければ、二塁走者はホームに生還(一死二塁又は二死二塁)

緩慢な守備を見せたら打者走者も三塁、場合によってはホームへ。

④四番ライト鈴木誠也
一死二塁から右方向乃至は、センター方向へゴロを打つ(二死三塁)

外野に抜ければ、二塁ランナー生還(一死二塁or三塁or打者走者もホームへ還る)。

ライト又はセンターフライになれば、二塁ランナータッチアップで三塁、

外野がもたついたり、緩慢な送球を見せたらタッチアップでホームへ。

 

二死二塁⇒シングルヒットでエルドレッドに繋ぐ。

※暴投、捕逸があったら、二塁走者はホームに還る。

 

⑤5番ファーストエルドレッド

一死三塁⇒犠牲フライを打つ。右方向へのゴロだとダブルプレーになるので。

二死三塁⇒ホームランか三振。
上記に挙げた作戦は、ほんの数例です。

他に採り得る作戦案があれば教えて下さい。

忌憚のない御意見お待ちしております。

[追記]

誠に申し訳ないですが、下から3行目、エルドレッドが~「全く打てなくなかった」(誤)⇒「全く打てなかった」(正)に訂正させて頂きます。

[追記]

確かに、当ブログで提示した打線では、打力は落ちます。3点がMaxでしょう。タイトルを補足するなら、カープの貧打線がいかに点を取って少ない点を守りきるかということになると思います。

カープのような貧打のチームは、先に1点を取ってリードを守ることにより、相手チームは勝ち継投の投手を投げさせてこなくなる。力の落ちた中継投手から追加点を取れればということで、1-0、2-1又は3-2で勝つか0-0、1-1、2-2で引き分けを稼ぐ野球が必要となってくると思います。

ホームラン20本前後打ち得る打者は、丸、エルドレッド、會澤と3人いれば十分です。鈴木誠也はフル出場して良くて.290 18本67打点、悪ければ.230~.250 12本45打点位かもしれませんが我慢してフルで起用して欲しいところ。主砲がいるのは、ヤクルトとDeNAだけです。巨人、阪神にもいませんがBクラスにはなっていません。
ヤクルトは、交流戦でパリーグに歯が立たなかったこと、優勝ラインが下がり優勝しましたが、前年までは2年連続最下位、先発は、石川、小川、館山しかいません。来年Bクラスも普通に有り得ます。

小刻みな継投で代打を頻繁に出す関係上、補強するなら投手優先となると思います。
代打は、新井、小窪、梵、岩本と揃っています。一塁が三人いれば、新井を投手の代打に出して、エルドレッドに代走を出しても、岩本(一塁守備はチーム一)が残っています。

野間や鈴木誠也が打たなくとも、チームが負け続けていない限りは、当記事で述べた打席で行って欲しいと個人的には思います。

チームが10連敗以上し、又は3位のチームから大きく離されつつあるケースで、野間が売り物の守備走塁で大きなミスをしてそれがチーム低迷の原因になっているようでしたら、三番レフト松山、一番センター丸or三番ショート田中、六番センター赤松も考えなければならないと思います。

エルドレッドが2014年8月のように全く打てなくなかった場合には、エルドレッドを登録抹消してロサリオを二軍から上げて、三番レフトロサリオ、五番ファースト新井も考えなければならないでしょう。