10/07/2020広島2-3中日,広島打線トータル4安打

Last Updated on 2020年7月12日 by wpmaster

守り勝つ野球をするなら、まず守るもの、すなわち、リードを産み出さないといけない。
回転半径を狭めてスイングしないと四球は取れない。このような打者を毎試合1回必ず無走者で立たせる野球は愚策である。よって、最も四球が取れる打者を4番に置く。捕手は、一~三番にヘッドが届かないボール球を投げさせるということはしない。一~三番打者は、ワンストライドを狭めてワンバウンド以外を振っていかないといけない。
順方向に内野の頭を越す安打を打てることが望ましい。逆方向の長打に洗脳された監督でも、右打者がレフト前ヒットを打って怒られることはありません。
差されて順方向、逆方向、バックネット方向へのフライは、引き付け切れなくてもインサイドアウトで振れているから構わないのである。高目のクソボールを振って三振はOK。ワンバンを振っての三振、スイングできずに三振、ファウルを含めたボテボテのゴロ、合わせただけのフライが最悪です。前肩が背骨の方に入ってしまい、全く引き付けられていない、ストライドが広いからである。ヘッドを残してスイングすれば、ファウルにはなりません。
ファウルを連発するということは、コーナーピッチングしているのと同じです。ストライドはフィニッシュのときの両足の間隔ではありません。
前肩と前足、骨盤の稼働域すなわちストライドが広いので、へばります。投手と打者の対戦では、ストライドが広い方が負けます。少ない肉体の負荷、労働量で最大のサービスを産み出すことが必要です。

リードを守ることは、ブルペンで準備させる投手の数を増やすことでもありません。選手をベンチやブルペンに閉じ込めたり、プレーに制約を加えることではありません。バントを用いるとビハインドからリードまで持っていかれない。僅差の試合のリードこそ追加点が必要だ。5番がシングルヒットしか打てないようでは、点差を広げられない。
私は、ピレラは、5番にしろ、松山は代打一本、メヒアは、一軍で使うな、二軍に落せ、菊池涼介もスイング次第ではスタメンから外せという立場を試合前から採っています。
ピレラは、三塁線の打球へのカヴァーリングは、野間、松山より速く、赤松よりわずかに遅い。前肩も打球の軌道とスクエアにしており、赤松と同程度に返球できている。※赤松は守備範囲は広かった。しかし、赤松は、送球のとき、宇草ほどではないが、右肘のスクラッチが足りず、送球は上手くなかった。
堂林とピレラの守備は、どちらが一塁でどちらが左翼でも構わない。
私であれば、三塁三好、遊撃上本、二塁安部、左翼ピレラ、一塁堂林、中堅西川を起用する。
西川は、右股関節、両膝の状態がプレーすることが無理なら、長野で妥協するしかない。
野間は、打撃においても守備においても、後ろの股間接の外旋運動ができていない。一歩前に出てから三塁側に背を向け、一塁側に背を向け代えて捕球する。
しかし、朝山と高は、メヒアを三塁、菊池涼介を二塁でスタメン起用しました。

フランスアは、クイックで左足踵を着地し終わる前に右足踵で地面を蹴る。左腕前腕部を回内して左肘を落として左肘を担ぐのは差し支えない。しかし、左足小指球に体重がかかり、左足踵が離れる。左股関節の外旋が解け、右足甲が出ていから押手の肘が出ている。
ビシエドに本塁打を打たれた。
この試合に関しては、大瀬良、塹江、菊池保則、フランスアの4人でトータル3点しか取られていません。敗因は、打線です。

大野雄大のピッチングvs広島打線

大瀬良は、従来から変わらず、右足踵体重から右足股関節のタメがない手投げでリリースの瞬間、右腕上腕部をが凹む手投げです。
中日の打者で、ヒッチ主導の打者は、周平、福田永将、平田ですが、福田永将、平田はスタメンで出ていません。それ以外の打者は、ヒッチはしても前膝主導で、ストライドが広がっています。しかし、広島の選手ほど前肩が背骨の方に入らない。
投手は、低目に投げるとき、後ろの股関節の外旋を解いてから、ストライドを広げ、腰を落とし、押手の肘を出します。指先をしならせず、投球腕の前腕部の加速距離を短くして投げます。高目に投げるよりもシュート回転が大きくなり、ボールが失速します。
4回表、長野は、47球目、右打者のインローのスライダーに割れを作ってからスイング、ヘッドをボールの外側に引っ掛けて三遊間を破る安打を打ちます。
この試合の鈴木誠也は、全ての打席において、割れがありません。ボールの外側’投手寄り)、ボールの内側(捕手寄り)を打っても、ヘッドがしなりません。
左膝を上げるのは骨盤よりも下ですが、手首を落とすのが遅れ、左膝主導で始動し、始動が遅れています。
鈴木誠也は、49球目、バックネット方向への打球にスライス回転がかかります。これはインサイドアウトでスイングスイングできています。
大野雄大は、50球目、セットポジションから、右足小指球で地面を蹴ってから、右足踵に体重がかかり、鈍いベース方向にヘッドステイバック。その後に投球肩を下げます。前膝を落とします。前膝は上げたときからわずかに背骨の方に入ります。右臀部→右足爪先右膝の順に出て行きます。日本の従来の指導者からすれば〇ですが、私見では、右膝→右足つま先→右足踵の順で最後に臀部を開く。
大野雄大は、左肘を逆Lにしたときまで、左足が踵体重になります。左肩関節の外転のときに左足小指球に体重がかかり、左足踵が地面を離れCアーチが崩れます。リリースの前に右膝で地面を蹴って右足首を背屈させ、リリースの瞬間、右膝が突っ張りますが、左腕上腕部が凹みます。スライダーをアウトロー(右打者のインロー)に、ワンバウンドさせます。
鈴木誠也は、左膝を上げたときは、右足親指が投手方向を向きますが、右股関節を外旋して右足つま先を捕手方向に向きをかえ、両足をシャッフルして後ろ足に体重を残しません。ストライドが広がらないので、振りません。
52球目の右打者のインローのボールにも、両股関節が前に出ていかず、ストライドが広がりません。前足を踏み込まず腰を三塁側に引きます。これも〇
しかし、54球目、右打者のインローよりも背骨、手首に近いインコースベルトの高さのボールの軌道に対しては、左足と共に右の股関節が前に出ていきます。
堂林は、何れの打席も前肩が背骨の方に入って、前肩、ガイドハンド肘の順に出ていくドアスイングです。
會澤は、堂林ほど前肩が背骨の方に入りませんが、右足のスパイクの内側でエッジをかけているので、ストライドが広がり、前肩、ガイドハンドの肘の順に出て行きます。
菊池涼介、メヒアは、堂林より更に酷いドアスングです。
メヒアは、左前安打を打ったときもドアスイングであるが故、右手首が伸びて右手首を左手首に被せて打っています。
野球においては、待って捕る=遅れるではありません。
速い打球は待って捕る。緩い打球は前進して取る。しかし、緩い打球又は投球に対して前進して捕るを遅れます。前進すると先にガイドハンドより先に後ろの股関節の外旋が解けるからです。
長野は、前の試合で三振したときから右足踵が三塁側に滑ってはいないが、右足が踵体重になっている。左足と同期して手首がロールダウンしている。左膝主導で始動している。
上本は、引手主導でスイングしていますが、前肩が前後左右に動かないので、押手の肘が左股関節の前に出ています。堂林、會澤、メヒア、菊池涼介の4人よりは益しです。
ピレラは、ボールの内側を打ってしまったときも、ストライドが狭いので、押手の肘、前肩の順に動いています。全ての打席で押手の肘が左の股関節より前に出ています。右翼塀直撃のときもヘッドアップして凡打のときも全て差されてします。全て打球がスライス回転しています。
遅れてはいけないのは、ガイドハンドの肘です。ガイドラインの肘が後ろの股関節の外旋の解除に遅れてはいけない。後ろの股関節の外旋は遅らせないといけない。後ろの股関節の外旋を、押手の肘が推進してから解くと、押手の肘が前の股関節より前に出る。リリースの瞬間(投球腕の前腕部の回内)のとき、両股関節をぶつける間ができる。カープ打線の中で最もまともに振れています。

菊池保則のフィールディング、上本崇司の捕球

9回裏、無死一塁、京田は、インハイ(左打者のアウトハイ)をバントする。
菊池保則は、打球の軌道と前肩をスコエアにする。右打席に入ったときと同じシチュエーションを作ります。これはOK。しかし、腰を落として相撲の鉄砲のような恰好で、両手で捕球します。日本では、野球指導者に、この鉄砲のような恰好で、指導者又は他の部員が素手で転がした緩いゴロを両手で捕る練習をさせられます。私もさせられました。両手で捕ると、まず、後ろの股関節を解きます。この場合のガイドハンドは右手ですが、右の肘より先に投球肩と両手が先に出ます。すなわち、左膝を推進し、右足股関節を外旋したとき、後ろ足に体重が残っているのです。ガイドハンド、引手主導で、ドアスイングでスイングするのとイコールです。
腰を落として両肘を伸ばして捕球すると両肘を往復しないと投球肘をつまみ上げられません。引手の肘を後ろに引くと前肩が内に入ります。投球肘をつまみ上げるのが後ろの股関節の外旋が解けるのよりも遅れます。前肩を開かないと押手の肘が出て行きません。腰を落とさずに待って捕れば、両肘を往復する必要はありません。菊池保則は、右手(素手)で捕球するか左手をバックハンドで捕るが正解です。
PLでは、打球の軌道の正面に腰を落として両手を伸ばして捕らされますが、桑田真澄は、バントを素手でフォアハンド又はバックハンドで捕球していた記憶があります。
菊池保則は、一瞬、スパイクの外側に体重をかけますが、後ろの股関節で地面を真後ろに蹴る間ができません。ストライドが広がります。前足を踏み込むと前肩を推進しないと投球肘が出て行きません。右肘でスクラッチする間ができないので、投球がドアスイングになります。菊池保則は、サイドハンドで二塁ベースに投げます。
菊池保則がした送球は、二塁ベースの右側(一塁寄り)のラインでハーフバウンドとなります。
日本の従来の指導者からすれば、菊池保則はフィールディングは上手いということになるのでしょうが、私は上手いとは思いません。
ハーフバウンドは、打撃で言うと、インコースベルトの高さのボールと同じで、ショートバウンドよりも背骨、手首の近くに跳ねるので、後ろの股関節を外旋する間が短いのでガイドハンドでボールを捕まえにくい。回転半径を狭くしないとガイドハンドの前腕部~手首が加速しないので捕まえられません。
ストライドを広げたり、一歩前に出れば、更に、ボールの軌道と背骨、手首の距離が近付きます。下半身の移動距離が長くなればなるほど、後ろの股関節の外旋を解くのを早くしなければならず、ガイドハンドの前腕部~手首の加速距離が短くなります。骨盤の回転半径が広くなればなるほどガイドハンドの前腕部~手首の加速距離、稼働域、加速距離は短くなります。投球腕の前腕部を回内し、指先がしならすことができないので、すなわち波動が作れず、脱力できない。2回目の投球腕の回内のときに指先でボールをインサイドアウトで縦に擦れない。ボールのインサイドしか擦れないとインローにワンバウンドさせます。打撃で言うところのボールの内側を撫でる合わせただけの打撃です。手首が寝てからボールの外側を擦るとアウトローにワンバウンドさせる。
上本は、二塁ベースと前肩をスクエアにして右打席と同じシチュエーションを作ります。これは正解です。何故なら、送球の正面に入るということは、前肩を開いてガイドハンドでボールを捕まえるということです。これだと送球を捕まえることはできません。送球の正面に入って腹で前に落したら、井領の足がベースに振れる前にタッチできません。
上本がハーフバウンドをバックハンドで捕球したのは間違いではない。
しかし、ストライドを広げて左手を伸ばしている。左手を伸ばすと、引手主導でドアスイングをするのとイコールになります。打球を引き付けて捕らないから、後ろの股関節を外旋し右肘でスクラッチ、手首をダウンスイング→グラブを着地する間ができない。押手主導でV字スイングができないのです。故にタッチが遅れる。
右足のスパイクの外側で二塁ベースの右側に触れ、右足を伸ばして井領にタッチします。ストライドが広がり腰が落ちます。右股関節の外旋を解いて左手を伸ばすと、引手主導でドアスイングをするのとイコールになります。左足の推進より、両肘が推進するのが遅れます。
上本は、捕球したら、右足をシャッフルする、すなわち右股関節で地面を真後ろに蹴ってストライドを狭め、井領を待って井領の右足の外踝にタッチ、それと同期してすぐにベースから右足を離さければいけません。
上本のミスは、捕球の過程でストライドが広がったことです。しかし、どちらのミスが大きいかと言われれば、菊池保則のミスの方が大きいでしょう。

長野は、打球の軌道の正面に入ってから、すなわち、前肩を開いてガイドハンドでボールを捕まえているから、ガイドハンドの手首で打球の軌道との距離を把握できない。スライディングする。

総括

選手は、日本の指導者による改造に従順でそれに抵抗しない。忠実に守る。しかも、作り替えられた動作は、動作の数が増えて肉体に負荷がかかる。投球や打球に振り遅れる。12球団のどのチームの選手にもこれは当てはまるが、広島の選手は、特にこれが酷い。
だから勝てないのだ。ボールを目でよく見ろという唯心論に基づいて野球の動きを改造すると野球が下手くそになるのである。にもかかわらず、高目は、目線との距離が近いから外角高目は打ちにくい、外角低めは目線から遠いから打ちにくいという文章までリリースされているのだ。
アウトハイはインハイより背骨~手首との間隔が長いからインハイよりは打ちやすいが、インローよりは難しいのである。これは、ハーフバウンドとショートバウンドの関係と同じである。打撃、投球、捕球、走塁全てが相互に関係があるのである。
フィクションされた経済関係に基づく無償労働に抵抗して、動作を削って肉体の負荷を解く。それで肉体の稼働させサービスを向上させ、実体を作ることに成功させないと、無識者の指導を止めることができないのだ。負け続けるスパンを短くし勝たなければ、後進を洗脳できない。負け続けた奴に後進を洗脳できないのだ。