第6戦4-10で敗れ、今シーズン閉幕となりました。

Last Updated on 2019年6月25日 by wpmaster

昨日、日本シリーズは、日本ハムの4勝2敗で日本ハムの優勝が決まりましたが、ブログを書く側にとっても学ぶところが多い試合でしたので、

少しでも野球の面白さがわかっていただけるかわかりませんが、

いつもどおり、試合における技術面のみの、全く感情のこもっていない記事を書きます。

第6戦の先発は、野村と増井。

野村は、左足を骨盤よりやや高く上げますが、無駄な動きがなく、左足をステップし、軸足の上に頭が乗り、リリース前のラインもでき、左足に体重移動させたときに突っ立ってボールに力を与え、野村から見て外の制球は良かったと思います。

初回、西川に、初球、外低目のボールからボールの138キロ、ツーシームの握りのシュートを左手首の下がりを抑止して右中間に運ばれます。

中島のところで、内野は全員前進守備。

岡のところで、野村祐輔は、バッター方向に右足をプレートから外し、二球三塁牽制を投げます。野村謙二郎の言っている「三塁へ牽制を投げると一塁ランナーはスタート切りにくい」とはどういうことかというと、擬投だと、一塁ランナーが飛び出してくれますが、牽制では、飛び出してくれませんが、裏を返せば、スタート抑止はできます。岡は、引きつけられているので低目のツーシームの握りのスライダーにつられません。石原はインハイを要求、構えよりやや低いですが、岡はバットの細い部分に当て詰まった当たりですが、田中は前にこぼし、先制されます。

2回裏、インから外に逃げる球を松山がグリップを体の近くで回してセンター前安打。

鈴木は、一塁方向にファウル、アナウンサーは、振り遅れと言っていますが、山本浩二も、ステップと同時にバットを出していると指摘していますが、早いです。一方、野村謙二郎はトップの位置が一定しないと言っています。鈴木は、ステップが着地してからバットを始動させるところを、スイングに合わせてステップしています。だから、トップの位置がブレます。野村謙二郎の方が正鵠を得ていると思います。次に増井が151キロの真ん中の真っ直ぐを投げます。少し捕手寄りにポイントを置いてボールとバットの距離を短くして左手主導でレフトに運び、二塁打とします。
4回の第二打席では、真ん中高めの真っ直ぐを左手主導で振ってバットの斜め下に当て深めの二飛球。バットとボールの距離が保ちにくいコースに鍵谷が投げました。

無死ランナー二、三塁。セカンド、ショートは、グラスラインのところ、深めに守っています。ここは、無死ですが、ゴロゴーのケース。

前日の第5戦、小窪が石原のゴロで走らなかったことは、前日のブログでも取り上げましたが、野村謙二郎によるとその点についてミーティングで再確認したとのこと。

小窪は、増井が中指でスライダー回転をかけたフォークでハーフスイング、右手首が返ってスイングを取られて三振。

打者石原のところで、前進守備。バッテリーは、初球ウエスト。

石原の打席で、増井の投げたフォークが、肘の押し込みが強すぎで角度が付いて、スパイクで削られたと思われるホームベース前の窪んだところに当たり、沈まずに、高く跳ね上がり、大野が後逸。広島が同点に追いつきます。

石原は、外の球をバットを内から出して三塁ゴロですが、レアードは、両足が揃ってしまい、トンネルで2-1と逆転。

野村が送って2死、田中が146キロ真っ直ぐをレフトフライ。

4回表、近藤が野村の138キロシュートをライナーで安打。レアードの地面でボールにバックスピンがかかったような打球をベース寄りに守っていた田中広輔がスタートが遅れて前進、胸で止めて前に落としますが、ボールが手につきません。無死一二塁。二塁走者より後ろに飛ばす進塁打を打つことが要求されるケース。

田中賢介が、アウトコース高目の球を引っ張って右中間へ、右中間の飛球をワンバウンドで鈴木が捕球。近藤が本塁生還、鈴木の三塁送球も逸れ、レアードが三塁、田中が二塁に進塁。無死二、三塁。

内野前進守備、大野は三ゴロ、小窪が本塁へ送球、田中が三塁ベースカバー、レアードが三塁に挟まれてタッチアウト。

代打矢野が真ん中低めのチェンジアップを空振り三振で、二死二、三塁。二走大野、三走田中賢介。

西川が真ん中低めのカーブを三塁打で4-2と日本ハムが勝ち越し。二死三塁。野村の球も甘いとまではいきませんが、西川が割れを作って左手首を立てて上手く運びました。

中島がインハイに外れたカットボールで四球。二死、一、三塁。

岡が野村のチェンジアップを打って二飛。

4回裏、鍵谷の新井に最後投げた真っ直ぐ152キロは、やや伸びる初速と終速に差がないと錯覚させる真っ直ぐでした。

5回表、丸がカウント1-0から、ヒッチして上げて、右手主導でサイドスピンをかけて右中間にソロホームランで、3-4。丸は右手主導でも左手主導でも打てます。

6回表、先頭の田中賢介が四球で出塁。5回表同様、上体が突っ込んで一塁側に流れたり、軸足の蹴りが足りずラインから頭がやや外れ、高目に外れたりと制球が定まりませんが、ステップした足が一旦突っ立つので球が浮き上がり、前の手が主導の打者も後ろの手が主導の打者もインパクトに力が伝わらないところに投げて打ち取れています。大野が3バントを決める。ヘーゲンズの沈む球をヘッドを下げてバントし會澤の前で弾む。會澤の腕と大野の背中が接触し、大野が転ぶ。打球処理上、走塁上、止むを得ない。これは、走塁妨害でも守備妨害でもないでしょう。

6回裏、井口から、鈴木が四球を取り、二塁走者を松山から赤松に代えます。無死、一、二塁。

日本ハムの内野は、一塁と三塁がゆっくり前進、セカンド、ショートは、やや深め。小窪は初球見送り。2球目、投前やや一塁寄りの小窪のバントを、井口が三塁よりに向かい、一塁の中田が処理、ショートが三塁ベースカバーに入る、二遊間が空く半ブルドックではなく、三塁に三塁手レアードがベースカバーに入り、ショートが二塁ベースカバー、捕手は、三塁送球を指示しますが、井口はしゃがんで、中田は、一塁ベースカバーに入っていた田中賢介に送球。

全てタッチプレーの無死ニ、三塁のケースを広島は、作ります。

日本ハムは、ショートだけグラスラインで深めに守り、同点まではいいというシフト。

下水流は、追いかけるように打ちますがショートの右を抜けるゴロ、中島が追いつき、本塁には投げられず、同点ですが、一塁に擬投して、三塁へ送球。鈴木誠也は三本間に挟まれますが、捕手大野が転び、タッチできず、鈴木は三塁に戻ります(三塁には中島がベースカバー)。

7回表、今村は、初球から勝負球である、ボールになるフォークや縦のスライダーから入り、真っ直ぐも、足を上げてから無駄な動きなく、ステップしれ、リリースの直前で引っ掛けを作り、下にねじるように腕を振って縦回転をさせ、中田と近藤を計5球で2アウトを取ります。

レアードには、全球フォークで歩かせます。これは、有りです。

田中賢介のところから、ラインから頭が外れるのが早く外に外れ、球に力も入らず、カウント3-1となりますが、フォークで三振。

この日が6連投目で、中田を空振りに取った真っ直ぐは、147キロでしたが、田中賢介の打席でのMaxは、肩が上がらず、しなりが作れず、139キロ。

7回裏、バースは、1死から丸を四球で歩かせます。エルドレッドの初球インローは、コースは、ベース上を、ストライクゾーンの下限である膝の上部を通過、2球目もインコースに入る窮屈なところに投げ、併殺に取ります。

8回表、Jacksonは、杉谷は149キロインハイで遊ゴロ、市川は真ん中148キロをセンターフライ。

西川は、インハイのストレートを左手首の下がりを抑止して軸回転で右に飛球で安打。

初球は、甘い真っ直ぐを投げてはいけないところ。ストレートを外に外します。一塁走者の西川は前足に重心を移動し、逆を突かれた状態での牽制で戻れる距離、始動のスタートを評価します。初球は牽制を投げませんでしたが、それ以降は牽制を交えます。

中島の2球目、インコースは、高さは、ベルトと、ベルトと肩上部の間の中間のラインに収まっているが、コースは、ベース上をギリギリ通過していないボール球ですが、エルドレッドは、審判にクレームをつけます。

ジャクスンは、クイックで軸足の蹴りが足りず、高目のバットを短く握る選手がインパクトに力が伝わるところに外れた145キロアウトハイを中島にセンター前に運ばれますが、西川の前の打球で、センターがチャージしているので、先にスタートを切っていた中島も二塁ストップ。

外低目を打った岡の当たりは、二走西川の後ろの、センター前の浅い安打で丸がチャージして、三塁線を跨いだ本塁寄りのところに送球。

西川は三塁ストップ。 三走西川、二走中島、一走岡の二死満塁。日本ハムは、3安打で1点が取れません。

中田のところで外低目は、上体が突っ込み、スライダーは腕が緩み、中田は、横振りになって肘で押し込めておらず、ラインから頭が外れるのが早くなった、まっすぐ外やや高目を見送り押し出し四球。5-4。

バースは、捕手の構えは低いが、ゾーン内の真ん中高めを内からバットを出し右手で押し込み、センター前安打で6-4。Jacksonは、右肘の押し込みが弱くなっています。

レアードのところで、ジャクスンは、息が上がっています。2球目の外低目のスライダーが外れます。レアードは、ど真ん中135キロのスライダーを左手主導で、後ろの手の手首を立てずにバックスピンをかけ本塁打で10-4。

Jacksonは、降板。

大瀬良は、左打者の外から内に入るカットボール、インコースのストライクからボールになるカットボールを投げ分けて打ち取り、3アウト。重心移動後の軸足である左足が突っ立って打者の近くで曲げることができました。

8回裏、7回から登板したバースは、軸足が突っ立ってボールに力が伝わっていました。鈴木は、バースの139キロ小さく曲がり落ちる、高さが膝元のストライクからボールの際どい高さの、スライダーにハーフスイングで手首が返ってしまい、スイングを取られ今シーズン最終打席は、三振に終わりました。

始動は早くないので、これは、どちらか言うとバースの制球が巧かったが、完全復活することなく2016シーズンは終わりました。

ところで、もう、おまえにそっくりなママンにはLineしたか?

簡単じゃないけど、来季は、打撃三部門の内、どれか一つタイトル獲れよな。

3年続けて数字を残して、調整方法を一任される権利をつかみ取れや。

9回は、大瀬良が、回跨ぎで、カットボールを使い、1イニングを三者凡退に抑えます。

来季は、大瀬良、藪田、一岡、デラバー今回の日本シリーズは4戦に投げたので6,7戦の登板は、あり得なかったが、岡田といったリリーフがどれだけレベルアップできるかだろう。

9回裏、谷元から西川が外の球を右手首の下がりを抑止して右手主導で、ライト前に安打。強打者の打球でした。最後は、菊池がセカンドフライでゲームセット。

[追記]

日本シリーズ終了の日の試合後、マツダスタジアムの室内練習場で鈴木誠也が打撃練習をしていたとのこと、本塁打を打った日でも休まず毎日やっていることなので、やらないわけないですし、別段、採り上げることではないのですが、他球団の選手は、日本シリーズの間も既に猛練習をしているので、広島の選手も乗り遅れてはいけません。