カープのヲサン達、高校生に歯が立たず[1回戦広島0-7ロッテ]

2022ペナントレースは、セリーグのチーム同士の対決は、ひとまず休止し、交流戦が始まる。
どうだ!ワクワクしてきただろ!

カープファンは、佐々木朗希と対戦しないことを喜びます。カープの若手が進歩するよりも、3連覇のとき控えだった現在主力であるドアスインガー、メジャーのインサイドアウトスイングの投手に歯が立たなかったマイナーのドアスインガー、高卒でプロ入りできずに社会人を経てやっとプロ野球選手になれたドアスインガー達が単打で繫ぎ大差で勝つ野球をカープファンは望みます。カープの選手が好きなのではなく、カープの選手を応援している自分が大好きなんでしょうね。

2つのフライングソーサー

投球おいては、2つの円盤を操作するものであると語られます。円盤の一つは、骨盤で、骨盤は股関節の旋回運動によって操作します。その一方で、投球の親指の腹と小指の第二関節で交互にボールを叩いて楕円を描きます。
で、ロッテ先発の石川は、前方の足となる左足は、左足のスパイクの内側の歯を地面に入れて楕円運動を行います。骨盤の楕円運動が横回転になります。一方、投球腕が産み出す楕円運動も横回転です。

  • プレートの3塁側に右足のスパイクの外側を沿わせる。
  • グラブを高く上げる前に両肩を結ぶラインをクローズドスタンスにする

更に、石川は、グラブの位置を上げてから首を一塁側に捻ります。左肩が地面に被さるのを抑えます。
石川は、前者によって、下半身の楕円運動の横回転を抑え、後者によって、投球腕が描く楕円運動が横回転するのを抑えています。よって、親指の腹でボールを叩く前に前肩を開く必要がないので、後ろの肩が残りません。投球の軌道の失速を抑えることができます。
打撃においては、トップを作る前に、ヘッドを立たせる動作を行うのですが、カープ打線は、ヘッドを立たせる間が作れずに、トップポジションに入っていきます。ヘッドのしなりを解いてもヘッドが立たずに、ヘッドが下がっていきます。
解くに、會澤、マクブルーム、坂倉、西川、宇草のように、ヘッドを立たせるまでの間に、首がホームベースの方に入る打者は、前肘が突っ張ります。トップハンドの小指がロックされます。又は、両肩を結ぶラインが真っ直ぐになりません。前肩がホームベースに被さります。ヘッドのしなりを解く前に前肩が開きます。何れにしてもヘッドのしなりを解く前に後の肩が残りません。ヘッドが立てばヘッドは前の股関節より前に出ていきますが、ヘッドが立っていかないので、インコースベルト以上の高さには、振り遅れ、アウトコース全般の投球に対してはヘッドが届きません。
投球においても、トップを作る前に、投球をする方の手の小指を立たせる動作が入ります。
メジャーリーガーは、投球の親指の腹と小指の第二関節で交互にボールを叩いて楕円を描くことができていますが、広島床田は、他の多くのNPB投手と同じく、左肘からつまみ上げていきます。昨季後半から床田は、フォロースルー(小指の第二関節でボールを擦る)で、右股関節をバックすることができるようになりました。それにより、トップスピン(縦回転)の量が増しました。しかし、床田は、右足のスパイクの外側の歯を地面に入れていきますが、現在でも、リリース(ボールを親指の腹で叩く)前に、右の股関節を後ろに戻すことができていません。加えて、この試合、床田は、右足は、スパイクの内側の歯から地面に入れていました。尚更、右の股関節を戻すことができなくなりました。
故に、ドアスイングの松川は、右手の親指のしなりを解くのがギリギリ間に合いますので、床田は松川から空振りが取れず、10球粘られます。松川には、インロー(右打者のアウトロー)に投じたツーシームをセンターに打たれます。
髙部は、オープンスタンスが極端で、且つ、前肩がホームベースに被さります。後ろ肩が残らないドアスイングなので、アウトコースのベルトの上下の投球は、追っ付けて流し打ちができますがインコースのベルトより上の投球は振り遅れます。順方向に引っ張ることができません。髙部は、アウトコースベルトの高さのスライダーを逆方向に打ちます。
捕手は、打者の動きと自身のトップの距離が取れないので、打者の動き全体を感受できません。故に打者の動きの前後関係から配球を組み立てるのが難しいのです。打者のスイングの軌道をフォロースルーの後にフィードバックできるのは投手です。勉強が必要なのは、床田の方です。

ベースランニングのおけるロスの大小が得点差を産み出す

松川のスローイングには全く欠陥がないわけではありません。
野間のベースランニングは、走路が膨らむので、単独スチールを成功させるのが難しい。菊池涼介は、前肩がホームベースの方に被さるので、ランエンドヒットのサインを出して逆方向に打たせると、アウトローを空振りします。よって、バカの一つ覚えのようにバントで送るしか手段がないのです。バントの後、次の打者が放った打球が進塁打となったとしても、2アウトです。次の打者は、フライボールを打って外野飛球になっても犠飛にはなりません。カープファンが大好きな併殺崩れでも得点できません。安打を打たないと得点できません。投手が労働力を再生産できなくなってワンバウンドを投じ、捕手が後逸しないと得点できません。
髙部は、野間ほどは、右の股関節がフロントステップ(外旋)しませんが、全くロスのないベースランニングかというとそうではありません。會澤の捕球の仕方は、背骨の左側で捕球をするので、左肘、左肩を右肩の方に入れないと、右肘をつまみ上げることができません。
無死一塁から、一塁走者が盗塁が成功すれば、無死2塁です。次の打者が放った打球が進塁打となっても、バントで送っても一死三塁です。その次の打者がフライボールを打てば、外野飛球でも犠飛となります。
回転数の多いボールを投げるのと投球をコントロールするのは、相反するように見えますが、土台は、同じです。最も関節の溝が深い中指の第二関節にボールをはめ、中指の第二関節からボールが抜け落ちないように親指の腹と小指の第二関節でボールを叩くことです。
床田の後に投げた松本竜也とターリーは、前述の投球の土台ができていません。
松本竜也は、アウトハイに投球が外れ2四球を出した後、インハイに投じたフォーシームを中村奨吾に3ランを打たれます。ターリーは、アウトハイにフォーシームが外れ、岡に死球を与え、インハイにカーブが外れ、エチェバリアに四球を与えます。
背骨の左側で投球を捕球する會澤と投球モーションが大きいターリーがバッテリーを組めば、盗塁を刺せるわけがありません。岡、エチェバリアがそれぞれ盗塁を成功させます。サイドハンドに近いスリークォーターの投手をリリーフスタッフに入れる監督、コーチは知恵が浅いと言わざるを得ません。今季、外野を守った広島の野手は、全員右投げですが、上本以外背骨の左側で捕球します。セイバー野郎は、外野の捕殺数がセリーグナムバーワンであると大騒ぎしますが、足の遅い走者まで進塁をトライされているからに他なりません。小川龍成も前肩がホームベースを覆うドアスインガーですが、トップポジションを作る間が取れ、右の股関節を戻すことができます。小川は、真ん中高めのフォーシームを振って打球にスライス回転をかけて左飛を打ちます。これが犠飛となります。

守り勝る野球を標榜するくせに、全く守れていません

6回表、一死三塁、三塁を守る坂倉は、三塁ベースから離れています。投手、捕手は、三塁に投げられません。相手からすると、2次リードを大きく取れるし、右股関節を戻してスタートを遅らせたように偽装して加速を増すこともできる、フォースボークを導出できる。何でもできると人は言うけれど何でもできるのです。


マーテインは、左手親指のしなりを解くとヘッドが下がります。左手首をコックしてヘッドアップします。左投げのマクブルームは、右肘を伸ばして背骨の右側で捕球します。右肘を左肩の方に入れて本塁に投げるので、親指の腹でボールを叩く前に左肩が残りません。カープファンは、マクブルームの一塁守備を絶賛しますが、ちっとも巧くありません。ベイスターズのソトレベルです。三塁走者が本塁に還り、會澤が一塁に転送して打者走者をアウトに取るに留まります。

ロッテにしてみれば、カープ打線なんてイチコロなんです。

カープファンは、守り勝つ野球を標榜しますが、佐々岡、河田、東出、朝山、髙橋建のやっている野球は、カープファンが大嫌いな巨人、ベイスターズと同じくワッショイベイスボール、セイバー野球なんです。そのくせ、単打しか打てない。

結論

余程ドアスイングの投手でない限り、4人連続して出塁をさせてくれません。カープの選手及びカープファンは、第二戦、三戦に先発する小島、河村が労働力が再生産できなくなることを願うしかありません。カープの選手及びカープアンは、すぐに、「相手の方が上だった」と脱帽し、自分を慰め、弱った相手をボコることしかできないヘナチョコ野郎なんです。弱い者いじめしかできない自分を「気持ちを切り替えて」という言葉を使って偽っているんです。

うわぁ、器ちっさ!

労働力が再生産できなくなった小島、河村に対し、バントで送り、単打で繫ぎ、2アウトからは、ワンバンを投げてくれるのを待ち、大量点を取るしか勝つ手段がないのです。