広島の現況とデラバーの入団

一昨日は、岡田に登板9試合目にして初勝利が付いた。これまで、ヤクルト戦を除き試合を作ってきていたので、全く心配していなかったが、4月粗削りな投球から、プロの一軍の投手の精度まで引き上げてきた本人及び裏方の人達の努力と佐々岡、畝コーチの仕事ぶりは、素晴らしいですね。

福井と大瀬良が故障等により二軍調整中の中、よくローテーションを埋めてくれていると思います。前田健太やK.J.とまではいきませんが、ツーシームを投げ始め、14試合位連続してQSしていた頃の長谷川(黒田の視察に訪れたメジャーのスカウトから入団を打診された)ぐらいの安定度はあります。

2年目以降は、チーム事情によって先発になるのかせっとアッパーになるのか分かりませんが、どちらでも行けるようになりました。昨オフのドラフトでは、他に数多くの好投手が多くいましたが、改めて岡田を選んで良かったと思うね。

昨日は、松山の当たりを追って中谷と俊介が衝突して俊介が転倒、中谷が落球したことにより、逆転勝ちした。

吉村のような大事故にはならないだろうが、明日以降、いつもどおり試合に出るところを見るまでは心配です。

少ない得点圏で犠飛が打てるようになったことと、4-6-3にすれば、ルナの当たりは、進塁義務がある1塁走者にはタッチ不要なので、実際には外野が本職である大和(内野も捕球技術は素晴らしいです)にセカンドをやらせた阪神に助けられました。

広島は、現在43勝29敗 2分 残り69試合。2位に8.0ゲーム差

貯金14は、11.5ゲーム差をひっくり返された1996年以来のこと。

前田が抜け、大瀬良が故障離脱、黒田が故障で登録抹消を繰り返し、福井が二軍調整。

よくこの戦力で貯金14が作れて、首位にいるというのが正直なところ。

前述の1996年は、69試合残り61試合のところで11.5差。

これから先、じわりじわりと貯金を増やし、100試合少し過ぎた辺りで11.5差としたいところだろう。

数字上1%でも優勝の確立がある以上、営業上、ファンには優勝を諦めたとは言わないだろうが、

巨人と雖も残り40試合で、11.5差を付けられれば、ベテランが多いので流石に諦めるだろう。

今季の広島がそんなに上手くいくとは思えないが。

広島は、新外国人投手デラバーとの契約を発表した。

メジャー通算 190試合登板 15勝9敗 防御率4.07 194回で242奪三振、奪三振率11.22。

2012年に61試合 3.82、2013年に、55試合で3.22を記録したセットアッパーをしていた投手で、2013年の画像を見る限りは、打者の対応を見ると、数字上でない、実際の速さは、サファテやマシスンよりも上に思われ、スプリットも投げ、そのとき来日していれば、通年1点も取られないということはないだろうが、通年0点台の防御率を残したのではないかという本物の投手だが、現在もこのときの投球ができていればメジャーも放出しないだろう。

昨オフもリリーフ投手契約候補の上位に入っていた投手で交渉に失敗した投手で、年俸3,980万(通年換算8,000万)。

広島は、ヘーゲンズやJacksonに何かあったときの保険ではなく、起爆材でもなく、実際にデラハーを起用するだろう。

メジャーで実績のある投手に、かつてヴィニーチョークという投手が途中入団したことがあったが、初登板の巨人戦で2/3で4失点と炎上し、16試合で5.79という結果に終わっているので、日本の野球に通用するかは、投げて見なければわからない。

先ずは、ファームでセット、クウィック、牽制などを確認、日本の硬式球、マウンドの硬さに慣れさせ、ファームで調整、連投テストをさせて、

ファーム+一軍で38試合に投げているヘーゲンズに成績に関わらず、10日間休養させて、その間デラハーがファームの成績に関係なく一軍登録、その後、Jacksonが成績に関わらず10日間休養させられる。

9月は、デラハー、ヘーゲンズ、Jacksonの3人の内、内容の良い2人が一軍で投げるだろう。

[追記]

役割分担が明確にされていれば、調整し易いし、仕事もし易いですが、ヘーゲンズ、Jackson共に、登板過多ですし、今後両者だけで回すのでは、苦しいし、層が薄いと思います。

デラバーを含めた3人で柔軟にやり繰りして、登板過多を避けてもらいたいです。