Last Updated on 2023年4月29日 by wpmaster
日本ハム対ソフトバンク2回戦
日本ハムファイターズは、10安打しながら、2得点しかできずに2-5で敗れました。
走る野球は、最低でも一人の走者が出塁しないとできません。
しかし、自分の指揮しているチームの選手が安打を量産できているときに指揮官が陥る落とし穴が生じます。
何だと思います?
指揮官の大部分は、安打が量産できていると、打者に安打を産むのを期待します。
一つ先の塁に走らせてアウトになったら勿体ないと出塁した走者を大切にします。
実体のない観念にすぎないリスクを優先して一つでも先の塁に進塁させることに慎重になります。
テレビを主たる情報源としてきた奴等ほど、無死から走ってアウトになると結果論で激怒するバカが生じます。
投手は、得点圏に走者を進塁させた後は、捻転差を作らずに投球肘を上げ、更には投球肘を加速してから投球腕の前腕部を回内して投げます。
得点圏に走者を進めた後、安打を打つのは難しくなります。
残塁の山が築かれます。
Contents
2アウト後はフォースプレーかタッグプレーかに関係なく初球からしなければならないこと
①フォースプレーであろうとタッチプレーであろうと、全ての走者はワンウェイリードを取る。
②オーバーランする。
③投手がセットを解いた後は帰塁しない。
④投手が牽制を投じても帰塁しない。
⑤野手が偽投及び送球しても帰塁しない。
⑥捕手が投手に返球しても帰塁しない。
⑦打者が飛球を産んでも全ての走者は帰塁しない。
⑧打者走者はファウルソーンに出た後、フェアゾーンをオーバーランする。
⑨後続の走者が犠牲になって先行する走者を進塁させる。
経済関係上、選手は、コーチの命令に従う義務は生じません。
二死を取られた後は、三塁コーチャーが停止しろとジェスチャーをしても三塁ベースを蹴った走者はオーバーランしなければなりません。
二死を取られた後、打者がゴロを産んだ場合、内野手は、タッグを要しない一塁に投げます。
一塁手が加速を緩めなければ、三塁走者は内野ゴロで本塁に還れます。
6回表二死一二塁、二塁走者の野村は、捕手が投手に返球した後、二塁に帰塁してしまいます。
日本の野球の現場では、2死フルカウントで既に出塁している走者がフォースの場合(すぐ後ろの塁に走者が生じている場合の例:走者一三塁の一塁走者、満塁走者一塁、一二塁、満塁)に走ることがプレー上義務付けられます。
2死を取られた後、フルカウントになる前、盗塁のスタートを切れば、タッグプレーに進みます。盗塁に失敗すると、「盗塁の後、投手が四球を出したらどうするんだ」と監督コーチから叱られます。
しかし、二死を取られた後でも、私は、むしろ、タッグを要するケースでこそ、先の塁にスタートさせなければならないと考えます。
野手にベースを蹴るだけでなく走者にタッグするという動作が加わるからです。
投手は、三振以外の手段でアウトを稼ぐことができます。
ゴロ又は飛球を打たせれば、最短で1球でアウトを取れます。
投手は、少ない投球数で27のアウトが取れれば、肉体の損傷の進行を抑えることができます。
必ずしも、カウント3-2からペイオフ(決済)ピッチするとは限りません。
投手がカウントが3-2にするまで待っていては、進塁し損ねます。
投手のクイックモーションに捻転差が加わることにより投球の失速が増す。
投手がボークをする。
盗塁に成功すれば、アウトが増えないので、次の投球までの間に更に盗塁のスタートが切れる。
一二塁、一三塁、二三塁、満塁では、投手並びに捕手及び野手が本塁以外に送球してくれれば、三塁走者は本塁に還れる。
右投手が二塁ベース及び三塁ベースに首を捩じれば、左肩が右肩の方に入ります。
左腕前腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。
打者はトップハンドの肘を上げる間が作れます。
走者は二次リードを進める間を作れます。
右肘を上げた後に左肘が落ちません。肩関節間の距離が伸びます。
左腕前腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。
審判がボークという評価を付ければ、盗塁は計上されませんが、進塁はできます。
左投手が一塁ベース及び二塁ベースに首を捩じれば、右肩が左肩の方に入ります。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。
打者はトップハンドの肘を上げる間が作れます。
走者は二次リードを進める間を作れます。
審判がボークという評価を付ければ、盗塁は計上されませんが、進塁はできます。
左肘を上げた後、右肘が落ちません。肩関節間の距離が伸びます。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなります。
7回表二死一塁で一塁走者の江越は、左膝を伸展し始めてスライディングします。
初球から走ってアウトになったことは「帰塁しない義務」を遂行しています。
しかし、左股関節が内旋してしまったことはオーバーランの義務は遂行していません。
無死一塁、一塁走者の後続の走者である打者走者は、帰塁が遅れてOK
打者走者は、飛球の場合、本塁、一塁間はファウルゾーン方向に走路を膨らませてフェアゾーンをオーバーランする。
二塁ベースを蹴った後もオーバーランする。
打者走者が走路を膨らませてフェアゾーンをオーバーランすることによって、一二塁間ハーフウェイでラインの内側に入れます。
カットに入った野手が二塁方向に首を捩じると、グラブを持つ手の上腕部の内旋運動、送球腕の前腕部の回転半径が長く加速距離が短くなります。
無死一塁で一塁走者がすること
一二塁間のラインの内側で一次リードを取る。
二次リードはハーフウェイまで取る。
バントの場合はラインの内側を走る。
左股関節を外旋、右股関節を内旋して二塁ベースをオーバーランする。
打者がトップハンドの肘を上げた後、引手の肘が落ちたらラインの内側を直線で走る。
打者の引手の肘が落ちなければ、外野手は打球にグラブで”触れる”ことができるので帰塁する。
スタートを切ったら三塁コーチャーの方に首を捩じらない。
三塁ベースはオーバランする。
首を三塁コーチャーの方に捩じると、右肩が左肩の方に入ります。
右腕上腕部の内旋運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなります。
左足の拇指球で地面を三塁線方向に蹴ってしまいます。
走路が右中間方向に膨らみます。
ラインの内側に入って二塁に走ることによって二三塁間で左翼方向に走路を膨らませることができる。
二三塁間で左翼方向に走路を膨らませることによって三本間のハーフウェイでラインの内側を走ることができる。
三本間のハーフウェイを通過する前にラインの内側に入れると、捕手の三塁送球にとっての障壁ができます。
4回表、打者走者の野村は、一二塁間ハーフウェイからラインの内側に入れている。
右股関節を内旋して二塁ベースをオーバーランしている。
清宮は、ハーフウェイまで二次リードを取っている。
しかし、一二塁間で走路に膨らみを作って二塁ベースの右翼寄りのコーナーを右足で蹴っている。
三本間のハーフウェイよりも本塁寄りを通過した後でラインの内側に入っている。
カットに入った今宮は首を二塁ベース方向に捩じらなかった。
甲斐は、三塁線を跨がずに本塁送球に触れる。
二塁ベースを蹴った走者にとって外野手及びカットに入った野手の動きは、全て背中の後ろで行われます。
三塁コーチャーが腕を回した後では、三塁ベースを蹴って本塁に突入するのが遅れます。
二塁ベースを蹴ったら、続けて三塁ベースも蹴らなければなりません。
三塁ベースを蹴ってオーバーランして本塁に突入した結果、アウトになっても私は容認します。
ここでの清宮は、私的には正解です。
但し、もっとベースランニングを練習しなさいというだけの話です。
前進守備はデメリットしかない
走者の前に守ること
三塁手が三塁ベースから離れること
本塁以外に送球に送球すること
前進守備は、フォアハンドシングルで打球を叩くのを難しくさせる。
走者より前に守ると走者は投手がセットを解いた後に進塁のスタートが切れてしまうからである。
三塁手は、アンツーカー内で三塁ベースの後ろ、投手、捕手及び他の野手から送球を投じられても走者にタッグできる位置に守る。
ワンバウンドで送球すれば、投球腕上腕部の棘下筋が損傷する。プレーが累積すれば地面が掘れる。地面の窪みに送球が当たると送球の方向が変わるので、本塁送球は、ノーバウンドで投げる。
二回裏一死二三塁、打者は右投げ左打ちの上林
三塁清宮は、二三塁間を結ぶライン上、アンツーカーと芝の境目に守る。
遊撃上川畑、二塁奈良間は、走者より前に守る。
二塁走者、三塁走者は、上林が左腕前上腕部を内旋(スイング)した後にスタートを切る。
一塁万波は、一塁線を開けず、一二塁を結ぶライン上に守る。上林は、引手である右腕前腕部を回内してから、右腕前腕部を回外して投球を掃う。奈良間の背骨を垂直にぶつかる地を這うニゴロを産む。
奈良間は、左腕前腕部を回外する間を作れない。背骨の左側でフォアハンドシングルで捕球する。右手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。左肘が右肩の方に入る。左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。
奈良間は本塁送球をワンバウンドさせる。
伏見は、三塁線を跨いでセットアップする。
送球は三塁線を通過する。伏見は、右股関節を外旋して右股関節を引っ込める。
右足もファウルゾーンに出す。
伏見が本塁より前、ファウルゾーンに出てショートバウンドのところでフォアハンドシングルで送球を叩く。グラブで三塁走者の左腕上腕部をタッグする。
投手交代の基準
投手は、投球肘の前腕部を回内後、投球腕の上腕部棘下筋が凹んで投球球肘が上がらないと、投球する手の人差し指の付け根がボールの上に被さったり、人差し指と中指の付け根からボールが抜けなくなります。
ワンバウンドの投球数が増えてきた後は、打者の対応に関係なく交代させないと、例え投球数が少なくても試合で投げられる水準まで肉体を再生産できなくなります。
投手交代の基準は、打者の対応ではなく、ワンバウンドが増え始めた後です。
リリーフ投手が足りないというのは言い訳として成立しません。投手が足りないのであれば、野手を投げさせれば済むことです。
ワンバウンドさせずに投球を反復継続できていて初めて打者の対応、具体的には引っ張ってフライボールを打たれているが投手交代の基準として生じます。
このことは、これまで何万回も書いています。
脚注
用語の意味に関しては、下記参照
ボークに関しては、下記参照