9/06/2021広島4-8ソフトバンク、消化試合の作り方

Last Updated on 2021年6月10日 by wpmaster

九里は、ウエスタンで、全投球の97%は手抜きの投球、残り3%は、左膝を使ってブロッキングを行って投球。右膝手術のフランスアは、昨シーズンまで、左膝をターンする過程で、右膝の壁が全く崩れない投球をしていたが、復帰登板においては、右膝の壁がフィニッシュで若干崩れている。前膝を使ったブロッキングは、九里や大瀬良よりはできているが、万全ではない。
今季は、リーグ優勝は100%ないが、ネバラスカスをリリーフに入れて、フランスアに負荷をかけて一軍復帰を前倒しにすれば、Aクラスには入れなくもない。しかし、私は、Aクラスに入って下剋上は、絶対に認めないスタンスである。今季は、最下位で構わない。フランスアは、じっくりと労働力を再生産すればよい。ネバラスカス、フランスアを含め、島内、ケムナ、塹江は、チームがリーグ優勝が争えるレベルになれば、登板数が増えてくるのだ(栗林、コルニエルは先発)。

捨て試合を作れ

ガチで戦っても最下位が濃厚な今季は、ここから先は、佐々岡は、勝敗にこだわる必要はない。来季以降主力となる投手の登板数を増やして肉体の損耗を進行させる必要はない。投手のやりくりに関しては、既に終わったベテラン投手を使って試合を”消化2することが必要なのだ。
野村祐輔、菊池保則は、骨盤の回転と、投球腕前腕部の回外、回内、回外の動きの誤差が大きい。野村祐輔は、前膝を使ったブロッキングもできていない。パリーグの打線に通用しないことはやる前からわかっている。野村祐輔、菊池保則は、もう見切っていい。野村祐輔は、ロングリリーフに転向させても点差を広げられるだけである。敗戦処理、この試合で言うと試合が決まった後で登板した島内のポジションでしか使えない。
よって、野村祐輔、菊池保則、中田廉にイニングを食わせて消化していく佐々岡のやり方は間違っていない。
野村祐輔から本塁打を打った柳田もトップポジションからトップを入れ替える直前に右肘が突っ張っており、右肘を抜いてからトップを入れ変えている。トップを入れ替える前に左肘の張り出しも小さい。左脇が締まってしまっている。内容は良くない。

東浜の出来は、手も足も出ない程、良かったか?

東浜は、左肘、左膝が併進し、頭が突っ込み、トップポジションの前の右腕上腕部を外旋したときに右膝が背骨の方に入る。右手人差指の付け根でボールを押し込みコーナーを突く、右肘が上がっていない。すなわち右手親指の基節骨がボールを叩くときの加速距離が短い。内容は良くなかった。
1回表、菊池涼介がスライダーに泳いで浅い左邪飛、西川、林は、トップポジションで前肘が背骨の方に入り、前肘を抜いてからトップを入れ替える。林は更にヘッドアップ。西川は内野の頭を越えられず遊直、林は投ゴロ。
鈴木誠也は、順番どおりに流して(流し打ちの意味でなく、手抜きの意味)スイングしている。小園は、変化球に合わせてヘッドステイバックし、松本が投じた顔の高さの投球に対し、トップを入れ替える。順番どおりに振っている。
投手は、投球毎に股関節を使う。打者も一スイング毎に股関節を使う。髙橋慶彦は、股関節の手術をしたように、投手も打者もどんな股関節の使い方をしていても、スイング毎に股関節は損傷していく。打者も勝てもしない試合に手抜きをすることは必要なのだ。
4回表、無死満塁、會澤は、インローのシンキングファストボールに対し、ガイドハンドで投球を引き付けられない。ヘッドをボールの外側に引っ掛けるが、ヘッドアップする。定位置から内外野の境目に下がってシフトを敷いていた今宮は、左手小指で打球を叩いて右手で捕球して三塁にランニングスロー、二塁走者の鈴木誠也を刺す。田中広輔には絶対にできないプレー。但し、小園はランニングしなくても三塁に送球できる。
7回表、野間がアウトコースベルトの高さの投球に対し、ヘッドをボールの外側に引っ掛けて右前安打。右翼手栗原は、背骨の左側で捕球、カットに入った二塁手三森の頭上を送球が越えるが、甲斐は、ホームベースの前で捕球し、二塁に送球。甲斐は、右膝が伸び、ストライドが広がり、ドアスイングで送球。打者走者が二塁に走るのは、野球の基本である。しかし、野間は、ハーフウェイに達してからは、ラインの内側に入って走れているが、左足で一塁ベースの内側を蹴った直後からハーフウェイを通過するとことにかけて走路が外側に膨らむ、野間は二塁タッチアウトになる。

広島東洋カープの選手に最も足りない部分

広島東洋カープの選手に足りない物は何か?全部である。
現状、広島東洋カープは、ホームラン打者は、鈴木誠也と小園しかいない。広島東洋カープに不足しているのは、ホームラン打者である。
しかし、カープファンが大好きな林、中村奨成は、ホームラン打者ではなく中距離打者である。分かり易く言うと、右左に堂林が一人ずつ増えただけなのだ。広島東洋カープの足りない部分を埋め合わせる選手ではない。
ファストボールは、抜いて投げた緩い変化球をガイドハンドで引き付けヘッドステイバックして打つことによって打てるようになる。
逆方向に打つのであれば、引っ張る練習をしなければいけない。打撃の基本は、センター返しでもなく、逆方向に打つのでもなく、引っ張ることである。
転がして進塁させたり、走者を還すのでれば、フライを打つ練習をしなければならない。フライを打つときの方がゴロを打つときよりもパーフェクトインサイドアウトスイングに近いからである。左打者が結果として右前安打になったとしても、「なんで、セカンドゴロを打たずにライト前ヒットそ打つんだ」と批判してはならない。
今オフは、パーフェクトインサイドアウトスイング9要件の完成に進みつつある右のホームラン打者をドラフトで獲得しなければならない。