08/06/2021広島1-1ソフトバンク、進歩のない選手はスタメン守備固めで使うな

Last Updated on 2021年6月9日 by wpmaster

広島ーソフトバンク1回戦は、大瀬良、武田翔太の先発で試合がスタート。スコアは引き分けである。広島は、一部の選手を除き、実力不足が顕著となった試合となった。

武田翔太のピッチング

武田は、初回、骨盤の回転が右腕前腕部の回内に先行するダブルプレーン投球で、右腕前腕部がしならない。菊池涼介、西川、林、何れも、ストライドが広すぎる。振り遅れる。
武田は、2回以降、リリースの瞬間、左膝を使ってブロッキングして骨盤の回転と右腕前腕部の回外、回内、回外の誤差を縮めて投げる。宇草、會澤、西川、菊池涼介は、前肩関節が背骨の方に入るドアスイング。何れも、ファストボールに合わせてスイングしている。西川は、トップを入れ替えずにヒッチしているから、左手人差し指の付け根でグリップを押している。武田は三振の山を築く。
鈴木誠也、小園、クロンは、トップハンドのヒッチ、トップポジション、トップの入れ替えまで、ヒッチが遅れようが各動作を完結しきって順番どおりにスイング。ストライドも狭い。V字で振っており、顎も上がらない。鈴木誠也は、三ゴロを打ったときフォロースルー期に左手をグリップから離しているが、ガイドハンドである右手で振っている。3人で1安打だが、この3人がまともなスイングができている数少ない選手であった。小園は、走者を還し、自らも本塁に還るホームランバッターである。小園の一番打者は愚の骨頂だ。
打撃の基本は、順方向に引っ張ること(右打者は左翼に引っ張る)。逆方向に打つことではない。逆方向に打つ場合には、引手で引き付けるのではなく、打席のホームベース寄りからボール一個分空けてガイドハンド(トップハンド)で投球を引き付け、両股関節を剥がしてトップハンドの親指基節骨でグリップを叩く。クロンは今のままでいい。ホームベースから離れて立ち引手で引き付けると、外の投球も内の投球もトップハンドの人差し指の付け根でグリップを追っ付てしまう。

中村奨成は、トップポジションで堂林レベルで左肩関節が背骨の方に入り、トップを入れ替えると骨盤の右側が浮き、続いて骨盤の左側が浮き、顎が上がるドアスイング
鈴木誠也にチャレンジできる立場であるとすることは嘲笑モノである。
中村奨成は、大盛と羽月が復帰したら、野間、宇草を並んで二軍に落とされる筆頭候補である。

大瀬良大地のピッチング

大瀬良は、武田に比べると、腕前腕部の回外、回内、回外の誤差を小さくして投げられていた。
大瀬良は、右肘をつまみ上げたときに右足小指球で地面を後ろに蹴って左肘がブロッキングができないまま、カーブを投げる。今宮は、投球を引き付けているが、引手で引き付けている。トップポジションで左肘が突っ張っており、打撃内容は良くない。大瀬良は、リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む投球は相変わらず多い。99球7回での降板は早すぎることはない。ソトトバンク打線は、栗原がストライドが広く振り遅れが顕著であった。
大道は、先発もリリーフもできるが、今季は先発調整をしていない。先発転向は、今やることではない。

林晃汰、柳町のバッティング

林は、トップを入れ替えずに左肘をヒッチ、トップポジションに入ったときに前肩関節が背骨の方に入らなかった。2回目のヘッドステイバックもできている。前肩を開かずにトップを入れ替えている分、逆方向に速い打球が打てている。ここは進歩した部分であるが、これで十分かというとそうではない。林は、1回目のヒッチのときにトップを入れ替えないので前肩が下がらない。グリップを左手人差し指の付け根で握るのでトップを入れ替えきれず、グリップを人差し指の付け根で押している。林は、クリーンアップを打つ打者ではない。
ソフトバンクの柳町も林と同じスイングである。バスターをしたときは、アウトローを打つときは、左手人差し指の付け根でグリップを持ち上げる。手首を返さない分、ヘッドが手首のラインより下がらずに内外野の間に落ちる。
林は、7回表、武田のパワーカーブをスイングしたときも(結果は一ゴロ)、トップポジションに入ってからトップを入れ替える瞬間まで、右肘が突っ張っている。右肘をどかさないとトップを入れ替えられない。9回表は、堂林並みに前肩関節が背骨の方に入り空振り三振
7回表、武田は、カーブが裏返る。會澤は、左肩関節、引手でボールを引き付けるから右肘がヘッドの外に張り出さない。トップポジションでヘッドが寝る。トップポジションに入ってからは、トップを入れ替えずに右肘をヒッチ、ヘッドステイバック、人差し指の付け根でグリップを押し、上からボールを潰し右手人差し指の付け根でグリップを持ち上げる。このスイングでもアウトハイの投球はスタンドに入る。

菊池涼介の4-4-3

菊池涼介は、柳町がバスターからグリップを人差し指の付け根で押し、手首をコックしてヘッドアップした打球を左手小指で蹴って右手で捕球、右肘をヒッチしたときはアウトエッジ、左足を軸にトップを入れ替え、新庄ばりに右股関節を左股関節を剥がして右腕上腕部を回内、回外、両足をシャッフルして右足をターン。フルに股関節の旋回運動をこなせた分、股関節に負担がかかった。

9回裏野間の守備

9回裏、柳田は、左肘が伸びて引手主導のスイング、手首を返さないから内外野の間に落ちただけ。野間は、左中間の打球を回り込んで、左肘を伸ばし背骨の左側で捕球。よって、柳田は、ベースの内側を左足で蹴って二塁に走る。柳田は、走路が外側に膨らむ。野間は、2回右肘をヒッチするが、右足は何れもインエッジ。オーバーハンドで二塁ベースに送球。しかし、二塁ベースに入った小園の左(三塁寄り)に送球が2バウンドしながら逸れる。小園は、左肘のヒッチが遅れる。トップポジションに入るのが遅れ、右足を軸にトップを入れ替えるが、トップを入れ替えきれず、左手中指付け根でショートバウンドを受ける。右手で捕球することができない。右股関節を剥がして左足を軸に移すが、引手である左手主導のスイング。二塁ベースの一塁ベース寄りのラインの対岸のラインを蹴り、二塁ベースの一塁側寄りのラインの奥で柳田をタッチ。小園の動きは、始動の誤差レベルであるが、野間は走り方の基本ができていない。柳田のベースランニングが下手くそだけらアウトになっただけである。チームを作り変えるなら、野間は見切れ。

會澤の二塁送球

會澤は、右足がインエッジで地面を後ろに蹴って背骨の左側にグラブを出し、左右に楕円を描くように捕球、これは昭和の少年野球の指導者が推奨する捕り方、左肘が流れてボールの内側を捕球する。左肩関節を開かないとトップが入れ替えられない。左肘、左膝が併進とシンクロして右肘をつまみ上げる。最大外旋位のときにも、左肘は落せているが、左足は、右肘をつまみ上げたときからインステップ。リリースの瞬間、左膝が割れる。これより二塁ベースに入った野手がトップポジションに入って以降の動作がゆったりと取る間が取れるととして昭和の少年野球の指導者が推奨するスローイング。しかし、二塁に入る野手が捕手の投球肘のヒッチに先立って投球肘を左肘をヒッチすすれば済むことであり、その方がタッチが遅れない。周東が左足、右足拇指球で地面を後ろに蹴ってしまい、左膝がつま先の前に出る。右膝を曲げて二塁にフックスライディング。予めピッチドアウトしたことと、周東の走塁が拙かったことで刺せた。會澤も見切れ。