10/04/2021巨人2-4広島、隙を産み出す守備、ケース打撃がこなせない打線

Last Updated on 2021年4月11日 by wpmaster

巨人ー広島2回戦、選手は、休養がを取る間を短縮されて試合がスタート、選手に比べれば大したことはないが、こちらも、更新するのがしんどい。
栗林は、143試合制の中でクローザーを務めるのが初、永川やトレーナーが、試合中は、1回しかブルペンに入らないとか、点差に関係なくブルペンに入らない試合を作るとか、試合前、試合中は、キャッチボール、又は遠投しかしないとか、ブルペンで投げずにマウンドで投球練習をするとか、一通り調整手段を提示して、その上で栗林がやりやすい調整法を決めると言うように柔軟な対応が監督、コーチには要求される。
試合は、戸郷、九里の両先発でスタート

広島の野手は3失策

1回裏、梶谷は、右足小指球にウェイトをかけ、左手人差し指、中指、薬指、小指の付け根でバットを握る。ヘッドを投手方向に向け、トップを作った状態でセットアップ。右膝をレッグアップしたときには、右足首が底屈、右腕上腕部が回外、右肩が動かない。しかし、ヘッドがしならず、両肘が伸びる。ヘッドアップして三塁線のゴロを打つ。
九里は、左肘を伸ばして背骨の左側頭上にグラブを出す。左肩が背骨の方に入る。グラブを左胸の前まで引く。右足拇指球で地面を後ろに蹴る。二塁送球がワンバウンドする。
岡本がヘッドアップして三塁線にゴロを打つ。安部は、バックハンドで背骨の左側にグラブを出す。左肩が背骨の内側に入る、左肩を開いてからトップを入れ替える。二塁送球がインハイに逸れる。

3回表、九里は、右足が踵体重、右足拇指球で地面を後ろに蹴り、左足親指が加速、右股関節を剥がすことができない。松原は、トップを作ったままセットアップ、一旦ヘッドを寝かせてから、ヘッドを立てる。右足小指球で地面を蹴るが、トップを入れ替えないので左肩がほぼ下がらない。左脇が締まってしまう。トップポジションに入ると右足首が底屈、右肩を背骨の方に入れて割れを作る。ヘッドが立つ。右肩を開いてからトップを入れ替える。右足首を背屈してヘッドを残す。ヘッドがボールの内側に入るが、ヘッドが加速して投球の軌道の下に入る。
巨人の得点は、事実上、松原のソロ本塁打のみ
3回表、梶谷は、外の投球をヘッドをボールの外側に引っ掛けて一二塁間にゴロを打つ。堂林が打球にダイブ、バックハンドでグラブを出す。堂林の左腕前腕部が回内しており、左手甲でクロールしてから一塁ベースでなく九里にトスしてしまう。九里は、打者走者の梶谷と交錯する。

リードオフ菊池涼介の走塁

2回裏、戸郷は、プレートから右足を外さず、テイクバックせずに、右肘を逆L(右腕前腕部を回内)、右腕上腕部を外旋、左腕前腕部を回外して左膝を突っ張らせてストライドを狭める。左肩が背骨の方に入らない。トップポジションを経てトップを入れ替え、左回りで牽制球を投じる。戸郷は、右手親指、中指、小指の個々の動作を脱力して投げているから素人には牽制の動作が遅く見えるが、牽制は結構上手い。田中広輔は、右足小指球にウェイトがかかり、左足拇指球にウェイトを切り替える。右足拇指球で地面を後ろに蹴る。ヘッドスライディングが外側に膨らむ。右手で一塁ベースにタッチするが、タッチアウト。田中広輔の帰塁は下手
4回裏、二死一塁、打者安部カウント1-1。一塁走者菊池涼介。戸郷は、クイックで投げるときは、右腕前腕部を骨盤のところで止め、右肩関節を外転、右肘を逆Lにして(アーム式ではない)右腕上腕部を外旋、しかし、左肩が背骨の方に入る。トップをポジションを経て左肩を開いてからトップを入れ替える。左足首が背屈。ストライドが狭い分、回転半径が狭いが、右手親指、中指、小指の個々の動作を行う間ができず、急ピッチで行っているので力感がある。素人にはクイックが速いように錯覚するが、右手の小指がドアスイングでクイックはモーションが大きい。シュート回転も増す。
戸郷がインコースベルトの高さ(左打者のアウトコース)に投球し、炭谷は、背骨の左側で捕球、左肩が背骨の方に入る。左肩を開いてからトップを入れ替える。送球が二塁ベースの右でワンバウンド。坂本は背骨の左側でフォアハンドでワンバウンド捕球、坂本がグラブを背骨の方に引くと、ボールが坂本のグラブの下をトンネル。右足首を背屈してストレートスライディングをした菊池涼介は、間髪を入れずに立ち上がり、右足首を底屈、背屈、左足首で地面を後ろに蹴らず、左すねを三塁方向にインサイドアウトスイング。二塁手吉川尚輝がアンツーカーと芝の境目のすぐ後ろでフォロー。左足首を背屈して三塁方向に向けていたところから、右足首を背屈。右股関節を左股関節から剥がし、右足を軸に左回りに左足をターン。右足首を2回背屈して左足をインサイドアウトスイング、右手親指を加速させてから右手小指を加速、再び右手親指を加速、右手小指を加速、再度、右手親指を加速、右手小指を加速させてで二塁ベースの左翼寄りの角の外側(本塁寄り)をタッチする。
帰塁に成功したのが素晴らしいのではなく、二盗に成功した後、間髪を入れずに即三塁方向にスタートしたのが素晴らしい。

無死一三塁におけるケース打撃

3回裏、無死一三塁、打者西川、カウント1-1、遊撃は中間守備で二塁ベース寄り、二塁手は、一二塁間を詰める。三塁手は、三塁ベースから離れている。三塁走者が還られるのはやむなしでアウトカウントを増やすというシフトを敷く。左翼は、左翼線を空け、中堅は右中間を詰める。ここは、ヘッドステイバックを大きくしてポイントを間にして速いライナーを打ち、三塁手並びに遊撃手、及び左翼手にグラブを背骨の左側に出させ、トップハンドの親指のしなりを解き、トップを入れ替えるのを遅らせることが要求される。
西川は、左手人差し指、中指、薬指、小指の付け根でバットを握る、右肩を背骨の方に入れて割れを作る。ヘッドがしならず、両肘が伸びる。ヘッドが下がる。右手首をコックする。6-4-3の間に、三塁走者が還る。

プロの水準に達していない羽月隆太郎の打撃

4回裏、戸郷は、右腕前腕部を背骨の方に入れてから右肩関節を外転、左腕前腕部は回内している。右肩が左肩より上がる。右肘をつまみ上げたとき(わずかに右腕上腕部を外旋)、左腕前腕部を回外、左足首の加速を止める。トップを入れ替えた後、右股関節を剥がせず、リリースの瞬間、右腕上腕部が凹む。
羽月は、右足を左足よりも一塁側に引いてセットアップ、トップポジションを作ったまま、左肘をヒッチ、右足小指球で地面を三塁線方向にスライド、右足首を背屈する。トップポジションに入ってから右足首が背屈。右肩を背骨の方に入れて割れを作る。ヘッドが立つが左脇が締まってしまっている。右肩を開いてからトップを入れ替える。アウトローのワンバウンドを空振りしてしまう。カープファンは、羽月が振り逃げで出塁したことを褒めるところが勝負に甘いのだ。
羽月は、守備が上本に勝る、走力が上本とほぼ互角、しかし、上本よりも振る力が数段落ちるから、上本が故障したときにしか一軍に上げてもらえない。上本が試合に出られるレベルまで回復したら、代打の切り札として出塁後も代走は出されない。矢野との勝負になる。矢野と羽月は、打撃面は、矢野がわずかに羽月を上回るが、守備、走塁は羽月の方が上。足が武器になると言っても、打撃には最低限というものがある。こんなことをしていたら、矢野には勝てても、小園、菊池涼介が故障のときにスタメンを任せられない。