2018広島vs阪神13回戦。九里亜蓮は4回5失点で敗戦投手。

Last Updated on 2019年2月23日 by wpmaster

九里は、手投げでボールを置いたところを阪神打線に、ヘッドをボールの外側に入れられて捕らえられたね。

阪神先発の才木は、真上から投げる本格派のオーバースローで、開幕前から俺が目を付けていただかあっていいものを見せてくれたね。

メジャーの投手並みに、投球の95%以上、上体を一塁側に倒して右足を一塁側にターンさせてフォロースルーを行っている。

俺は、どうも嘘をついたり、思ってもないことを口にすることができないもんでね。

他球団の選手でもいいものはいい、カープの選手でも、こいつは使えないって奴は、使えないって言っちゃう。

才木は、プロ初勝利が巨人戦(6回無失点)。

広島打線を相手に5回 3失点。

3回表には、丸、鈴木誠也を連続三振に取り、大したもんだよ。

しかし、この投手は、こんなもんじゃない。

細かい修正点はあるが、これから先どんどん伸びていく、そう思わせる投手だね。

敷衍すると、次のようになる。

才木のピッチング

才木は、右足踵に重心をかけて右股関節を外旋して左膝を上げ下しする。

ケースバイケースで二段モーションで投げる。

左膝を内入れして「く」の字を作って右足の拇指球に重心を移してステップする。

テイクバックのときの右肩の下がり具合は、いい塩梅だ。

左肩もルーズに内旋できている。

右膝もそれほどタイトに曲げずに、重心が高いのもいい。

只、少し、右腕が背中の側に入っているかな。

両膝が内入りしていないのは、ヒップファーストの塩梅も良かったということ。

左足は踵から着地する。

ステップ幅が狭いのもいい。

大腿骨を骨盤に刺して両肩甲骨をぶつけたときに、両肩がM字になっている。

これは、ルーズショルダーになりやすい投げ方だ。

トップを作ったとき、左肩、左膝は割れているが、右股間節、右腸腰筋は外旋していない。

右腕上腕部が外旋し、右腕前腕部は回内できているが、背中側に倒れている。

胸の張りも大きい。

先発も抑えもできる投手だね。

只、左股関節と右腕のトップを結ぶラインの内旋の際に、胸の張りができるので、右腕の前腕部を背中側に倒さなくても胸の張りは大きくできる。

そうすれば、左股関節と右腕のトップを結ぶラインの内旋を左肩、左膝の割れに先行させることができる。

リリースの瞬間に左のハムストリングスを伸ばしていっていますが、左足が突っ張っています。

左膝を上方に蹴り伸ばして左足が真っすぐに伸びるのはリリースの後になっています。

リリースの瞬間に左足が突っ張るようになると、もっと瞬発力の乗ったボールが投げられます。

リリース直前のトップ、リリースポイントの位置は高いですが、リリースの瞬間やや右腕上腕部が凹んでいます。

上体を一塁側にタンブル(倒す)し、右足をターンさせますが、左膝の壁が崩れていしまうことがあります。

これだと、瞬発力が逃げてしまいます。

才木は、序盤から、トップを作る過程又は作ってから右肘が下がってボールを引っ掛けることがあった。

前の回の91,92球目にフォークを投げるときにボールを引っ掛てしまい、すっぽ抜けずにワンバウンドさせていたので5回終了の段階で右肩、右肘は限界であっただろう。

上の94球目の画でも、右腕前腕部が回外し、右肘が沈んでしまい、トップの位置が下がってしまっています。

カープの各投手のピッチング

アドゥワは、一時期に比べると、右足を一塁側にターンすることができなくなっている。

右肩だけでなくハムストリングスも消耗しているな。

中田廉は、相変わらず手投げだが、昨シーズンの状態に戻りつつはある。

選手を汚い言葉でなじったり辛辣な言葉を浴びせるオールドファンほど、自身の物の見方は甘い花畑だ。

頭が昭和から進歩していない。

カープのリリーフは、オーバースローのパワー系ばかりだから、サイドアームも交えて目先を変えろだと?

サイドアームってのはなあ。

完全に開くんだよ。

飯田を含めサイドアームの投手は、打者の正面にボールを持つ手が、更には、リリースポイントが”丸毎”現れるんだよ。

テストの答えを教えてくれているのと一緒だよ。

簡単に対応できる投手に切り替えてどうすんだよ。

打者一人しか抑えれれない投手は評価されないのかって?

俺は評価しないよ。ワンポイントを多用したCSでのラミレス(実際には傀儡)の采配を評価するメディアがどうかしてるんだ。

ナバーロは、ステイバックの過程で左肩が内に入ってベースに上体が覆い被さるから、低目のボール球を投げれば、バットとボールの軌道の距離が取れないから、打ち取るのは難しくない。

ナバーロのような打者は、リリースポイントが打者の正面に現れても何とかなる場合もある。

筒香、糸井、福留、糸原だとそうはいかない。

飯田は、ボール球は圧倒的に引っ掛けて低目に外れる球が多い。

大部分の打者は、バットとボールの軌道の距離が取りやすいから振ってくれない。

敗戦処理で無失点で抑えたことをもって、もつれた試合で一人を抑えてくれるなんて冗談はよせ。

女は、子供と一緒で守られてきたから総じてバカだ。

だから美人は3日で飽きる。

ブスは一日持たない。

田島を見ろ、又吉を見ろ、砂田を見ろ、三上を見ろ。平成になってサイドアームのピッチャーで長く活躍できた投手なんていないだろ。

俺はなあ、プロ野球が進歩し続けて欲しいんよ。

昭和のプロ野球の継承だとか、昭和のプロ野球アゲインなんてまっぴらごめんなのよ。

サイドアームが弱点を晒さない方法はないのか?

ボールの出どころを隠すことに成功できたら、その段階でサイドアームではなく、スリークウォーターだよ。

カープの野手のパフォーマンス

守備面では、西川は、三塁線のゴロを内野安打にしたが、あれは、見送ってファウルにしろというのは、野球をしたことのない人の考え。

あれは、捕球して送球まで完結させれば、マックスでシングルヒットだ。

石ころや地面の凹凸があってファウルゾーンに切れなかったらどうするんだ。

三塁手の頭を越されたらどうなるんだ。

8回一死一、二塁の場面では、新井でなく西川を出せば結果が変わっていたとか云々は、実体のない観念レベルの話。

個人的な見解を言えば、どうせ負けているんだから、成長の見込みのない新井ではなく、成長し得る西川をそのまま打たせなければダメだ。

得点経過

1回表

才木は、初球、アウトハイにカットボール148キロを、投げる。

田中広輔は、4球目、真ん中低目にワンバウンドしたフォーク136キロを、ステイバックなしで空振り三振。

才木は、5球目、真ん中高目に150キロのフォーシームを投じる。

菊池は、7球目、アウトローのフォーク138キロを打ち、遊飛。

才木は、12球目、真ん中低目にストレート149キロをワンバウンドさせる。

才木は、13球目、右肘の出が左肩、左膝の割れに遅れて出てインハイにストレート147キロが外れ、丸に四球を与える。

才木は、14球目、アウトローにカーブをワンバウンドさせる。

丸は、二塁に進塁。

才木は、15球目、インローにストレート144キロをワンバウンドさせる。

鈴木は、18球目、左膝を上げて、トップを作ったところでヘッドが止まる。

才木は、18球目、スライダーがアウトローに外れ、鈴木に四球を与える。

松山は、インローのカーブを、壁を作ってライト前に落とすヒットを打つ。

打ち終わりは、泳いでいますが、ステイバックのときには、体の中心線に頭が乗っています。

広島1-0阪神。

バティスタは、アウトローのスライダー135キロを打ち、投ゴロ。

1回裏

九里は、2球目、アウトローにナックルカーブ121キロをワンバウンドさせる。

糸原は、4球目、インコースベルトの高さにシュート回転したボール142キロを、ヘッドがボールの下に入りスライス回転のゴロを打つが、レフト前ヒット。

北條は、8球目、インハイにシュート回転したボール138キロをレフト前ヒット。

伊藤隼太は、10球目、インローのツーシーム128キロを打って中飛。

糸井は、11球目、インハイのシュート140キロを打ち、二ゴロ併殺。

2回表

西川は、33球目、真ん中高目のストレート146キロを空振り三振。

才木は、38球目、アウトハイにストレート150キロが外れて會澤に四球を与える。

九里は、41球目、真ん中のストレート142キロを一塁側にバントする。

田中広輔は、42球目、真ん中のスライダー133キロを打って右飛。

2回裏

九里は、13球目、アウトローにナックルカーブ121キロをワンバウンドさせる。

ロサリオは、16球目、アウトローのスライダー126キロを空振り三振。

ナバーロは、21球目、アウトハイのストレート143キロを打って中飛。

陽川は、24球目、アウトローのスライダー126キロを打って中飛。

3回表

菊池は、44球目、真ん中のスライダー129キロを、ヘッドをボールの外側に入れて打つが左飛。

才木は、49球目、インローにフォーク138キロをワンバウンドさせる。

丸は、50球目、真ん中高目のストレート147キロに、右膝を上げるのが遅れて空振り三振。

鈴木は、55球目、インローのストレート144キロに、左膝を上げるのが遅れ、トップを作ったまま止まり、見逃し三振。

3回裏

九里は、31球目、テイクバックのときに、左腰が上向き、右肘をつまみ上げたときに左腰が下向きになるので、リリースの瞬間、顎が上がり、ツーシーム124キロがインローに外れ、梅野に四球を与える。

才木は、左足踵に重心をかけてアウトコースベルトの高さのスライダーを捕手の前にバント。

糸原は、インコースベルトの高さのスライダー126キロを、ヘッドを残してボールの内側にヘッドを入れ、ボールの下にヘッドが入り、スライス回転がかかる。

三塁線のゴロを西川が一塁に送球するが、右に逸れ、一死一、二塁。

北條は、真ん中高目のスライダー124キロを、ヒッチしてステイバックしてヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打ち、レフト前ヒット。

九里は、トップを作ったときに右腕前腕部が回外して右肘が沈んでいた。

左肩が割れ、左足がインステップし、右足を三塁側に着地させてフォロースルーを止めていた。

広島1-1阪神。

伊藤隼太は、真ん中低目のスライダー126キロを、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打ち、ライト前ヒット。

広島1-2阪神。

糸井は、アウトコースベルトの高さのストレート139キロに、踵体重になり、ステイバックが止まり、空振り三振。

九里は、51球目、リリースの瞬間、右肘が下がり、アウトローにスライダー121キロが外れ、ロサリオに四球を与える。

ナバーロは、ステイバックのときに右肩が内に入るので、インコースベルトの高さより上は遅れる。

九里は、ナバーロに、インロー、ナバーロから見ればバットとボールの軌道の距離が取りやすいアウトローにシュート回転した球132キロを投げる。

ナバーロは、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打ち、ライト前ヒット。

広島1-4阪神。

陽川は、59球目、アウトハイのスライダー124キロを打って遊ゴロ。

4回表

才木は、56球目、アウトハイにストレート146キロが外れ、松山に死球を与える。

バティスタは、58球目、インハイのストレート139キロを打って左飛。

西川は、63球目、インコースベルトの高さのカーブ112キロを打って遊ゴロ。

會澤は、67球目、アウトローのスライダー133キロを打って二ゴロ。

4回裏

九里は、62球目、アウトローにナックルカーブ120キロをワンバウンドさせる。

梅野は、これを空振り。

梅野は、63球目、アウトローのスライダー124キロを、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打ち、レフト前ヒット。

才木は、アウトローのスライダーを3バント失敗。

糸原は、インローのシュート140キロを、ヘッドをボールの外側に入れて打つが、体が前に出されて投ゴロ。

一塁走者が入れ替わる。

北條は、インローのシュート137キロを、コックした右肘を肋骨に沿わせ、トップハンドの親指でグリップを押して、ヘッドをボールの外側に入れてヘッドの下がりを抑えてレフトの頭上を越える二塁打を打つ。

九里は、トップを作り切らない内に、右腕上腕部が外旋、右腕前腕部が回外し、左肩が開いていた。

広島1-5阪神。

伊藤隼太は、75球目、インコースベルトの高さのツーシーム134キロを打って二直。

5回表

才木は、71球目、インローにフォーク133キロをワンバウンドさせる。

才木は、73球目、アウトローにフォーク136キロをワンバウンドさせる。

安部は、74球目、インハイ146キロのストレートを、ヘッドをボールの外側に入れて二ゴロを打つ。

糸原は、逆手で捕球したが、ボールを持ち替えることができず、安部が出塁。

打ち方と打球は、ヒットなんだけどね。

田中広輔は、インハイのストレート144キロを、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打ち、ライト前ヒット。

菊池は、ヒッチの内の「上げる」が遅れ、インローのフォーク138キロを空振り三振。

丸は、アウトローのストレート145キロを、ヘッドをボールの外側に入れて打つが、中飛。

鈴木は、90球目、真ん中高目のシュート回転したボール139キロを、ヒッチしてステイバックし、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打ち、レフト前ヒット。

広島2-5阪神。

才木は、91球目、インローにフォーク131キロをワンバウンドさせる。

才木は、92球目、真ん中低目にフォーク132キロをワンバウンドさせる。

松山は、93球目、インハイのストレート144キロを、ヘッドを残して打つが、遊ゴロ。

5回裏

アドゥワは、2球目、真ん中低目にカーブ110キロをワンバウンドさせる。

糸井は、4球目、真ん中のチェンジアップ128キロを打って一ゴロ

ロサリオは、5球目、真ん中高目のストレート143キロを打って三ゴロ。

アドゥワは、9球目、インローにストレート141キロをワンバウンドさせる。

ナバーロは、10球目、インローのチェンジアップ128キロを空振り三振。

6回表

バティスタは、真ん中高目のシュート回転したストレート141キロを、ヘッドをボールの外側に入れて壁を作ってレフトスタンドに本塁打。

広島3-5阪神。

ここで、能見に投手交代。

西川は、アウトコースのベルトの高さのストレート139キロを、ヘッドを残して打つが、左飛。

能見は、4球目、アウトローにスライダー128キロをワンバウンドさせる。

會澤は、アウトローのストレート143キロを、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打つが、遊飛。

能見は、14球目、真ん中低目のフォーク129キロをワンバウンドさせる。

安部は、右膝を上げるのが遅れ、アウトローのフォーク130キロを空振り三振。

6回裏

陽川は、アウトコースベルトの高さのフォーシームを、ヘッドを残してライト前ヒットを打つ。

梅野は、アウトコースベルトの高さのフォーシームをバント。

原口は、真ん中のストレート143キロを、ヘッドをボールの外側に入れて、レフト前ヒットを打つ。

広島3-6阪神。

糸原は、23球目、真ん中のチェンジアップ127キロを打って左飛。

アドゥワは、27球目、インハイにストレートが外れ、北條に四球を与える。

伊藤隼太は、33球目、真ん中高目のストレート140キロを打って左飛。

7回表

田中広輔は、3球目、真ん中のストレート147キロを打って一邪飛。

菊池は、6球目、アウトコースベルトの高さのストレート148キロを打って遊ゴロ。

丸は、9球目、真ん中高目のストレート148キロを打って中飛。

7回裏

飯田は、2球目、リリースの瞬間、左肘が下がり、アウトローにストレート137キロをワンバウンドさせる。

5球目、インコースベルトの高さにストレートがシュート回転して糸井に四球を与える。

ロサリオは、アウトハイのストレート136キロを、ヘッドを残して打つが、右飛。

ナバーロは、アウトローのフォーシーム134キロを、空振り三振。

陽川は、アウトローのストレート137キロを、ヘッドを残してヘッドをボールの外側に入れて、センター前ヒットを打つ。

梅野は、インコースベルトの高さのシュート回転したスライダーを、、ヘッドをボールの外側に入れて、引っ掛けて打つが遊ゴロ。

結果は、遊ゴロだが、捕らえられている。

8回表

鈴木は、アウトハイのストレート149キロに、左膝を上げるのが遅れ、空振り三振。

下水流は、インローのストレート152キロを、ヘッドをボールの外側に入れて、センター前ヒットを打つ。

桑原は、16球目、ストレート151キロが、アウトローに外れ、バティスタに四球を与える。

新井は、トップを作ったから動かず、アウトローのストレート148キロを見逃し三振。

會澤は、アウトローのスライダー141キロに、左足を下すのが遅れ、空振り三振。

8回裏

中谷は、真ん中のストレート146キロを、ヘッドをボールの外側に入れて打つが、左飛。

糸原は、インローのフォーク136キロを、ヘッドをボールの外側に入れて引っ掛けて打つが、二ゴロ。

北條は、ステイバックができず、真ん中低目のストレート146キロを見逃し三振。

9回表

安部は、1球目、真ん中高目のシュート回転したボール151キロを打って遊ゴロ。

ドリスは、4球目、アウトローにフォーク142キロをワンバウンドさせる。

田中広輔は、6球目、真ん中高目のツーシーム153キロを打って二ゴロ。

ドリスは、9球目、アウトローにシュート回転したツーシーム156キロをワンバウンドさせる。

菊池は、10球目、アウトローのフォーク143キロを空振り三振。

試合データ

13回戦

2018年7月25日 18:00 甲子園

勝利投手 才木 3勝3敗 0S

敗戦投手 九里 4勝3敗 0S

セーブ ドリス 1勝3敗 21S

ホールド 能見 藤川 桑原

捕手(広)會澤 (神)梅野

本塁打 バティスタ 15号ソロ(才木)130m

残塁(広)8 (神)8

併殺打 (広)1 (神)0

失策 糸原(5回表)

暴投 才木(1回表)

試合時間 3時間16分

対戦成績 広島9勝4敗(802勝888敗 68分)