2018年広島vs中日6回戦。大瀬良は、6回3失点と試合を作ったが、チームは三連敗。

Last Updated on 2018年10月28日 by wpmaster

試合のポイント

ガルシアは、オープン戦のときよりも、ずっと良くはなった。

しかし、攻略できない投手ではない。

ガルシアは、トップを作るまでに、右肩と右膝は開くことは開く。

ただ、そこに至るまでに、左股関節は内旋しているし、ヒップファーストも極端でない。

左股関節のタメもある。

スパイクの内側から着地するのもフィジカル上悪いことではない。

ガルシアは、リリースの際の左肘の位置、トップの高さ共に高い。

回転軸が三塁側へ大きく傾いて、左腕と垂直に交わるから、ここまでのところを総合すると回転数の多い球が投げることができる。

しかし、外国のプロ野球で投げていた割には、一塁側に重心が残る。

腕が最後まで振れていないっていること。

これらは、大瀬良にも当てはまる。

福田に打たれた2塁打、大野奨太に打たれた3塁打もそうだ。

大瀬良は、投げ終わりに、三塁側に四股を踏むことが多い。

この四股を踏むっていう動作が右肩の損耗を早めているのだ。

四股を踏めば、腰が下半身がロックされる。

腕だけで内旋する。

しかも、腕を振り切れずに、途中で止まるのだ。

左股関節のタメは必要だが、左膝のタメは不要。

いつまでも垂直に曲げていてはダメだ。

その点、アドゥワは、オープン戦の頃よりも、右足をターンして下を使って投げられるようになってきた。

この試合は、ターンのときの股関節の開きもなかった。

投手戦において、自分のいるチームが点を取るまでは、点を全く取られるなとか言われるが、そんなん関係ねえよ。

大瀬良にしても野村にしても、先に点をやったって、自分のチームが点を入れた直後に点を取られたって、6回3~4失点なら、十分仕事をしているよ。

打撃の方は、試合を終えて肉体を休めてから、試運転を経て試合に入るのだから、第一打席から、投手の球を捕らえるのは難しいよ。

バティスタは、第二打席の本塁打は、顔から遠い、スイングの結果、ボールを長く見れる、瞬発力を伝えやすい、こすりやすい低目のホームランボールじゃが、ステイバックのときに頭が後ろの骨盤に乗って、右足の位置がズレず、左膝を投手方向に運び、ヘッドを残して、ボールをこすってボールの下にくぐらせて壁を作って打った。

タナキクマルだって、試合の前毎にフィジカルが異なる。

相手が投げた球に打撃を崩されて13~14打席ヒットが出ないことがある。

田中と菊池は、エッジがかかって、ステイバックできているから凡退の内容もそう悪くはない。

只、丸が、左の足がステイバックのときに、1歩、二歩後退する踵体重になっているんよ(1回表 インハイスライダー132キロ空振り)。

また、別の打席(4回表 インロースライダー129キロ)では、三振した後に左足が滑って回っているのよ。

この辺のところは、開幕直前予想阪神編のロサリオのところで書いてあるよ。

要するに、振り遅れるか差された打球しか飛ばない。

逆方向に壁を作って打ち過ぎたことで、相手投手が崩しにきた。

丸は、”ヒッチして上げる”は、残して、「うねり打法」の方は、ケースバイケースで、具体的には、顔に近いところの球の軌道のときには、封印して拇指球で回る方がいいかもしれぬ。

ここからは、総論の話になるが、

物事に偶然や自然はない。

運、不運もない。

鬼門なんてものも存在しない。

土地がプレーや金を生み出すなんてありゃしねえよ。

よって、敗北にも、これらは存在しない。

オフシーズン、実戦を休んでいて、試運転を経て、調整しながら、序盤を戦う。

序盤は、チームの総合力の差異は大きくない。

誰に教えられたのか知らないが、指導者の中には、この四股を踏むということが足腰を使って投げるということを頑なに信仰している者が数多くいるのだ。

エルドレッドがバックハンドシングルで捕ってからのトスが、ベースでなく、大瀬良に向けて行われている。

エルドレッドだけじゃないよな。

どの選手も、この連係プレーは、練習でもダラダラ流しているんだろう。

確かに、中日は、個人技だけでなく、こういう隙をつく体系化されたプレーが昨季までよりはできるようになった。

中日が上位進出できるかは、それがシーズン通してコンスタントにできるかによる。

これは、意識の問題ではなく、労働の問題だ。

4回戦は、予め、中﨑、Jackson、今村には、実戦登板させないと伝えてあったんだよ、

野村には、チームの最終の勝敗に関係なく、100球前後投げて6イニング食って試合を作れば、「勝ち」の評価をするよって伝えてあるんだよ。

試合をする前から捨て試合なんだよ。

中田が連打されて、後手後手に回って出しそびれたのではないよ。

試合序盤に捨て試合にできる試合は、年に10試合もない。

敗戦処理の投手なんて、常勝チームは、捨て試合が下位チームより少ないんだから、一軍に置いとかないよ。

藪田も勝ち得る試合で通用するリリーフ投手だから、一軍に置いているんだよ。

藪田は、メンタルの問題じゃない。

メディアを牛耳る奴等に洗脳されすぎじゃ。

野球をやったことがない奴ほど、メンタルを重視する。

イップスなんて空想上の概念だ。

メンタルが肉体の稼働に先立つということはあり得ない。

藪田は、100%フィジカルと体の稼働の問題。

この試合は、3四球共、リリースの直後で右肩が凹んでいたから、一軍で投げさすにしろ、起用法をフィジカルと相談しながら決めた方がいい。

場合によっては、一軍でも二軍でも投げさせない。

回跨ぎをしないリリーフの方が肩には優しい。

フィジカル上、投げれるのであれば、一軍。

藪田のような一軍の投手は、一軍の試合の中で良くない部分を修正、調整しながら、また、修正できなかったとしても他で補ったり、要所を押さえた投げ方をして抑えていきながら、投球動作を取り戻していけるからだ。

巨人や中日も優勝しているシーズンで同一カード3タテなんてされてたよ。

そんなに騒ぎ立てることではないよ。

4回戦の敗戦を引きずってとか、藪田が出てきた段階で、試合放棄だとかあるわけなけねえよ。

メンタルは関係ないよ。

個々の選手レベルでは、年俸の問題が関わっているから、相手投手が弱いところを見せたら容赦なく襲いかかるよ。

流れ、流れってオカルトの世界かよ。

実体がねえよ。

生まれつき野球が上手い奴なんていないよ。

向き、不向きなんてねえよ。

守備も練習させろよ。

やればやっただけ上手くなるから。

フリー打撃のときに自分の番でないときに守備につかせろよ。

堂林も松山もバティスタも後方のフライを追うときの背中の向きが逆のときがあるよ。

これも意識の問題ではなく、体の動かし方の問題。

赤松は、三塁側スタンドに背を向けて打球を追わない。

尚、試合は、2-3で広島の敗戦。

石ころで野球をやったことがあれば、肩肘、腰、腱、関節、骨、臓器がへばっても腹が立たない。

各論にしろ、関係付けの総論にしろ、一つ一つの動作を解析していけば、どこが故障しているのか、何故上手くいかないのかがわかるから、選手のプレーが結果につながらなくても腹が立たなくなる。

花畑にもならない。

采配の根拠もわかる。

見解の相違があったとしても、浅知恵で采配批判をしなくなる。

鞭を入れなくなる。

知らないから選手のプレーに腹が立つ。

つくづく不勉強による無知というのは恐ろしいことである。

社会において、ほのぼのとしたマイホームパパ、サバサバ系として通っているファンほど、言葉がキツイ、無理難題を要求する、しかも粘着するから、負け試合においては、始末に負えない。

得点経過他

1回表

田中は、アウトコースベルトの高さのスライダー133キロを、見逃し三振。

菊池は、インコースベルトの高さのストレート147キロを、空振り三振。

丸は、インコースベルトの高さのスライダー132キロを、空振り三振。

1回裏

大島は、5球目、アウトローのカットボール138キロを打ってニゴロ。

大瀬良は、7球目、ストレートをアウトローにワンバウンドさせる。

京田は、8球目、インコースベルトの高さのカットボール138キロを打って、右飛。

アルモンテは、11球目、真ん中のフォーク135キロを打って、遊ゴロ。

2回表

バティスタは、真ん中高目のストレート146キロを打って右飛。

安部は、インコースベルトの高さのストレートを打ち、遊ゴロ。

エルドレッドは、インローのスライダー133キロを空振り三振。

2回裏

大瀬良は、12球目、118キロのカーブをアウトローにワンバウンドさせる。

モヤは、真ん中高目のストレート147キロを打って、左前安打

平田は、アウトローのカットボール138キロを打って三ゴロ。

髙橋周平は、アウトコースのベルトの高さのカットボールを打って一ゴロ。

大瀬良は、23球目、スライダー131キロをアウトローにワンバウンドさせる。

福田は、アウトコースのベルトの高さのカットボール137キロを打って左越え二塁打。

広島0-1中日。

大野奨太は、インハイの131キロのスライダーを左越え三塁打。

広島0-2中日。

ガルシアは、真ん中のストレート143キロを打ち、遊ゴロ。

3回表

下水流は、真ん中のスライダー135キロを打ち、二飛。

磯村は、インハイのストレート146キロを打ち、ライト線に二塁打。

大瀬良は、インコースベルトの高さのスライダー126キロを打ち、投ゴロ。

ガルシアは、49球目、インコースベルトの高さにスライダーが外れ、田中に死球を与える。

菊池は、インローのストレート148キロを見逃し三振。

3回裏

大島が真ん中低目のストレート144キロを打って左前安打。

京田は、右足の拇指球から右足の踵に重心を移してバントするときに左足がバッターボックスから出て守備妨害でアウト。

アルモンテは、インハイのストレートを空振り三振。

モヤは、147キロの真ん中高目のストレートをヘッドを残して打って左前のゴロヒット。

バティスタが後逸し、広島0-3中日。

平田は、アウトローのカーブ114キロを打って一邪飛。

4回表

丸は、インロースライダー129キロを空振り三振。

バティスタは、真ん中低目のストレート142キロを打ってバックスクリーンへソロ本塁打

広島1-3中日

安部は、インローの141キロのスライダーを打って中前安打。

エルドレッドが、アウトハイのストレート149キロを打って右中間を抜ける二塁打。

広島2-3中日。

下水流は、インローのストレート147キロを打って二ゴロ。

磯村は、インコースベルトの高さのスライダー133キロを打ち、遊ゴロ。

4回裏

髙橋周平は、真ん中のカットボール136キロを打ち、一ゴロ。

福田は、インローのストレート144キロを打ち、右飛。

大野奨太は、アウトローのストレートを打って右飛。

5回表

大瀬良は、インコースベルトの高さのストレートを打ち、一ゴロ。

田中は、真ん中低目のスライダー134キロを空振り三振。

菊池は、インコースベルトの高さのスライダー134キロを打ち遊ゴロ。

5回裏

ガルシアは、インコースベルトの高さのカットボールを空振り三振。

大島は、真ん中のフォーク137キロを打ってニゴロ。

京田は、真ん中のフォークを打って右前安打。

アルモンテは、アウトハイのストレート144キロを打ち、二ゴロ。

6回表

丸は、真ん中高目のスライダー132キロを空振り三振。

バティスタは、真ん中低目のチェンジアップ134キロを空振り三振。

安部は、インコースベルトの高さのスライダー134キロを空振り三振。

6回裏

モヤは、真ん中のストレート144キロを打ち、ライト前ヒット。

平田は、真ん中のストレート140キロを打ち、二飛。

髙橋周平は、インコースベルトの高さのストレート145キロを打って左飛。

福田は、真ん中のストレート146キロを打って二飛。

7回表

エルドレッドは、インコースベルトの高さのシュート148キロを打ち、二ゴロ。

ガルシアは、108球目、インハイにチェンジアップが外れ、下水流に四球を与える。

磯村は、インハイのストレート141キロをバントする。

鈴木誠也は、インローのストレート149キロを打って一ゴロ。

7回裏

藪田は、4球目 カットボール135キロをアウトローでワンバウンドさせる。

5球目、144キロのストレートをアウトローでワンバウンドさせて大野奨太に四球を与える。

9球目 ストレート142キロがアウトローに外れて堂上に四球を与える。

12球目、140キロツーシームが真ん中低目に外れる(記録上は、捕逸)。

13球目、ストレート143キロをインハイに外して大島を歩かせる。

ここで、藪田は降板し、アドゥワが登板。

京田は、5球目、インローのチェンジアップ117キロを、空振り三振。

アルモンテ(左打席)は、インローのチェンジアップ123キロを打って、ニ併打。

8回表

田中は、インコースベルトの高さのカットボール140キロを打って一ゴロ。

丸は、アウトローのカットボール135キロを打ち、遊ゴロ。

丸は、インコースベルトの高さの137キロを打ち、二ゴロ。

8回裏

モヤは、真ん中高目のストレートを打ち、二ゴロ。

平田は、アウトコースベルトの高さのストレート142キロを打ち、右飛。

亀澤は、真ん中高目のストレート138キロを打ち、右飛。

9回表

バティスタは、インハイのストレート139キロを打って二飛。

安部は、インコースベルトの高さのフォーク135キロを打って中飛。

エルドレッドは、アウトコースベルトの高さのスライダーを打って一ゴロ

試合データ

勝利投手 ガルシア 3勝0敗

敗戦投手 大瀬良 2勝2敗

セーブ  田島 0勝0敗 4S

ホールド 鈴木博志

本塁打:バティスタ2号ソロ(4回ガルシア)

失策  バティスタ1

対戦成績 広島3勝3敗