岡田くん、一年間お疲れだね。

Last Updated on 2017年12月13日 by wpmaster

09/09/2017 23回戦 広島9-5中日 ナゴヤドーム

この試合、中5日で岡田が先発。

先発投手は、肘周辺の毛細血管を再生させるのに日付けすると4日かかると言われる。

肩と腰は休んでも回復しない。

中4日の場合、ノースロー2日、ブルペン、ノースロー又はノースロー、ブルペン、ノースロー2日で次の登板。

岡田の場合は、肩の故障歴がある。

岡田は、直近の先発から何回ブルペンに入ったかは伝えられない。

岡田は、初回京田のところから、トップを作ったときに、右肩がへこむ。

投げる試合毎に肩の状態が悪くなっていることが看て取れる。

福田のところで、フィニッシュで左膝を伸ばし右足を一塁側に送り、真っすぐを投げて福田は左膝が伸びて差され、右飛。

岡田は、2回、亀澤のところで、テイクバックで右肩が下がり、トップを作ったときに右肩が凹み、前に倒れる。

これでは、投げる毎に余計に肩を損耗させてしまう。

4回、京田のところでも、トップを作ったときに右肩が下がる。

岡田は、4回90球 6安打 3奪三振 4四球 4失点(自責2)。

岡田は、登板翌日、登録抹消。

事実上、優勝の瞬間には立ち会えないこととなった。

岡田は、肩の状態から言えば、今シーズン、CSも日本シリーズも、もう投げない方がいいかもしれないね。

しっかりとリハビリをして、投球動作を作り直した方がいいね。

けど、ほぼ一シーズン、先発ローテで回り、12勝。

立派に貢献したよ。

岡田くん、お疲れ。

二番手九里も、この試合は、投球練習のところから看て取れたのだが、

トップを作ったときに右肩が下がり、フィニッシュで三塁側に重心が残り、

バックスピンのかかりが十分ではない。

九里は、2回 26球 1安打 2奪三振 1失点(自責0)

7回から登板のJacksonは、左膝を伸ばして壁を作って一塁側に回り変化球のキレもいい。

Jacksonは、1回 14球 1奪三振 無失点

8回の一岡は、投球練習のときからボールを引っ掛けている(右肩が下がっている)。

バックスピンのかかりは良くないが0で抑える。

一岡は、1回 20球 無安打 1奪三振 1四球 無失点

9回の中﨑もフィニッシュでの一塁側への重心移動は完璧ではないが、まずまず。

中﨑は、1回 13球 無安打 無失点。

中日の先発はサイドアームの三ツ間ということで、右よりも更に目線の遠い左打者中心の打線(菊池は7回から途中出場)。

二番打者をプルヒッターの左にすると、進塁打になるだけでなく、

一番打者が盗塁してシングルヒットを打ったり、一塁線を破れば、盗塁しなくても一番打者を本塁に生還させることができる。

一番から三番までを左打者を置き、4,5番を右にするのが、私にとって理想の打線。

二番安部は賛成で、菊池を5番にして走塁面の負担を軽くしたい。

中日先発の三ツ間は、2回、野間のところでトップを作ったときに、右肩が下がりボールを引っ掛ける。

岡田は、野間の盗塁をアシストした結果となった空振りなんかは、とんでもない踵体重になっているのだが、

三ツ間は、岡田に後ろ足に重心を残されてセンター前に打たれてしまう。

142キロの真っすぐなんだが、横振りのサイドアームであることに加え、フィニッシュで重心が三塁側に残るから、右肩が開く。

シュート回転する。

打者の目線からリリースポイントが遠くなるから、投手の岡田でも対応できてしまう。

5回広島は、田中四球、盗塁失敗、安部四球、安部盗塁失敗、丸四球の後、

松山が高めの球を壁と作ってセンターオーバーの三塁打。

結果として、3四球と三塁打で1点しか入らなかったわけだが、

ランナーは貯めるもんじゃないよ。還すもの。

ランナーが二塁に進めば、シングルヒット1本で一点入るわけだからね。

俺はこの2つの盗塁失敗は責めないよ。

谷元も日本ハムにいた頃より、腕の位置が下がり、スリークウォーターに近くなっている。

安部は、それほど厳しい球ではないが、右肘で掃ってライトフェンス直撃の二塁打。

丸が二ゴロで、安部三塁へ。

松山が低めの球を壁を作って右腕主導でセンター前で一点差。

西川は、バットを担いだところから、トップは深くヘッドも45度くらいに立つのが、

ヘッドが寝てトップスピン(下向き回転)がかかり、バウンド。

オープンスタンスは、前足を開いた状態から足を上げたときに内に入れるが

開いた状態で足を上げ下しするので、クローズドスタンスやスクエアスタンスよりも

腰の回転による瞬発力が産み出し切れないので逆方向に飛ぶ割合が高いが、西川はプルヒッター。

この打席、良く言えば壁を作ったと言えなくもないが、

腰の回転を使えていない。

内野安打で一死一、二塁。

岩本は、谷元のインロー144キロ真っすぐ、

後ろの腰の内臀筋を使って産み出した瞬発力をぶつけ、

両腕が伸びる最も飛ぶコースを、トップを45°から、

耳と左肩の間から振り出し、腰の回転を使い、両腕を伸ばし、

重心を後ろに残してセンターバックスクリーンへ。

頭も後ろ足の骨盤の上に乗っている。

これぞ、ホームラン打者の打ち方。

谷元は、スライドステップのときに、左足が硬直し、瞬発力を消耗している。

代打で出たバティスタは、ファームでクローズドスタンスに変えて9月8日から一軍復帰。

クローズドスタンスから、左足を開いたり、ボックスラインと平行に投手方向にステップする打法をクロスステップと言うが、

これは、既に鈴木誠也、内川、岩本がやっている。

岩本にしろ、スクエア及びクロスの鈴木誠也にしろ、骨盤の上に上体を緩く前傾して乗せ、緩く膝を曲げて、

股関節、後ろの腰の内臀筋を使って瞬発力を産み出してコンタクトの直前に両腕を伸ばしてボールにぶつけているので飛距離が出る。

構えたとき、グリップの位置はそれほど奥でなく肘がロックされていない。

懐が広いので、始動のときに捻じっているクローズドスタンスでも、始動してみてインコースの軌道が見える。

センターから左(岩本は右)に打球が飛ぶ。

一方、バティスタは、ゲレーロほど、肘はロックされていないものの、クラウチングスタイルで左膝をタイトに曲げ、右膝はほぼ伸ばしている。

よって、バティスタは、インコースを左肘で掃えても前に出されて空振りかファウルになり、

ゲレーロ同様にインサイドのベルトより上の球に差される。

トップを作ったときにトップが浅く、ヘッドが寝ている状態で振り出している。

すなわち、始動が遅いから当たっても右方向に打球が飛ぶ。

8回松山が福から、この試合4本目の安打で8-5

松山は、このところ、体の中心線より体が前に出されているんだけれども、重心が後ろに残っている分

率が残っている。

亀澤のエラーで9-5。

試合は、9-5で広島の勝利

勝利投手は、九里で、8勝5敗 

敗戦投手は、谷元で、0勝1敗

対戦成績は、広島の14勝7敗2分け。

まとめ

中日戦の連勝で、80勝。

記録上の優勝にも、また、近づいた。

[追記]

安部を2番に置いた打線は、バントのない、少ない安打で得点でき、しかも、得点圏がループする攻撃型打線になります。1~3番の三振がもっと減れば、より完璧な打線になるでしょう。