岡田くんも阿部くんも他の選手もみんな、精いっぱいやっているんだよ。

Last Updated on 2017年12月11日 by wpmaster

20回戦 広島4-1巨人 マツダスタジアム

“お前みたいな奴でも泣くんだな”

全盛時は、ストライクゾーンのどこに投げても打たれる。

要所では必ず打つ。

ベンチにどっかり座って、露骨にプゲラな表情。

脳内で何度、”そっちにファウル打ったろか”と思ったことか。

バスの中でクロワッサンを食べていることを阿部にチクられた小林くんは、パワプロの中で阿部の顔面近くに投げています。

捕手は、セカンド、ライトと同じ頻度でカヴァーに入る。

受けたファウルチップ、ショウトバウンドは星の数。

漏れも、ピッチャーやってたとき、マスクとレガースをして至近距離からノック受けたけど、

硬式はワンバンしても尋常でなく痛いんじゃ。

ハニーの服が破れるみたいに皮膚が割れるんじゃ。

それにしても、満身創痍で一塁まで全力疾走できない体なのに、

ここまでようやったよ。

確かに、1本1本のヒットには、価値や属性は備わっていない。

価値や属性は、所詮は、人間が後付けで評価したものなのだ。

2,000という数字も「もの差しで」はない、評価なんじゃ。

この1本のヒットも通過点なんじゃ。

カープの投手が2,000本目を打たれたとかどうこうは、些末なことだ。

ここまでヒットを積み重ねてきたというプロセスを、今後もヒットを積み重ねれば、更に、評価せにゃいけんのじゃ。

この日のヒットもテイクバックが遅れ前後の懐が短くなって

始動が遅れて球を追いかける。

お前も衰えたな。

5年前ならあの球は、スタンドに持って行けたもんな。

それでもボールの軌道にバットを水平に出して両腕を伸ばしてライト前に引っ張った。

現状できる最高のバッティング。

ナイスバッティングや。

両チーム、スタンドから拍手。

素晴らしい光景じゃったな。

じゃがな、試合の勝負は別じゃけぇ。

後続はきっちり打ち取らせてもらうで。

勝たせて記録に花を添えさせるわけにはいけんのじゃ。

この日のカープの先発は岡田くん。

セットからグラブを高く上げて右肩を上げるのはいい。

じゃが、テイクバックのときに右肩がさがるんじゃ。

その反動で上体と頭がバタンと倒れる。

これじゃ、中盤、持たんで。

肩がへこんでからの対処も大事じゃが、

序盤、そうなる前の投球動作も大事なんじゃ。

カーブは、テイクバックを小さくし、左膝のタメを作って投げる。

フィニッシュでも左膝が伸びる。

カーブを交えて立て直しを探ります。

しかし、2回に入ってもボールを引っ掛けることが何度かあり、

86球6回で降板は早く降板しずぎではない。

岡田は、6回 4安打 5奪三振 1四球 1失点(自責0)

中継ぎを早い回から投入できる休み前の日曜に

若手ではなく、岡田を投げさせる。

秘かに、これは、メグと畝のファインプレーじゃと思うとるんじゃ。

一方の巨人先発今村信貴の方も、トップを作ったときに肩、肘が上がっているところは素晴らしいんじゃ。

フィニッシュでの三塁側へ上体を傾けての重心移動もできている。

ただ、スライドステップのときに右足の負荷がかかってロックされている。

これでは、途中で瞬発力が消耗してしまう。

それと膝の開きが早い。

そこが残念なんじゃ。

今村信貴は、4回 78球 7安打 4奪三振 1四球 3失点(自責2)

試合は、4-1で広島の勝利

勝利投手は、岡田で、11勝4敗

今村猛が21セーブ目(1勝3敗)

敗戦投手は、今村信貴で、0勝2敗

対戦成績は、広島の15勝5敗

まとめ

ところで、ブログは全ての者に訴えかけると多くの方に読んでもらえないんじゃ。

矛盾するようだが、そうなんじゃ。

支持コメもPvも少ないワシが言うのもなんじゃが、

支持コメがバズってる記事って、pvは大したことないじゃろ。

読者を絞って書かないけん。

漏れは、全ての者に向けて記事を書いてはいない。

小さいお子さんや女性の方は、

投球動作と肩の故障との関係なんてわかってくれんでもええんじゃ。

技術面からのプレーの見方なんててきなくたっていい。

各自がそれぞれの応援の仕方をしてくれていい。

ボールを地面に叩きつけるというのは、一つの現象にすぎぬ。

“選手は常に故障とつき合いながらプレーをしている”。

そこをわかって欲しいんじゃ。

メンタルや錯覚が肉体や行動に先立つことはない。

痛みの限界を超えるとどうすることもできないこともあるんじゃ。

体を動かしているときもそうだが、肉体が弱っているときは、特に、そこにはメンタルは介在しないんじゃ。

じゃけ、四球を連発したり打たれたりして結果がでなくても優しい気持ちで選手に接して欲しいんじゃ。

人間には防衛本能は備わっていない。

プロ野球選手は、同年代のサラリーマンより給料も高い。

じゃがな、彼等はロスチャイルドやロックフェラーじゃないんじゃ。

原因はこの2人にあるんじゃが、ほとんどの者は、働き続けて生き続けなければならない。

姿形のない札束を源にして働いているんじゃ。

じゃけぇ、阿部に対して、何チンタラ走っとるんじゃとか

岡田が四球を連発すること、イニングを食えないことを責めることとかはして欲しくないんじゃ。

後は、誠也くんのエラーじゃが、

あのバウンドはノッカーが再現不可能って?

これは優しすぎよ。

フリーバッティングのときに守りについて打球を数多く裁かないけん。

1球毎にバウンドは同じははないが、そうすることで応用できることがあるんじゃ。

[追記]

高橋昴也、順調にきていますね。

8/3 5回を投げて80球 無失点

今回着目していたスライドステップは、足裏をわずかに浮かせて下すだけ。本当に足踏み程度。

ここは素晴らしい。

少し残念なのは、2球ほど着地前に一旦、足裏が静止してしまうことがあったところ。

これだと、瞬発力を投げる前に消耗してしまう。

肩の故障歴があるが故の、リリースまでに瞬発力による負荷をかけずに、後ろを小さく前を大きくする投げ方。

それでいて三角筋を使って胸の張りもできている。

フィニッシュでの右膝の伸びと三塁側への重心移動もできている。

3イニングス目当たりから、トップを作ったときに左肩が下がり、ボールを引っ掛けて低めに外れたり、頭がラインから外れて高めに球が外れることがあった。

順調とはいえ、一軍で投げさせるのは時期尚早だと思います。

[追記]

仰られるとおり、右投手が左膝及び左足全体で弧を描けば、左肩の開きは早くなります。

リリースポイントが打者の目線から遠くなりますので、球の出処は見やすくなります。

一軍半の打者や投手中心の下位打線は抑えられるかもしれませんが、左膝及び左足で大きく弧を描くと、一軍の上位打線に対すると、ほぼ100%に近い確率で炎上します。