じゃけん言うたろ。藪田はセリーグナンバーワンのタフな投手になれるって。(東京の人間が広島弁使うとやっぱキモいよな。)

Last Updated on 2017年12月11日 by wpmaster

19回戦 広島1-0巨人 マツダスタジアム

”カープで最もタフな投手がセリーグで最もタフな投手に勝った”

選手層の厚い巨人は、夏場に別のチームになる。今の巨人は強い。

坂本、阿部、長野、亀井、菅野、生え抜きの巨人の選手は、勝ち方を忘れていない。

藪田が1-0で巨人を完封した。

意外なところは何もない。

散々藪田のピッチングを絶賛しているけど、お前、藪田をリリーフに回せ言うとったやないか?って。

言っとくが、俺は、先発ができない奴をリリーフに回せという考え方は大嫌いじゃ。

俺は、2か月前、菅野が衰える前に、菅野を追い抜くのは、藪田だと高らかに宣言した。

詳細な根拠を挙げて宣言した。

それは今でも変わらない。

実力的には既にカープ史上最もタフな投手だ。

山根じゃやないの? 津田じゃないの?

って、それは愚問というものだぜ。

当時とは球界全体のレベルが違い過ぎる。

オンタイムで津田を知っている者にとっては、早逝したことで美しい思い出になっているかもしれん。

だがな、野球の実力は正当に評価せにゃあかん。

確かに昨年後半と今年1年の実績の藪田が、何年も実績を上げている菅野に1回投げ勝ったぐらいでは、

菅野を抜いたことにはなるまい。

しかし、今日のこの試合の間は、セリーグナンバーワン投手だ。

このところ、藪田は、状態は下降線で、今日も状態は良くなかったけど、よく持ち直したよ。

今日は、初回、陽の5球目で、早くも、トップを作ったときに右肩が下がって、ボールを引っ掛けたからな。

その後も、43、50、51、52、54、61、62、97、99、100、101球目で

トップを作ったときに右肩が下がった。

肩の状態が良くない中、よう投げた。三角筋を使って胸を張り、トップの位置を上げて修正したよ。

今日は、7回で代えてくれ思って見とったけん、

119球か。

しかし、今のリリーフ陣に藪田よりタフなピッチャーおらんもんな。

じゃけん、しっかりリハビリして次の試合に備えにゃあかんで(使い方合ってるよな?)。

この日も、終始、スライドステップで投げ、

肩がへばりかかっては、左膝のタメを作って左膝を伸ばし、

三角筋を使った胸の張りを作り、肩甲骨周辺の筋肉を剥がすように稼働させ、トップを作ったときに肩、肘を高く上げた。

フィニッシュで右足を左足の前を通過させて一塁側に重心移動し、要所でも一塁側への重心移動ができていた。

何度も繰り返すが、このフォロースルーこそが菅野を追い抜けることの根拠なのよ。

前の2試合では、要所でそれができてなかったのよ。

この日は良くないながらも完封したけど、藪田の実力は、こんなもんじゃないんだぜ。

前にも詳細な根拠を挙げて書いたけど、メジャーで通用するピッチャーなのよ。

試合経過

試合は、西川がインハイのボール球のカットボールを右肘を掃ってライトスタンドへ。

“主砲”の一振りで1-0。

“女のケツみたいだ”と誠也に揶揄された西川だけど見かけによらず主砲なんだぜ。

バッティングもピッチングも、脱力、瞬発力よ。

今季から逆方向にスライスした当たりを打たされているけど、基本は典型的なプルヒッター。

そう、トップの深さがなせる業なのよ。

天才なんかではない、相当振り込んでなければできないよ。

まとめ

1-0の試合が大好物な俺的には、今季最高のゲームじゃったよ。

勝利投手は、藪田で、11勝2敗

敗戦投手は、菅野で、12勝5敗

対戦成績は、広島の14勝5敗

[追記]

確かに、1996年は、広島も巨人も40試合超にわたって勝率•732~•767で勝ち進んだ期間がありましたが、今の阪神の選手層を考えると、今のペースで残り試合を勝ち進むことはないと思います。
4勝5敗ペースで広島は優勝すると思います。
今シーズンは、昨日の藪田で、チーム全体で見ても最後の完投だと思います。
先発は、平均90~100球で6イニングが基本線になると思います。
ヘーゲンズの役割をブレイシアがやることになりましたが、勝ち継投の投手の投手の負担は、これまでどおりでしょう。
やはり、どこかで先発投手一人を後ろに回さざるを得ないでしょう。

岡田も肩がへばったら、膝を使って
肩、肘を上げて、40球前後を乗り切って90球で6イニング食ってくれればと思います。