ヤクルト2回戦、接戦を何とかものにする。

Last Updated on 2017年12月19日 by wpmaster

今日の先発は、前回阪神戦でKOされた岡田と、昨年広島が2勝0敗 6.66と打ち込んだものの、通算では、3勝10敗の小川。

今日の岡田は、初回から、前回ほど酷くはないけど、まだ、少しをステップするとき、左足が弧を描いている。

ヤクルト打線は、スクエアの山田を除き、バレンティン、畠山、大引と主力選手がインコースの対応が遅れるオープンスタンスであったこと、

低め、特に、アウトローは、最も対応が遅くてよく、見極め易い。

ヤクルトの各打者には、低めは捨てろという指示が出ていたと思われるが、

ボールの高さが対応を速くしなければならない高さにしていたので、

バレンティン、畠山、大引らは空振りしてくれたり、インパクトの際、膝が伸びてくれた。

球速の割には、ベルト以下の球は、打者は、それほど球がキレているとは感じなかったのではなかった。

実際に、150キロ前後でも低めの球はきれいにはじき返されている。

膝が開いているので、フォークもチェンジアップも落ちない。

明らかなボールゾーンからど真ん中に入ってきたので打者が対応できなかっただけである。

岡田ー石原のバッテリーも球が球速の割には走っていないことがわかっていたので(両者は技術面の話はしていると思う)、

敢えて、インハイ、真ん中、アウトハイとゾーンよりボール2個分高い球を多投させたのだと思う。

緩い変化球を交えて、弧を描くのを修正することを試みたが、7回、ようやく、畠山のところで修正された。

今日は、投球動作が立ち直りを見せつつあった7回を抑えたところで上がりにしてあげてほしかったが、

8、9回も投げさせた。

8回、9回は疲れから、肘が伸びあがり高めに外れた。

顔に近いところで反応してもおかしくないところであったが、中村が四球を選んだところで交代。

8回1/3 147球 5安打 9奪三振 5四球 自責1

攻撃の方は、広島は、2回、新井のレフト前安打、

鈴木がハーフスイングで三振の後、エルドレッドが四球。

安部のニゴロでランナーが入れ替わり、

ピッチャーカットを小川がスルーしてダブルスチール(新井、安部)が決まったのと、

石原が無理せず、ライト前に運んで、2-0としただけ。

その石原は7回バントを失敗している。

小川は、左足を真下に落としているが、弧を描くことなくステップしているので、力が逃げない。

投球内容は、小川の方が岡田よりもずっと良かった。

ボールにキレがあれば、さほど、インハイは要しない。

高さを使った組み立ては、石原にとっては苦肉の策であっただろう。

岡田に関し、良くないときに、ボールを見極める暇のない、窮屈な高さを利用して抑えたということに関しては、バッテリーは評価できる。

プロは結果なので、まずは、1つ勝てて良かったねと。

折角、抑えたのだから、わざわざ、良くなかったところを指摘しなくてもという声はあるだろう。

昨日の加藤に引き続き、いい流れだとか、昨日の再現であるという声もあるが、

投球内容は加藤の方が全然いい。

いいときの岡田は、低めのカット、真っすぐ系も伸びる(厳密にいうと、初速と終速の差が小さい。)。

いいときの岡田はこんなもんじゃないので、

敢えて、言わせてもらった。

回が終わる毎に監督やコーチがベンチで技術的なこと、ましてや、わかりもしないメンタルについて説教される、話しかけられることは

あまり投手にとって気分が良くないことは俺も良くわかるので、

次の登板までの間のどこかで、石原あたりが技術的なことを声をかけてもう一度確認してやればいいのではないか。

代わったJacksonも今日はステップ幅が狭く、三角筋を使い切れていなかった。

それでも、最後は坂口を真ん中の窮屈な高さに投げて詰まらせてゲームセット。

個人的には、中﨑を抑えに据え置いて、球を動かして、ごまかしながら、乗り切ってほしいが、

敢えて、少しの間、中﨑を抑えから外すのであれば、クローザーはブレイシアがいいと思う。

冗談抜きに、前回のブレイシアの方が、ここ数日の今村や今日のJacksonと50歩、100歩かむしろ良い。

Jackson、今村は、肩を作る準備の問題があるので、投げるポジションは変えない方がいいと思う。

[追記]

今シーズンこれまでのところ、全試合ブログを書いていますので、4/8に中﨑を投げさせると4連投になることは把握しています。

4/8の試合も、前回Jacksonは、抑えていたし、ブルペンでは良かったのかもしれませんので、采配について論ずると結果論になってしまうでしょう。

暫定的に中﨑の代役というのは、あくまで、今後の話です。