大瀬良が復帰も打たれ、敗戦

Last Updated on 2017年12月7日 by wpmaster

初回、大瀬良は、先頭大島の初球は、136キロの真っ直ぐ系の球で全盛時のスピードはありません。それでも追い込みますが、131キロの甘いカットボールをライトスタンドに運ばれます。エルナンデスがセンター前に抜ける当たりでしたが、菊池が追いつき、捕ってからが早く、一塁に正対して送球してアウト。平田には、バックスピンをかけられ、レフト前に落とされます。ビシエドのベース寄りの高いバウンドの難しいゴロを簡単にさばいて2アウト。ナニータ四球、福田にカットボールをライト前安打を打たれ追加点。

2回、2死から大島の当たりは、緩いスライダーに合わせ、打球が遅く、やや芝で打球が殺されて、それほど深い当たりではない左中間の当たりであったことから、二塁に進まれます。続くエルナンデスにインサイド寄りの球を引っ張られて1点を追加されます。

2回裏、新井が外の遠い球を腕を伸ばして芯を長くして打ち、ライト前、下水流のレフト線の二塁打で、新井が三塁を回り、中継に入った堂上が深いところから高い送球が捕手の前でショートバウンドし、横に逸らす間に、下水流は、三塁へ。會澤がレフトフライで1点止まり。

4回表、九里から打った大島の当たりは、左中間に飛び、落ちる寸前に丸の横でシュート回転がかかり、抜けていき、三塁打になりました。

4回裏、鈴木が追い込まれてから、変化球を余裕をもって見逃し、チェンジアップを後ろを大きく取ってヒットポイントを長くしてレフト前。アナウンサーの話では広島の場合は、ランナーは基本的にはグリーンライトとのことであるが、広島の監督コーチが企業秘密を記者に簡単に話すとは思えないので、実際にはケースバイケースでサインがあるのだろう。下水流が三遊間に飛びますが、結果ランエンドヒットで進塁打。會澤の安打で2点目。九里の高いバウンドのゴロ、田中のライト前で、二塁走者の會澤が還り3点目、5-3と2点差に迫ります。

大瀬良は、肩の開きが早く、ストレート系の球がシュート回転をしていた。リリースポイントも一定していなかった。未だ、肩、肘が完全に回復していないのだろう。高く入っていたので野手のいないところに打球を落とされていた。スライダーは、136キロ位の小さく曲がり落ちるものと緩いものがあるのだが、前者は、空振りが取れていたが、後者は腕の振りが緩み、高く入っていたので、空振りが取れなかった。カーブを要求して体の動きを修正させることを試みて来たが、最後まで良くならなかった。この日の最速は、142キロ。制球も含め未だ、調整段階であることが看て取れた。

肘の回復と相談しながら、スピードが戻っていない中投げることで、初球からボール球で簡単に打たせて取る技術を覚えて行って、スピードがなくても抑えられるということを知って欲しかったが、内容、結果とも良くなかった。今のままでは、一軍で通用しないので、もう一度、ファームで調整した方がいいと思う。

6回、九里から大島がバックスピンをかけてレフト前に落としサイクル安打、カウント2-1でランエンドし易いカウントで一、二塁間が空いている。

6回、鈴木が体勢を崩されて遊ゴロ、一死から、空振三振してもおかしくない変化球を見切り、下水流が最後は四球、會澤のライト前で下水流は三塁へ行きますが、會澤はライト平田が2塁送球しアウト。代打松山のライト前で4-6。田中の何でもない一飛をビシエドが落球。菊池が四球で二死満塁。丸が一二塁間を破るグランダーの安打で2者還り同点。カウント3-1から、ショート逆を突かれてセンター前、1点追加。本塁へは送球が返ってきません。エルナンデスは一塁ストップ。ナニータにも安打を打たれますが、ルナが三塁線の当たりを好捕。

7回、四球の新井と下水流を置いて、會澤三振、代打岩本がインローの好きなコースよりややずれる福谷の難しいコースの球を打って真正面の二ゴロで無得点。

8回、Jacksonが、この日は、真っ直ぐを動かしながら、無失点。

8回、田中がライト前へ安打。菊池が首付近のインサイドをよけながら、バント成功。しかし、丸がセンターフライ、ルナが岡田のワンバウンドのススプリットを見逃した後、もう1球、スプリットが来たところを見逃し三振で無得点。

9回、中﨑が左打席の藤井に外から内に入れるスライダーが甘くなるなどありましたが、何とか無失点。

9回、田島に対し、新井、鈴木ら右打者がスプリットを開きながら引っ張りにかかり、ボールが消えたと錯覚。安部は、腰を開かずにカットしてファウルで粘りますが、三振。田島は回跨ぎで5者連続三振を含み、2イニングを締められます。

10回、今村が先頭大島に四球、エルナンデスが構え遅れながらもドラックバントを成功させ、平田へは、三球勝負でインサイドの窮屈なところへ145キロ真っ直ぐを投げ空振り三振、ビシエドに対し、代わって入っている石原が座ったまま、勝負を避け、次打者に高目に入ることを防ぎますが、2球目が真ん中に入ってしまいますが、ビシエドは見逃し。最後は四球。杉山に対して、バットのグリップ付近に当てさせ詰まらせますが、振り切ったことと、ボールが高い分、野手のいないところに落ちます。7-6と勝ち越されます。

ホームゲームで勝ち継投の3人を全て使ったのは痛かったですが、大瀬良が序盤に至れた故に7-6追いついただけで、勝ち越したところは、一度もなかったので、そこのところは、割り切れる敗戦です。

巨人が勝って9ゲーム差とされますが、次の阪神戦からも地道にやっていくしかありません。