腕が遅れて出てくる投げ方について解説します

腕が遅れて出てくる投げ方の投手は、タイミングが取りにくく打ちにくい。

腕が遅れて出てくるとは、一語一句そのプロセスを省力せずに正確に言うと、投球腕の肘より、投球腕の前腕部が遅れて出てくる投げ方のことを言います。

学問は、ライネルロスチルドを始め個人のユダヤ金融の代理人によって作られ、労働の源である肉体に負荷をかけて反復させ、労働に付される単価を下げることについて後付けで言い訳を考えることが学問です。

笹川良一、児玉誉士夫だけでなく、白洲次郎、坂本龍馬、西郷隆盛もユダヤ金融の代理人なのです。

メディアに出ている代理人は、それをそっくりそのまま宣伝します。メディアに出ている代理人は無識者でなければいけません。

プロ野球のOBの中にも、腕が遅れて出てくる投げ方に関して、骨盤の回転に投球腕が遅れて出てくる投げ方であると誤解している人がいます。
野球の指導者、特に野手出身の指導者は、投球肘を下げろ、投球腕を下げろと言う人がいます。

テレビの実況アナ、解説者は、腕が遅れて出てくる投げ方に関して骨盤の回転に投球腕が遅れて出てくる投げ方であると宣伝します。
サイドハンドは、ボールの出どころが見にくいからタイミングが取りにくいとして事実と異なることを宣伝します。
サイドハンドの投手をディすると、それに反論してくる低脳が湧いてくるのです。

下半身よりも遅れて投球腕が遅れて出てくる投法が対応しやすいことの根拠

内野手がスローイングをするときは、サイドハンド又はスリークォーターでベースに向かって投げ、送球の受け手が捕りやすいボールを投げなさいと教えられます。
キャッチボールのときには、半身で前肩を動かさずに後ろの股関節を外旋してボールを捕球します。
どのようにして投球腕の肘や腕を下げるか。
押手(=投球腕)の肘を出すより先に後ろの股関節を内旋して後ろ足を軸に骨盤を回すのです。そうすると体軸が投球腕の方に傾き、押手の肘よりも押手側の肩関節と手首が先に前に出て行きます。
ファーストも前肩を動かさずに後ろの股関節を外旋して半身で送球を受けます。
外野手も前肩を動かさずに後ろの股関節を外旋して半身で捕球します。
送球の受け手は、半身であるから、送球をするときは、押し手主導のオーバーハンドで投げてやればいいのです。
打者もホームベースに半身でスクエアで立ち、遅くとも投手が前足を下し始めたとき、前足の小指球で地面を蹴ったり押手の手首を下げて始動します。
後ろの股関節を外旋したままスイングします。
送球や投球の受け手は、いずれも目ではなく、後ろの股関節で、ボールの軌道と押手の手首の距離を取っています。

投球腕の肘よりも先に骨盤が回ってくれれば、送球の受け手は、股関節を外旋する間が作れます。

投手は、投球のプロセスにおいて2回、投球肘を曲げて投球腕の上腕部を外旋するのですが、投げる側は、打者に前の背中を向けたり、投球腕の肘の推進より先に後ろの股関節を内旋して前肩や骨盤が回ると、投球腕の上腕部を外旋してトップを作る間も外反する間を作ることができないので、後ろの肩関節、ボールを持つ押し手の手首、押し手の肘の順で出てくるので、ボールを持つ手が遠回りするのです。打者は、後ろの股関節の外旋をする間ができるのです。
よって、押し手でボールを捕まえることができるのです。
サイドハンドの投手の方がタイミングが取りやすいのです。
ものの見事に野球指導者や野球ファンは、ユダヤ金融の代理人を通じて洗脳されてしまっているのです。

打者は、背中を投手に向け、後ろの股関節を押し手の肘より先に内旋すると、前肩、後ろの肩関節、押し手の手首が押し手の肘より先に出てきてヘッドが遠回りして押手主導で打てません。

しかし、内野手(一塁手、二塁手、遊撃手、三塁手、投手)は、打球の捕球のときは、打球の正面に入れと言われます。捕手は、送球を受けるときは半身ですが、打球や投球を受けるときは正面に入れと言われます。
ボールの軌道の正面に入ると、そのときには、前肩を開いて後ろの股関節が内旋してしまっているので、後ろの股関節を使って打球の軌道と押手の手首との距離が取れないのです。
よって打球が地面の掘れた部分にぶつかることにより、体の近くでバウンドが変ると対応できないのです。

投球腕の前腕部が投球肘より遅れて出てくる投法のメリット、デメリット

前述したように、投手は、1回投球肘を曲げ、2回投球腕の上腕部を外旋します。
肘を曲げることをコッキングと言います。
投手は、投球腕の前腕部を回内して、投球腕を引手の肩よりも下げると、押し手の手首の位置が下がり後ろ足のスパイクの外側に体重がかかります。
大腰筋、足裏の筋肉が強化されていないと後ろの股関節の外旋をキープできません。

投球腕は、ボールをリリースしたとき、前腕部を回内していますが、この回内したまま、後ろに引いて投球を再開することから、ピッチングは半時計回りの楕円運動であると言う人もいます。

このとき骨盤が後ろに傾く、すなわち、骨盤が滑るとと投球肘をつまみ上げたときに投球肘が投球肩より上がります。
引手の前腕部も回内しますので前肩を下げることができなくなります。
バッッティングにおけるヘッドが寝た状態になり、押し手の手首が遠回りします。投球肘を推進したときに側副靭帯を損傷します。
菊池保則、九里がこの投げ方をしています。

ワインドアップやノーワインドアップで投げると、一旦、後ろ足の拇指球に体重が乗ってから後ろ足の踵に体重を移すので、投球腕を下げてステイバックする前に動作が一つ加わります。
脱力できない原因は、動作が加わることと波動ができないことです。
後ろ足の踵に体重をかけることは、後ろ足のスパイクの内側でエッジをかけるよりはずっと益しなのですが、後ろ足の踵に体重が乗ると骨盤が後ろに傾きます。
大瀬良、野村祐輔、床田は、骨盤が後ろに傾くのです。
ステイバックするまでは、骨盤は前傾させておかなければいけません。
一方、吉見のように骨盤を前傾しすぎても股関節を圧迫しますので股関節の外旋運動が難しくなります。

投手は、テイクバックの最深部に達したとき、投球腕のテイクバックの最深部は、投球腕を背中の方に深く入れないことが望ましい。深く入れると後ろの股関節の内旋に遅れて投球肘が推進するから体軸が横回転、ドアスイングになるのです。
野村祐輔、遠藤は、佐々岡、横山からこのことを指摘されています。
昭和の指導者は、前肩側の背中を打者に向けて肩関節の稼働域を広げなさいと教えますが、
もう一つのポイントは、前肩を動かさないことです。前肩側の背中を打者に向けると投球腕の肘の推進より先に前の肩甲骨に前肩関節を格納するか前肩を開いてやらないと投球腕の肘が出ていかないからです。
バッティングでもピッチングでも先に押し手側の胸を相手に向けた方が負けなのです。
スクエアスタンスでステイバックことが重要です。

テイクバックの最深部から投球腕側の肩関節の外転にかけてが1回目のコッキングです。
外転というのは、背骨から腕や足を遠ざける動きを言います。伸ばした後ろ足を真横すなわち、二塁ベース方向に持ち上げる、実際には蹴ると、後ろの股関節に対して大腿骨が外転し、後ろの股関節が外旋します。
引手の方の肩を下真下に下げ(ダウンロール)、投球腕の肩関節を外転する、すなわち前腕部を回内したまま投球肘をつまみ上げることによって大腿骨が骨盤に突き刺さり投球腕側の脇が空き、投球腕の肘が投球腕の手首の外側に張り出します。

前膝の推進を加速する手段としては、後ろ足のスパイクの内側でエッジをかけて後ろ足の拇指球で地面を前に蹴る方法と後ろの股関節を外旋して後ろ足の小指球で地面を蹴る方法とがあります。前者の場合、後ろの膝が地面に着くぐらい伸びてストライドが広がります。前足を着地したとき前膝が折れ曲がります。肩関節が前に出され押手の手首、前腕の稼働域が短くなります。投球腕の前腕部から手首までが遠回りして投球肘の出が肩関節より遅れて出ます。

投球腕の肩関節の外転のとき、前膝と引手の肘が並進しますが、大腿骨を骨盤に刺す動きと投球腕の肘を肩甲骨の方に引くこと(スクラッチ)することで、後ろの股関節が並進することを抑止します。

前膝を推進するときは、スパイクの内側から着地しますが、厳密にはその後、足関節が底屈して前足の親指が地面にかすります。前膝で地面を蹴って足関節を背屈して後ろの股関節が内旋し始めることに抵抗します。前の股関節が後ろに引っ込みますので、押し手の稼働域が広がります。
前膝を畳んで前足の内転筋を内旋しても前膝を内に入れてしまうと前足がインステップしてしまいます。インステップすると前膝を開いて後ろの股関節を内旋してからでないと投球肘が推進できなくなってしまいます。

投球腕の上腕部を外旋し、前腕部は回内したままにします。これが第一回目の上腕部の外旋です。
投球腕の上腕部を内旋し、続いて投球腕の前腕部を回外して投球腕の肘を推進します。
前腕部が回外すると背骨の内側に肘が曲がります。これを内反と言います。
ここで2回目の投球腕の上腕部の外旋をします。投球肘を外側に曲げます。骨を外側に曲げることを外反と言います。肘を外反することをLay backと言います。
このプロセスをレイトコッキング期と言います。
右投手は右肘が一塁側、左投手は、左肘が三塁側に向きます。

スマホでご覧の毒者は、画面を二本の指でつまんで水かきを広げると拡大できます。
PCでご覧の毒者は、ctrlキーと+キーを押すと画面を拡大できます。

外反のときには、尺側(内側、小指側)側副靭帯の前束が最も引っ張られます。この前束を引っ張る力を引っ張り応力、外反ストレス、外反トルクと言います。
投球腕の外側側副靭帯は、手首側と上腕側の双方から圧迫されます。
投球腕の上腕から前腕への負荷と外反するだけだと投球腕の前腕と手首は時計回りになって投球肘が下がります。
この外反トルクに抵抗する手段として、手首を曲げる屈筋(橈側手根屈筋、尺側手根屈筋)、屈筋回内筋群を使うということがあります。
投球腕の前腕部を回内して手の平を上に向けることです。
Lay backと屈筋回内筋群の動きが投球腕の前腕部の回内直前の押し手の手首の”しなり”、回外期における投球腕の前腕部の”しなり”を産み出すのです。
投球腕の前腕部が最も倒れるときが最大外旋位、外反トルクは、肘の屈曲が90°のときに最もかかります。
スリークォーターの投手でも、後ろの股関節を外旋して最初の上腕部の外旋の前までに投球肩を下げるクリスジョンスンのような投手は、Lay backしますが、スリークォーターやサイドハンドの投手は、投球肘の推進よりも先に後ろの股関節を内旋して骨盤と両肩関節をほぼ水平に回すので投球腕の前腕部を外旋する間がないのでオーバーハンドの投手に比べると最大外旋位は小さいですが、ドアスイングになり肘が伸びたままボールを運ぶ手投げになるので側副靭帯に負荷がかかります。
回内屈筋群は、レイトコッキング期から投球腕の前腕部を回内して加速の段階で最も負荷がかかります。
投球腕の前腕部を回内すると投球肘の位置が上がります。
投球腕の前腕部を回内したときに投球肘が伸びます。
前足を着地した後で前膝が突っ張っていないと前の股関節が引っ込まず、上体が前に倒れてしまいます。前膝を折り曲げて投げるということは、躓いたまま投げる、すなわち、投球腕が投球肘より前に出てしまっているので、投球腕の指先と前腕部にしなりを作ることができず、ボールの軌道が垂れてしまいます。指先がしならないビンタは当たりが弱くなるのと同じです。
足関節の背屈、前膝で地面を蹴るという動作は、躓いたときに行って体勢を立て直します。

床田の場合、Lay backしたとき、すなわち、最大外旋位のときに前膝が曲がっています。
中村恭平、遠藤、野村の場合も前膝が曲がっています。
上体が前に倒れたままLay backすると、投球肘の側副靭帯への負荷が増してしまいます。
このデメリットに対する対応策については、最後に述べます。

更に、投球腕の上腕部を内旋し、投球腕の前腕部を回内して前肩関節を前の肩甲骨に格納して両肩峰をぶつけます。
前足を軸に骨盤を前傾させ骨盤で地面を押しつぶすようにして両股関節をぶつけます。
骨盤は水平回転ではなく、縦に厳密には斜めに回転させるのです。体軸が右投手の場合、一塁側、左投手の場合、三塁側に倒れます。後ろの膝が真下に落ちます。

それにより、投球腕の前腕部の回外したときに後ろ足の小指球で地面を後ろに蹴って後ろ足がドアスイングになることなく、ターンさせ、前足とクロスさせることができます。

投球肘より投球腕の前腕部が遅れて出てくる投法のデメリットへの対応策

側副靭帯の負荷への対応策については、まず、前膝を蹴ることで前膝を突っ張らせ、後ろの股関節を外旋し、胸の張りを作り、Lay backすることで側副靭帯の負荷を軽減します。そうすることで最大外旋位をキープしてボールを持つ手が捕手側に向くのを遅らせることができます。投球腕の肘を下がるのを抑止するといのは、後ろの股関節の内旋を投球腕の回内の瞬間までしないのですから、サイドハンドやスリークォーターの投手と異なり、前足を軸に一息入れずに一遍に後ろの股関節を内旋せざるを得ません。前足を着地してからボールを持つ手が現れるスパンがサイドハンドやスリークォーターの投手よりも短くなります。
ポイントは、後ろの股関節を外旋しても、体重は後ろに残さないということです。
前膝で地面を蹴って前足関節を背屈することによって、前膝がロックされ、後ろの股関節が外旋したままロックされることによって、後ろ足を軸に骨盤を回すことをできなくしているのです。
回転半径が狭くなることで、投球腕の前腕部の肘のしなりを作ることで投球腕の手首の稼働域を広げているのです。

前足を着地してから投球腕の前腕部、手首が出てくるまでの間が短ければ、打者は後ろの股関節を外旋する間が作れないので、ストライドが広がります。

ストライドが広がれば、押し手の肩関節、手首が押し手の肘よりも前に出てヘッドをしならせる間ができません。前の股関節より押し手の肘が前に出ていきません。すわなち後ろの股関節を外旋してボールの軌道を引き付けて打てないからファストボールも緩い変化球もフルスイングできないのです。