[日本ハム育成2位]中山晶量(徳島インディゴソックス)のピッチング

今季パリーグ最下位となった日本ハム関係者は、育成ドラフトで4名を指名入札し、入団交渉権を獲得した。今回取り上げる育成2位の中山晶量は、契約が成立すれば、河野竜生と高校以来再び同一チームでプレーすることとなる。

プロフィール

右投げ右打ち
生年月日 1999年02月08日
硬式野球は、中学生でヤングリーグに加盟するチームで始める。
鳴門高ー明治大ー徳島インディゴソックス
188cm 90kg
フォーシームのMaxは、150km/h
他にスライダー、スプリット、チェンジアップを投げる。

投球動作

プレートの一塁側に右足のスパイクの外側を沿わせる。
左肩、左膝をスクエアスタンスにしてセットアップする。
グラブは、背骨の前で肋骨の下部にセットする。
右手親指の指先は、ボールの外側に反らしている。
左膝は丹田の高さで屈曲し、右足がヒールアップする。
テイクバックは、背中に付くほど右手首は引かない。テイクバックは、金村尚真よりも伊藤大海大きく、北山亘基と同程度で大きい。
右腕前腕部を回内した後に、左足の裏を立てて右股関節を外旋する。右足踵で地面を荷重する。
右手親指基節骨でボールを叩く前に、右腕前腕部を回外するスタンダードWで右肘を摘み上げる。
右手親指の基節骨でボールを叩いた後、頸反射する。両肩甲骨がぶつかる。
左足は、スパイクの内側から入射する。
リリース直前の左膝の屈曲は、135°よりも浅い。
しかし、テイクバックが大きい分、右腕前腕部の回外運動、右腕上腕部の内旋運動の回転半径が長く、加速距離が相殺される。
故に、打者は、フライングエルボーを行う間が取れる。
リリース直後の右腕と背骨の交わる角度、右肘の高さは、オーバーハンドである。
右足を一塁側にターンさせ、両足をクロスさせる。
右腕前腕部を回外(フォロースルー後)、左足首を背屈後、右手親指基節骨でボールを叩いてフィニッシュする。

総合

右腕前腕部を回外してセットを解けば右肘が落ち、更に、左足裏を立てているので、左膝を現在の高さまで上げなくても二段モーションを使わなくても右股関節が外旋できている。左膝の屈曲の位置を下げ、二段モーションを削ればテイクバックを小さくできる。
テイクバックをコンパクトにすれば、右肘が上がり、左足のスパイクの外側から入射できるようになる。右腕前腕部の回外運動、右腕上腕部の内旋運動の回転半径を短くでき、加速距離を長くなるので先発、リリーフのどちらでも対応することができ、支配下登録されるであろう。