打線がつながらなくても追加点は取れる[F-BWⅨ]

Last Updated on 2025年5月8日 by wpmaster

日本ハム対オリックス9回戦(京セラドーム大阪)
先発は、山﨑福也と宮城大弥

試合は、9回終了の段階で勝敗を確定できず、延長戦に入る。
12回表裏を戦った結果、2-2の引き分け

2点を先制した日本ハムが勝ちを逃した。

ポイント1: 3回裏一死一三塁における守備

一死一三塁における守備体系

打者太田椋(右投げ右打ち)
投手山﨑福也(左投げ)
一塁走者西川龍馬、三塁走者廣岡
遊撃水野
捕手伏見

スコアは、2-0で日本ハムが2点リード

太田は、ヘッドアップしてしまう。打球が山﨑福也の身長より高く跳ねる。

水野は、二三塁間ハーフウェイより二塁ベース寄り、二三塁間を結ぶラインの直後に守る。
左腕前腕部を回内して逆手で打球に触れる。
右肘をコックアップした後、両足親指IP関節を底屈したシャッフルする。
本塁に送球する。

伏見は、一塁線に背を向け、右足小指をホームプレートの三遊間寄りのコーナーに触れる。
伏見は、遊撃方向に腹側、バックネット方向に背側を向け、右打席の外側のラインのマンド寄りのコーナー上に右足小指の先を触れる。
伏見は左腕前腕部を回内して煎餅捕りをする。

三塁走者の廣岡は、両足親指IP関節を底屈してシャッフルした後、スライディングする。
伏見は、左腕前腕部を回内して廣岡にタッグする。

伏見がタッグした位置は、位置関係上、左腕前腕部を回外して送球に触れると本塁に突入してきた走者に追いタッグしてしまい易くなる。
伏見は、左腕前腕部を回内して追いタッグを防止した。

ポイント2: 一死二三塁における守備

5回裏一死二三塁

[個別通達]一死二三塁における守備体系

打者西川龍馬(右投げ左打ち)
投手山﨑福也(左投げ)
二塁走者紅林、三塁走者ディアス
二塁手山縣
捕手伏見

スコアは、2-0で日本ハムが2点リード

山縣は、一二塁間ハーフウェイ、一二塁間を結ぶラインよりも後ろ、外野芝の切れ目の前、一二塁間を結ぶラインよりも外野芝寄りに守る。

西川龍馬は、ヘッドアップしてしまう。

山縣は、両足親指IP関節を底屈してシャッフルしてから3フットラインの近くまで出る。
左腕前腕部を回外してハーフバウンドに触れる。
右肘をコックアップした後、両足親指IP関節を底屈してシャッフル
本塁に投げ終わった後、再度、両足親指IP関節を底屈してシャッフル

伏見は、ホームプレートのマウンド寄りのラインの一塁寄りのコーナーに右足内踝を向け、ホームプレートの右打席寄りのラインのバックネット寄りのコーナーに左足内踝を向ける。左腕前腕部を回内して送球にノーバウンドで触れる。

伏見は、右手にボールを持って偽投しながらディアスを三塁方向に追い詰める。

三本間ハーフラインを既に通過していたディアスは、腹側を一二塁間に向け、両足親指IP関節を底屈、両股関節を伸展した状態でシャッフルしながら逆走する。

両股関節を伸展、三塁ベースの左中間寄りのコーナーに左足内踝をぶつけ、右足内踝を三塁ベースの三塁線に接するラインの本塁寄りのコーナーにぶつけて三塁ベースを跨いでいた紅林は、両足親指IP関節を底屈、両股関節を伸展しながら二塁方向に逆走を開始する。

伏見が右手でボールを持って三本間ハーフウェイより三塁寄りでディアスのベルトの右側にタッグした後、紅林は、三塁にヘッドスライディングをする。

紅林が左手で三塁ベースに触れる前に、伏見は、左腕上腕部に右腕前腕部を回内、下から上に右手で紅林の左腕上腕部にタッグする。

「目で殺す」は、百害生じて一利も産み出さない

11回裏一死二塁
打者紅林(右投げ右打ち)
投手福谷(右投げ)

スコアは、2-2の同点

二塁手石井は、一二塁を結ぶラインの後ろ、二塁ベースのアンツーカー(黒土)の一塁寄りのラインの後ろ、外野芝の切れ目の前で守る。

紅林は、投球の軌道を追っ付てしまう。
一二塁間にライナーを打つ。

二塁走者中川は、打球が一二塁間を結ぶラインの手前で地面に落ちた後、スタートを切る。

石井は、守る位置で両腕前腕部を回外してベルトの位置で打球に触れる。
石井は、右方向(一塁線方向)に両足内踝をぶつけながら首を三塁方向に捩じる。
左体幹筋が右肩方向に捻転する。
右腕前腕部の回外運動(トップを作る動作)の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
三塁に送球できず、一塁に送球する。

二塁走者中川に三塁に進塁されてしまう。

ポイント3 : 5回表一死一塁

一死一塁
打者伏見(右投げ)
投手宮城(左投げ)

スコアは、2-0で日本ハムが2点リード

伏見は、右腕前腕部を回内後、左手をグリップから離し、右手首が返るのを防ぐ。
ヘッドを投球の軌道の外側に入れる。
三遊間にゴロを打つ。

一塁走者水野は、打球が三遊間を抜ける直前にスタートを切る。
走者一二塁に留まってしまう。

ポイント4 : 6回表二死一二塁の攻撃

二死一二塁における攻撃手段

打者山縣(右投げ右打ち)
投手宮城(左投げ)
一塁走者万波。二塁走者清宮幸太郎
二塁手太田

スコアは、2-0で日本ハムが2点リード

山縣は、投球に差されて二塁ベース寄りにライナーを打つ。

万波は、二死を取られた後にもかかわらず、打球が一二塁を結ぶ赤土のエリアの前でバウンドしてからスタートを切る。

太田が左腕前腕部を回内して打球に触れた後、打球をこぼした後、一塁に送球する。

打者走者の山縣が一塁を駆け抜けた後、二塁ベースをオーバーランしている。最前位の走者の本塁生還をアシストできていない。

ポイント5 : 8回表二死一二塁

打者万波(右打ち)
投手山岡(右投げ)
一塁走者清宮幸太郎、二塁走者野村佑希

スコアは、2-0で日本ハムが2点リード

一塁走者の清宮幸太郎は、二死を取られた後にもかかわらず、ファーストバウンド後にスタートを切る。
左膝を伸展してスライディングするが、左足で二塁ベースの本塁寄りのコーナーを蹴った後に停止し、オーバーランしていない。

最前位の走者の本塁生還をアシストできていない。

ポイント6: 11回表一死一二塁

打者吉田賢吾(右投げ右打ち)
投手ペルドモ(右投げ)
一塁走者万波、二塁走者野村佑希
スコアは、2-2の同点

吉田賢吾は、三塁線に引っ張る。

三塁手の廣岡は、三塁ベースのアンツーカーの後ろに守る。
廣岡は、二塁走者にタッグするのでもなく三塁ベースを蹴るのでもなく二塁に送球してくれた。

しかし、二塁に送球した後に野村佑希は、三塁を蹴って本塁に走るのではなく、三塁ベース手前で減速してしまっている。

ポイント7: 12回表の攻撃

一死一塁
打者淺間(右投げ左打ち)
投手山田修義(左投げ)
一塁走者伏見

スコアは、2-2の同点

淺間は、三塁線にプッシュバントをする。

伏見は、ファーストバウンドした後でスタートを切っている。

三塁手の大城がハーフウェイまで前進する。
投手の山田修義も打球を追う。
遊撃紅林も三塁に走っていない。

三塁ベースが無人になっているにもかかわらず、伏見は、二塁手前で減速してしまい、三塁に走っていない。 </h2ポイント7:>

一死満塁

打者レイエス(右投げ右打ち)
投手山田修義(左投げ)
一塁走者郡司、二塁走者淺間、三塁走者伏見

レイエスは、右打席の内側のラインからボール1個分ホームプレート上に入った太腿の高さの投球の軌道に対し、右腕前腕部を回内後、左手をグリップから外して右手首が返るのを防ぐ。
しかし、投球の軌道に差される。

中堅手廣岡が定位位置よりも前進して左腕前腕部を回内して打球に触れた後、伏見は、三塁を離塁する。

しかし、廣岡が左手人差し指の付け根と左手親指基節骨で打球を挟んだ後、本塁に盗塁せず、三塁方向に逆走してしまう。

二死満塁

二死満塁における攻撃手段

打者野村佑希(右投げ右打ち)
投手山田修義(左投げ)
一塁走者郡司、二塁走者淺間、三塁走者伏見

左投手は、三塁線に背を向けるから三塁走者は、左投手がセットを解く前にスタートが切れる。

淺間は、二死を取られた後にもかかわらず、捕手森友哉が投球の軌道に触れた後、二塁方向に逆走してしまう。2球目のワンバウンド投球に対し、野村佑希がトップを作って(右腕上腕部を外旋して)右腕上腕部の内旋を止めたが、森友哉に審判にボールの交換を要求されてしまう。
投手並びに捕手に二塁に送球させることができず、三塁走者の本盗をアシストできていない。

footnote

用語の意味に関しては、下記記事参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA