Last Updated on 2023年8月30日 by wpmaster
日本ハム対ロッテ20回戦
先発は、ジェイムズマーヴルと小島和哉
試合は、0-6で日本ハムの敗戦
敗因の一つは、先発マーヴルですが、岡に四球を与えたことでも、藤岡に走者一掃の二塁打を打たれたことが敗因ではありません。
無死一二塁投ゴロに関する守備
グラブを持つ手の親指基節骨→小指基節骨又は小指基節骨→親指基節骨の順に打球を叩く。
一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手は、走者の走路より前に守らない。走者の走路の前に出ずに打球に触れる
先頭を走る走者の進行方向とは逆の塁には送球しない。
走者が三塁に達した後は、一塁手を含め全ての野手は、ゴロに触れた後、本塁に投げる。
関係記事(①、)
2回表無死一二塁、投手マーヴル(右投手)、打者安田(右投げ左打ち)、一塁走者佐藤都志也、二塁走者岡大海
安田は、スイング後、ヘッドが下がる。左手首をコックしてヘッドアップ後、カチ上げる。投ゴロを打つ。
岡は、打球がバットからリリースされた後、スタートを切る。
マーヴルは、両腕前腕部を回外し、右手をグラブに添えて打球に触れた後、三塁ではなく、反時計回りに二塁に投げてしまう。
腹側が一塁方向、背側が三塁線方向を向く。
岡に、三塁に進塁されてしまう。
一塁走者は、二塁でフォースウドアウトで一死一三塁となる。
2回裏一死一三塁、一塁走者安田、三塁走者岡
和田(左投げ左打ち)は、右腕前腕部を回内、回外してヘッドを投球の軌道の外側に入れる。
一次リードを取っていた三塁走者の岡は、打球がバットからリリースされた後、スタートを切る。
和田は、一二塁間のゴロを打つ。
一塁手野村は、バックハンドシングルでグラブを出すが、打球を弾く。
二塁手上川畑がフォアハンドシングルで打球に触れるが、本塁には投げずに、一塁ベースにスライディングしてしまう。
無死一二塁から無安打(記録員が付した記録は一塁内野安打)で一点を取られてしまう。これが先制点となる。
一死一二塁投ゴロを打たされても得点はできる
打撃の基本は、水平方向に捻転せずに、引っ張ってフライボールを産むことである。特に、走者一二塁の場面では、センター返しの打撃は厳禁である。
センター返しのゴロを打たされてしまった場合には、打者走者を含め、各走者は、最低でも下記A-Dの何れかをしなければならない。
A~Dの内、A~Cは、得点ができる。
A. 一塁走者は、オーバーランして二三本間に挟まれて二塁走者の本塁生還をアシストする。
B. 一塁走者は、一二塁間に挟まれて二塁走者の本塁生還をアシストする。
一塁走者が一二塁間に挟まれている間に、打者走者は、一塁を蹴る。
二塁走者は、本塁に走る。
C. 二塁走者が三本間に挟まれる。
二塁走者が三本間に挟まれている間に一塁走者は、三塁を蹴る。
一塁走者は二塁に帰塁して捕手に二塁に送球させる。
二塁走者は、本塁に走る。
D. 二塁走者が三本間に挟まれている間に一塁走者は、三塁を蹴る。
二塁走者は、三本間でアウトになる。
打者走者は、二塁に走る。
捕手が二塁に送球した後、一塁走者は本塁に走る。
D. 一塁走者は、二塁にドリルスライディングをして併殺を崩す。
5回表一死一二塁、投手小島(左投手)、打者五十幡(右投げ左打ち)、一塁走者伏見、二塁走者野村
二塁走者の野村は、小島が右足拇指球で地面を蹴った後、セットを解く前にシャッフルして二次リードを進める。
野村は、五十幡が、左腕前腕部を回内後、スタートを切る。
五十幡は、左腕前腕部を回内(スイング)後、ヘッドが立たない。
左腕前腕部を回外(フォロースルー)後、ヘッドが投球の軌道の外側(投手寄り)に入らず、センター返しの打撃をしてしまう。
小島が右手人差し指の付け根でボールを叩く(煎餅捕り)。
左手親指の爪の裏でボールを押してグラブからボールを抜き取る。
右腕前腕部の回外、回内運動、左腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。
小島は時計回りに二塁に送球する。
遊撃手藤岡が二塁に入り、左肩を一塁に向ける。
伏見は、一二塁間で四つん這いになって一塁送球をアシストしてしまっている。
伏見は、ランダウンプレーにも持ち込ませず、併殺を崩してもいない。
万波の外野守備
8回裏無死走者無し、打者岡(右投げ右打ち)
万波は、右翼線を空け、定位置とウォーニングゾーンの中間の深さに守る。
岡は、右肘を上げた後、左肩が背骨の方に入る。
左肘が落ちずに左肩が開き、右腕前腕部の回外を完結する間ができず、右手小指の付け根で追っつける”とんでもないドアスイング”
新庄は、「ライナーは伸びるものである」と万波に苦言を呈するが、岡のスイングは、右翼方面の打球は失速が早くなるスイングである。
万波は、中堅方向にバックを踏まずに直線で走った後、右股関節をバックステップして背走する。ジャンプしてバックハンドシングルでグラブを出すが及ばない。
但し、吉田輝星が、セットポジションではなく、ノーワインドアップで捻転してから右肘を上げる。
左肘の落差が小さく、左肩が開く。
右肘をアクセレーションせずにカーブを投げている。すなわち、ションベンカーブ。
岡のドアスイングでも失速を遅らせることができたのである。
脚注
用語の意味に関しては下記記事参照