[日本ハムドラフト4位]安西叶翔(常葉大菊川)のピッチング

Last Updated on 2022年10月27日 by wpmaster

日本ハムの熊崎誠也、武部義人両スカウトは、常葉大菊川高を訪問し、ドラフト4で指名した安西叶翔に挨拶を行った(2022年10月25日)。今回は、日本ハムの球団関係者から指名前から交渉が行われ、日本ハムの球団関係者が入団交渉権を獲得した安西叶翔に関して取り上げる。

安西叶翔のプロフィール

右投げ右打ち
生年月日 2004年11月13日
軟式野球を始めたのが小学一年、硬式は、高校に入ってから始める。
186cm 86kg
フォーシームのMaxは、150km/h
スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット、ツーシームも投げる。

投球動作

右足のスパイクの外側をプレートの一塁側に沿わせる。グラブは、背骨の右側で胸の高さにセットする。左腕上腕部を内旋し、左肩は三塁線と右打席の外側のラインが交わるポイントに向ける。頸反射をしている。
右腕前腕部を回内してセットを解いた後、左膝を右股関節の高さで90°に屈曲する。
セットアップするまでの間、セットを解くまでの間が長い。
左膝を屈曲した後、両肩を結ぶラインを三塁線に向ける。右手首は骨盤の右側で止める。
右腕前腕部を回外してから右手親指の基節骨でボールを叩いて右肘を上げるスタンダードWで右肘を上げる。右腕前腕部が回内する。両肩甲骨が接近する。
左足は、スパイクの内側の踵寄りから入射する。
右肘のアクセレーション前においては左股関節が内旋し、左足がインステップしている。頸反射はしていない。
右手首を煽った段階でも左足はインステップしている。右腕前腕部を外旋し、トップを解除した直後に左股関節を外旋する。
リリース直前の左膝の屈曲は135°よりも浅いが、左股関節から下がO脚になる。
右腕前腕部を回内(リリース)した直後の右腕と背骨の交わる角度は、スリークォーターで、右肘の高さがサイドハンドである。

総合

打者は、フライングエルボーをする間トップを作るまでの間及びトップを解除する間が長く作れる。
右手親指基節骨より上でボールを叩くよりも左股関節の外旋が先行するので、リリース直後に右肘側副靭帯の前束、右腕前腕部の深層屈筋、上腕部の棘下筋が弛緩しない。ブルペンでのキャッチボールを経ないと肩肘が出来上がらない。現在の投げ方を踏襲して将来試合で起用するとすれば、リリーフではなく、先発であるが、先発でも球数を多く投げるのは難しい。

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