一死一三塁におけるランエンドヒット失敗に関して解説します[対オリックス13回戦F3-7Bs]

日記も結果論も将来の予測も今後の対応策も、既に生じた事実関係に価値を付けることによって生ずる。セイバー野郎は、生じた現象、審判、記録員が付けた価値を土台に価値を付ける。彼等は、あのときこうすれば良かったと批判する。私は、肉体の稼働の源泉である肉体すなわち労働力、サービスの土台となった始動及びプロセスを土台に価値を付ける。その上で以後の修正を要する面を全て摘出し、対応策について論ずる。
日本ハム対オリックス13回戦、先発は、杉浦稔大と山﨑福也

札幌ドームのマウンドで投げる山﨑福也のピッチング

山﨑は、左足のスパイクの内側、右足のスパイクの外側でエッジをかけ、右足をオープンスタンスにしてセットアップする。左足のスパイクの外側は、プレートの一塁側を沿わせる。右膝の裏を左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントに向ける。右肩は、左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントからボール2個分、首を左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントからボール3.5個分一塁ベースに進んだところを向く。頸反射はしていない。右腕上腕部、左腕上腕部を外旋し、グラブは首の高さに置く。ボールは左手中指の付け根で握る。
右膝を屈曲、右足首を背屈すると左足小指球にウェイトが移る。頸反射はしていない。
右腕前腕部、左腕前腕部を回外してセットを解く。右膝が伸展、右足首が背屈する。右股関節は内旋している。左足首は底屈する。左足踵にウェイトが移る。頸反射はしていない。
左肘を逆LにしてインバートWで左肘をつまみ上げる。左肘がつまみ上がったときに右腕前腕部を回外する。頸反射している。左足拇指球にウェイトが移る。右足はスパイクの内側から入射する。左手小指基節骨の角度が70°になり、左打席の外側のラインを向いたところで右手の親指のしなりを解く。右膝の屈曲の角度は、170°であり、ほぼ突っ張っている。頸反射している。フォロースルーでは、両足をシャッフルする。

近藤大亮

近藤は、左足のスパイクの内側、右足のスパイクの外側でエッジをかけ、右足のスパイクの外側は、一塁側に沿わせている。左足は、オープンスタンス、左肩はクローズドスタンスにしている。首は、左打席の外側のラインの捕手寄りに向けている。左肩は、左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントから一塁方向にボール2個分進んだところを向く。頸反射はしていない。グラブは背骨の左側の胸元とヘソの間に置き、右手中指の付け根でボールを握る。左腕上腕部は内旋、右腕上腕部は外旋している。
左腕前腕部を回外、右腕前腕部を回外する。右膝が折れ、右足首が底屈する。左足首が伸展する。左股関節は内旋する。左足首は背屈している。左足踵が一塁線を向く。左足首が右足首の横(プレートの三塁側)に並ぶ。右足外踝から踵寄りにウェイトが移る。左腕前腕部を回内する。頸反射する。右肘を逆LにしてからインバートWで右肘をつまみ上げる。右腕前腕部を立てる前に左腕前腕部を回外する。右足拇指球にウェイトが移る。頸反射はしているが、首と左肩と右肩を結ぶラインとでX軸を産み出すことはできていない。
左足のスパイクの内側から入射する。右肘側副靭帯、右腕深層屈筋が突っ張り、右肘のアクセレーション前に右肘が上がらない。右手小指基節骨の角度を55°にして左打席の外側のラインに向けたところで右手親指のしなりを解く。
右足拇指球で地面を蹴る。ターンする 両足をクロスさせる。

黒木優太

黒木は、左足のスパイクの内側、右足のスパイクの内側でエッジをかけ、左足をクローズドスタンス、左肩をスクエアスタンスにしてセットアップする。左足の爪先は、左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントを向く。左肩は、左打席の外側のラインと一塁線の交わるポイントから一塁方向にボール1.5個分進んだところを向く。首は、外側のラインと一塁線の交わるポイントから一塁方向にボール2.5個分進んだところを向き、頸反射している。左腕上腕部は外旋し、右腕上腕部は内旋し、グラブは、背骨の右側のベルトの位置にセットする。右肘をアウトサイドコッキングしてから右手親指の腹でボールを叩いた後(インバートW)、右腕前腕部を立てる前のときに頸反射していない。左足のスパイクの内側の踵寄りから入射する。右手小指基節骨の角度を40°にして左打席の中心線に向けたところで右手親指のしなりを解く。

杉浦稔大

杉浦は、左足のスパイクの内側、右足のスパイクの内側でエッジをかけ、右足のスパイクの外側は、三塁側に沿わせている。左足はクローズドスタンス、左肩はスクエアスタンスにしている。左肩は、左打席の外側のラインからボール2個分外れたところに向けている。グラブは、背骨の右側のベルトの上に置き、ボールは、右手中指の付け根で握る。左腕上腕部、右腕上腕部は外旋している。首を三塁ベースに向けてセットしている。
首を左打席の外側のラインの捕手寄りに向ける。右足小指球で地面を荷重する。左肩が左打席の外側のラインからボール1.5個分外に出たところを向く。左膝を屈曲し、左足首を底屈している。
左腕前腕部、右腕前腕部を回外する。左膝の屈曲は、アウトサイドになる。左足首は背屈する。頸反射はしていない。左腕前腕部、右腕前腕部を回内する。右足踵で地面を荷重する。左足首が背屈している。左膝が伸展する。右膝が折れる。右足首は底屈する。頸反射はしていない。
左足は、スパイクの内側の踵寄りから入射する。右手小指基節骨の角度が40°になって左打席の中心線を向いたところから、すなわち、右手首が煽ったところから右手親指のしなりを解く。

一死一塁三塁からのエンドラン

一死一三塁の場合、三塁走者は、ゴロでも飛球でも本塁に還せる。一死の場合、既に出塁している走者は、全て進塁優先の2wayリードを取ることが要求される。一死の場合、盗塁以外では、打者に、インサイドアウトスイングをすればヘッドが届く投球の軌道であればスイングをするランエンドヒットのサインを出す。打者が空振りすれば、一塁走者、三塁走者のスチールとなる。一塁走者、三塁走者は、ゴロゴーすなわち、打者がトップハンドの親指のしなりを解いた後、トップハンドの親指の腹がグリップに当たる前に、一塁走者、三塁走者の順でスタートを切る(=走塁におけるトップを解除する)。三塁走者が一塁走者より後にスタートを切るのは、三塁走者が一塁走者より先にスタートを切ると捕手が二塁に投げてくれないからである。一塁走者だけ進塁させて三塁走者を進塁させることができなければ、二盗の場合は、一死二三塁、バント、ゴロで送った場合は二死二三塁となる。次がインサイドアウトスイングの完成度の高い打者であれば、バッテリーは歩かせて満塁策を取る。バントをした場合も、一塁走者が二盗をした場合も、三塁走者は、ノーバウンドで捕球された場合は帰塁しなければならないが、それ以外は、本塁に向けてスタートを切る義務が生ずるのである。
二死一三塁は、一塁走者、三塁走者は、ゴロ、飛球では本塁に還すことができない。しかし、打者がサービスを産み出す前に走者を動かすことによってヒット待ちの攻撃を回避することができる。よって、二死の場合は、既に出塁している走者に進塁の義務が生ずる。打者は、ワンバウンドの投球以外は、ストライクと評価される投球であろうとなかろうとスイングするエンドランのサインを出す。打者が空振りすれば、一塁走者、三塁走者のスチールとなる。一塁走者は、投手がセットを解く前又はセットを解くのと同期してスタートを切る。三塁走者は、打者がトップハンドの親指のしなりを解いた後、トップハンドの親指の腹がグリップに当たる前にスタートを切る。三塁走者が一塁走者より後にスタートを切るのは、三塁走者が一塁走者より先にスタートを切ると捕手が二塁に投げてくれないからである。更に、一塁走者が転倒するか帰塁を開始すれば、一二塁間で挟まれ、ボールを握った野手が本塁送球に関するトップを作る間が作れなくなる。
5回裏一死一三塁、一塁走者、松本剛、三塁走者は、木村文紀、打者は石井一成である。投手黒木、捕手若月は、右投げ、内野手もマッカーシー以外は、全員右投げである。三塁手の宗は、三塁ベースの前、アンツーカーの遊撃寄りの芝との境目に守る中間守備、一塁手のマッカーシーは一塁ベースに張り付く。石井は、初球バントの構えをするが、トップを作る間が作れず、ファウル、2球目もバントするが、トップが作れず、左手親指基節骨でグリップを叩けず、バントができず、審判は投球の軌道にストライクという価値を付ける。カウントは0-2となる。
一塁走者が投手がセットを解く前にスタートを切る。三塁走者は、投手が右肘をつまみ上げたとき、右腕前腕部を立てる前にスタートを切る。捕手に三塁送球、タッグにおけるトップを作る間ができる。
石井は、ヒッティングの構えでセットアップする。頸反射していない。石井は、左手親指基節骨でグリップを叩いた後と、左手小指第二関節を内旋したときに右肩と首が投球の進行方向に入る。トップを作る前の左手親指基節骨でグリップを叩いてヘッドを立てていく過程で、左足の爪先が捕手方向を向き、左膝が外側に開く。左手小指第二関節の内旋に関する回転半径が長くなり、加速距離が短くなる。左手親指のしなりを解くと左肩が残らない。石井は、インロー(左打者のアウトロー)のワンバウンドを空振りする。
捕手若月は、二塁には投げず、シャッフルしながら三塁走者の木村を三塁方向に追い詰める。若月が三塁に投げる。木村が三本間に挟まれる。遊撃手が三塁に走る 三塁手の宗が木村にタッグして2アウトとなる。
新庄が石井にエンドランのサインを出したのであれば、新庄と石井の双方のミス、新庄がランエンドヒットのサインを出したのであれば、石井のバントを含めたスイングが未熟であったという価値を付けることができる。

二死一三塁からの重盗

三点ビハインドであれば、ヒット待ちのビッグベイスボールをやる必要はない。ヒット以外で、アウトをくれてやらずに走者を進める手段である盗塁を用いることが要求される。
3回裏 二死一三塁、打者杉谷は、右打席に入り、三塁線を塞いで捕手の前で壁となる。カウント1-1、左投手である山﨑は三塁走者に背中を向ける。山﨑は、プレートの後ろに左足を外し、スタンダードWで左肘をつまみ上げる。山﨑が左腕前腕部を立てる前 一塁走者の石井がスタートを切る。スタンダードW 三塁走者松本はシャッフル 石井は、一歩目で、左足拇指球で地面を後ろに蹴る。右股関節をフロントステップさせる。右膝が右足つま先の前に出てこける。 松本は、投手が左腕前腕部を立てた後、左肘アクセレーション前にスタートを切る。二塁手安達が石井を一塁方向に追い詰めて一塁走者に
タッグ。遊撃手の紅林が二塁に入る。

二死満塁からの前進守備

北山は、右肘をつまみ上げるときに右腕上腕部の関節窩、ローテカフに負荷がかかり、右手親指基節骨でボールを2回叩く場面があるのであるが、右肘側副靭帯、右腕前腕部の深層屈筋が突っ張る。右手人差し指がボールに被さった上で、右手中指の第二関節からボールが抜ける。
9回表は、石川直也が登板する。いかなるケースでも、落下点の後ろに入るという面では、前進守備を採った場合も深めに守ったときでも同じである。スローイングの位置も同じである。前進守備を採って背走するよりも深めに守って落下点の後ろまで前進する方が、捕球において、フライングエルボーをする間が作れる。グラブを持つ手の小指第二関節で打球を叩く間ができる。投球腕のフライングエルボーをする間が長く作れる。前足がスパイクの外側から入射できるので、投球腕側でトップを作る間が長く作れる。投球腕の親指のしなりを解く前に投球肩が残る。ボールを投球腕の親指の腹(基節骨)でボールを叩く直前に、ボールが投球腕の中指第二関節に嵌る。ノーバウンドでストライクが投げられる。深めに守ることを源泉に生ずるサービスは大きい。逆に前進守備の敷くことを源泉に産み出されるサービスは、無い。
石川直也がボールを右手親指の腹で叩いた後、右手中指の第二関節にボールが嵌らず、右手の人差し指が中指に付かず、ボールが右手中指第二関節かた抜けないのは、右肩関節窩、ローテカフ、側副靭帯の前束、前腕部の深層屈筋に負荷がかかる右肘の上げ方をしているからである。
二死満塁、ノーバウンドで捕球すれば、攻撃終了である。吉田正尚は、投球に泳いでから、右腕前腕部を回内してヘッドを残し、右腕前腕部を回外してヘッドを立ててスイングする。前進守備を敷いていた右中間を破り、走者一掃の二塁打となる。

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