16/08/2020広島2-2阪神,秋山を打てず拙守拙攻で引き分ける。

Last Updated on 2020年8月30日 by wpmaster

両チーム拙守拙攻によりロースコアの接戦となった。広島打線は、前回対戦に引き続き、阪神先発秋山を打ち崩せない。
広島は、1回表一死満塁から松山、堂林が凡退し無得点。8回表二死三塁で松山が凡退し、追加点が取れない。遠藤の後を投げた投手も結果としては試合を作り、阪神岩崎の出来も悪かったのに、勝ち越すことができなかった。

秋山拓巳のピッチングvs広島の打者

1回表、一死満塁、松山は、後の股関節を外旋する間ができず、前肩が背骨の方に入る。ドアスイングで打球にスライス回転がかかる。浅い左飛に終わる。

堂林は、前膝を右足太腿の高さまで上げたところで右股関節を外旋、前肩が背骨の方に入る。右足のスパイクの内側でエッジをかけて両足をオープンに運ぶ。ドアスイングで空振り三振

秋山は、76球目、右足踵をヒールアップして右足小指球で二塁ベース方向に地面を蹴る。左足スパイクの外側の小指球寄りで地面を蹴ってから右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。前肩はオープンからスクエアの方に動く。前肘が少し背骨の方に入る。「く」の字を作ったときに右足の小指球にウェイトが移る。右肘をつまみ上げたときに両肩が緩くM字になる。右足小指球に更にウェイトがかかる。左腕上腕部が背骨の方に入り、左腕前腕部の回内が解ける。リリースの瞬間、左膝が突っ張りきらず、右腕上腕部が凹む。フォークをワンバウンドさせる。
遠藤は、右足拇指球にウェイトがかかり、引手主導のスイングで空振り三振

岩崎優のピッチング

岩崎は、18球目、左足踵をヒールアップして地面を蹴る。右足スパイクの外側の小指球寄りで地面を蹴ってから左足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。前肩がオープンからスクエアの方に動く。前膝を上げてから左足小指球で地面を蹴りながら前肩の三角筋を背骨の方に入れる。「く」の字を作ったときに右腕上腕部が背骨の方に凹み右脇が閉まる。左肘をつまみ上げたときに左足のスパイクの内側でエッジをかける。リリースの瞬間、前膝が屈曲し、右足の膝下のラインがO脚になる。左腕上腕部が凹みアウトローにスライダーをワンバウンドさせる。リリースの瞬間、前膝が屈曲し、投球肘が右股関節の前に出ていかず、左腕上腕部が凹む。アウトローにスライダーをワンバウンドさせる。
松山は、右足のスパイクの外側の踵寄りで地面を蹴って背骨の方に右足のスパイクの外側を背骨の方にスライドしてから左股関節を外旋、前肩が背骨の方に入るドアスイングのハーフスイング。
捕手が投球を三塁線方向に逸らし広島は同点に追い付く。
松山は、22球目、アウトハイのフォーシームに対し、右足小指球で地面を蹴って一旦静止してから前膝をレッグアップする二段ステップ。二段ステップの2回目で左足の拇指球で地面を蹴るが、前肩が背骨の方に入る。後の股関節を外旋する間ができず、左足のスパイクの内側でエッジをかけ、ドアスイングが甚だしく空振り三振

スアレスのピッチング

スアレスは、骨盤の横に右腕前腕部に達したとき、右足のスパイクの外側で地面を蹴る。右腕を背中の方に引くが、右腕前腕部を回外、投球肩を前肩よりも下げるレンジが大きくなる。
會澤は、右足のスパイクの内側でエッジをかけ、左足の着地位置の探りが広がる。左足を背骨の方に引き戻して左足首を底屈するが、右肘がヘッドの外側に張り出さない。押手の親指でグリップを押し込んだときに前膝を蹴るが、前膝が突っ張りきらない。
會澤は、遊ゴロに終わる。

岩貞祐太のピッチング

岩貞は、14球目、左足小指球で地面を蹴る。右足のスパイクの内側の拇指球寄りで地面をけってから左足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。前肩をスクエアから右肘を背骨の方に引く。前膝を開いて前膝をレッグアップして右足のスパイクの外側を地面に向ける。更に左足踵にウェイトがかかる。左肘をつまみ上げたとき、左足小指球寄りで地面を蹴り、左足のスパイクの内側にウェイトが移っていく。リリースの瞬間、右膝が屈曲し、左腕上腕部が凹む。投球をワンバウンドさせる。
野間は、前足の拇指球→小指球の順で地面を蹴ってから左股関節を外旋、左足つま先を捕手方向に向ける。前肩、前肘が背骨の方に入って左足スパイクの内側にウェイトが移る。右足の着地位置の探りが広がり、右足のスパイクの外側を背骨の方に引き戻し右足踵から着地。
引手主導のスイングで空振り三振

田中広輔の守備

1回裏、近本は、前肩の開きが押手の肘の推進に僅かに先行し、ヘッドをボールの内側に入れてスイング。

田中広輔は、打球の軌道に対し、右足の小指球にウェイトがかかり、右膝が背骨の方に入る。右膝が右足つま先の前に出る。前肩が開いて打球の軌道の正面に入る。ガイドハンドで、すなわち右股関節を使ってボールの軌道を捕まえることができず、フォアハンドでグラブを出すが、グラブの小指側に当てて打球を落とす。180°回転して右肘をつまみ上げるが送球できない。

総括

ビハインドの試合を良く追い付いついたと褒められる試合ではない。昨シーズン終盤から言い続けてきたように、田中広輔と松山をスタメンで起用し続ける限り、広島は、今シーズンは最下位に終わるだろう。
代わりに羽月、大盛をスタメンで起用し続けても最下位から脱出できないだろう。
松山が5番に固定され、長野と堂林が主に3番を打つ現在、三連覇のときより打線は弱い。

筆者は、ピレラの入団が内定してから、ピレラは中距離打者ではなくホームラン打者、開幕して前からは鈴木誠也を上回るペース(本塁打1本当たりの打数)で本塁打を量産でいるという価値を付けてきた。長野は、松山、野間より前肩が背骨の方に入らず、打撃の土台ができている。しかし、ピレラより劣る。ピレラスタメン一塁5番固定、長野は、野間と6番左翼を競うという立場を採ってきた。開幕後は、ピレラ5番左翼固定、6番又は7番一塁堂林、長野は代打という立場を採ってきた。長野スタメンはピレラ先発に比べマイナスになるが、ピレラ休養のとき限定で長野スタメンを受忍してきたが、長野を先発で起用し続けていることもチームが下位から脱出できない一因となっている。
尚、私の中では、野間は、外野のレギュラー争いから既に脱落している。
堂林は、股関節の外旋は遅いが、開幕直後の堂林自身と比べても、松山と比べても前肩が背骨の方に入る動作は抑えられるようになってきている。上っ面の打率は落ちてきているが、下位打線としての仕事はできる。私は、堂林をスタメンから外さず、一塁7番、上本を三塁一番で起用する。小園を昇格させて三番遊撃、西川を2番中堅で起用する。また、二軍の成績に関係なく安部を昇格させ、菊池涼介と二塁は併用する。二塁安部なら安部6番で堂林7番、菊池涼介が二塁であれば、堂林が6番で菊池涼介が7番である。

試合結果