07/08/2020広島11-6阪神,松山2号3ラン,羽月右越三塁打

Last Updated on 2020年8月25日 by wpmaster

本拠地に移動直後の試合、鈴木誠也、菊池涼介を休養させ、野間を右翼スタメン、二塁スタメンには一軍登録即羽月を起用。
アンダーハンドの投手は、前足を踏み出してから腰を落としストライドを広げて投げる。打者が、インローを打つときのように、前肩が下がって後肩が上にあるところから、後の股関節で真後ろに蹴ったまま、振り下ろし始めに手首を真下に後の肩を落とし、ガイドハンドの肘ででスクラッチするということをしない。投球肘から指先までが背骨と平行になるぐらいのインサイドアウトで投球肘を推進させない。投球腕をV字でスイングできない。
サイドハンド、アンダーハンドの投手は、後足に体重を残し、後足を軸に骨盤を回してから投球肘が出てきるので、右打者も左打者も後の股関節を外旋してから、ゆったりと手首の位置を上げていきガイドハンドでボールの軌道を捕まえることができる。鈴木誠也がいなくても打ち崩すことができる。鈴木誠也の休養は妥当。しかし、田中広輔は、前述のことができずに無安打。
私は、自分が、体の動かし方という面で見込んだ選手には、例え実績がなくても、厳しい場面で起用しろと言う方針であるが、羽月は振る力のレベルが高くないので、期待はしていない。易しい投手にぶつけていくという起用法で差し支えない。

青柳晃洋のピッチング

青柳は、右足踵にウェイトをかけ左足スパイクの内側をスライド。右足小指球で地面を蹴って左足の拇指球寄りで地面を蹴る。右足踵で地面を蹴る。投球肩を前肩よりも下げる。左足踵を右膝に付けて左膝を下げていく。右足小指球にウェイトを移していき、前肩を下げ、投球肩を上げる。右足踵にウェイトを移して左膝下を二塁ベース方向に振る。右腕を背中の方に入り、右足のスパイクの内側でエッジをかけている。体軸が三塁側に傾く。左腕上腕部~三角筋が背骨の方に入る。左足首を背屈し、前肩が完全に開き終わってから右肘を推進し始めるので、右腕前腕部を回内する間ができず、指先がしならない。インサイドアウトで右肘を推進できない。両胸が打者の方を向く。地面と水平になるぐらい右腕前腕部をレイバックするが、左膝で地面を蹴れていない。リリースの瞬間、左膝が突っ張り切らず、右腕上腕部が凹む。右肘の高さは、右脇よりわずかに下、体軸は三塁側に傾く。アンダーハンドに近いサイドハンド

森下暢仁のピッチング

森下は、84球目、右足踵で地面を踏んでから右足小指球で地面を蹴って左足拇指球をスライド。左足拇指球で地面を蹴って左膝下を二塁ベース方向に振る。左足外踝を本塁方向に向ける。右足踵で地面を蹴り、投球肩を前肩より下げる。投球肩を担ぐときにローテカフにかかる負荷が増す。前肩はスクエアにしている。「く」の字を作ったときに右足小指球にウェイトが移る。右腕を骨盤の手前に持ってきたときに右足が踵体重になる。右肘を逆Lにしたとき、左足つま先で三塁方向に蹴ってから左足踵を上にして左足を左打者のインコースのライン方向に推進。右足のスパイクの外側で地面を蹴る。左腕前腕部の回内は解けていない。前肩を下げ、右肘をつまみ上げたとき、右足のスパイクの内側でエッジをかけている。前足首は底屈している。左腕前腕部を回外し前肩関節を左肩甲骨に格納し始める。リリース(左腕前腕部の回内)のとき、左膝が突っ張らず、右腕上腕部が凹む。右腕前腕部を回外したときに前膝で地面を蹴っている。指先がしならず、カーブをワンバウンドさせる。

大山は、左足拇指球で地面を蹴って前膝を上げてから右股関節を外旋、右足つま先を捕手方向に向けていく。前足首を底屈したとき、頭を背骨より前に出して前肩、前肘が背骨の方に入るのを抑止するが前肘が少し背骨の方に入る。右肘はヘッドの外側に張り出しているが、右足のスパイクでエッジをかけている。大山は引手主導で空振り三振
森下は、緩い変化球を投げると、ファオーシーム、カットボールを投げるときよりも始動(後の股関節の外旋)が遅れる。

小川一平vs羽月隆太郎

小川一平は、右足小指球で地面を蹴ってから、左足スパイクの外側で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴り、投球肩を前肩より下げる。「く」の字を作ったときに右足小指球にウェイトが移る。右腕前腕部を回内して骨盤の横に持ってきたとき、右足のスパイクの外側で地面を蹴って更に投球肩を前肩より下げる。左腕前腕部が回外し始めるが左腕上腕部が僅かに背骨の方に入る。右肘をつまみ上げたとき、右足小指球にウェイトが移り、右足踵が地面を離れる。
羽月は、前進守備の右翼手の頭上を越える三塁打を打つ。
羽月は、両手の間隔を開けて握る天秤打法に近い。天秤打法近藤和彦のように振り始める直前にヘッドを寝せる打法だけを言うのではない。前肘を突っ張らすことは、後の股関節を外旋しなくても腰を落として前肩を背骨の方に入れストライドを広げるだけでできる。
天秤打法は、バットを短く持ったときと同じく、前肘が突っ張るので、前肘のロックを解除を解いてからでないとガイドハンドの肘を推進させることができないので、ヘッドがしならない、すなわち指先がしならない。
しかし、日付で言うと昭和の頃は、前肘を突っ張らせることでテイクバックを抑止すると信じられていたのだ。
羽月は、右足小指球で一塁線方向に地面を蹴ってから左足股関節を外旋、左足つま先を捕手方向に向ける。前膝を上げ、手首の位置を上げていく。しかし、手首の位置が振る直前に達し、前足首が底屈したとき、左足スパイクの内側でエッジをかけて両足を投手方向に運んでしまっている。手首の位置はトップハンドが耳の下、ボトムハンドが左脇の高さにある。後の肩は前肩より上にあるが、両肩を結ぶラインが緩やかで、前肩の下がり具合が小さい。ヘッドは立っているが、左肘がヘッドの内側に入って左脇が閉まってしまっている。引手主導のスイングになる。手塚一志のうねり打法プラス昭和の引手主導のスイングでいじられた導者にいじられた跡が看て取れる。宇草と同じく、右投げ左打ちのスイングをしている。

スクイズは、野球が下手くそになるから、野手にはやらせて欲しくない。2ランスクイズは、プロはさせない。チーム全体としても追加点が1点しか取れない。追加点が1点がダメ押し点になって逃げきれるほど甘くはない。

島内のピッチング、坂倉のハンドリング

島内は、1球目、右足小指球で地面を踏んでから左足小指球で地面を蹴る。右足踵で地面を蹴って投球肩を前肩より下げる。「く」の字を作る前に右足小指球にウェイトが移る。右肘をつまみ上げる過程で右足のスパイクの内側でエッジをかけてしまっている。両肩が緩くM字になる。リリースの瞬間、左膝が突っ張るが、右膝が三塁側に僅かに外れる。右腕上腕部が凹み、インローに投球をワンバウンドさせる。
野手は、フォアハンドで捕球する場合も、前肩をスクエアにして後の股関節を外旋、ガイドハンドでボールの軌道を捕まえる。
坂倉は、投球の正面で、すなわち前肩を開いて、ガイドハンドではなく、引手である左手主導でボールの軌道を捕まえる。左手の掌、前肩、ガイドハンドである右肘を前に出している。坂倉は、投球を後逸する。

総括

菊池涼介をレギュラーとして固定しないということは支持できるが、羽月をこれからも使い続けていけば、チームは勝ち始める、来季以降チームを変えられるかというと、現段階では、羽月にそこまでの実力はない。松山が、インサイドアウトで投球腕を振れる投手と対戦して長打を打てるかというとそれも難しい。

試合結果