2018年広島vs巨人5回戦。岡田8回2失点。鈴木誠也3号ソロ。相手の守備の乱れにより加点。

Last Updated on 2019年3月10日 by wpmaster

試合のポイント

この試合の勝因の一つは、岡田のピッチングだろう。

岡田は、2回表の四球(24球目)、3回表のゲレーロの三振(50球目)の場面なんかを見ると、リリースの直後に右肩が凹んでいて、右肩の状態は良くないことがわかる。

5回表小林のところから、しっかりと右足を一塁側にターン。

坂本は、頭を後ろの骨盤に乗せてステイバックし、トップの角度を45°にして、ヘッドを残して打ち、スイングしてから、右足が滑り回転したが、ヒット。

その1本だけで、5,6回を乗りきった。

岡田は、トップを作る過程で腸腰筋が外旋して右肘の出が、腸腰筋の外旋よりも遅れ、小林に二塁打をうたれた。

小林は、頭を後ろの骨盤に乗せてステイバックできており、ヘッドを残してライト線に落とした。

岡田は、7回直後、長野に、打たれたときも、左足を着地しかかるときに、トップの位置も高く、内転筋を蹴り伸ばして瞬発力を加速させる一方、左肩、左膝の開き故に、三角筋を使って右腕上腕部を後ろに引っ張って、右肘を出したときに、胸と骨盤が打者の正面を向いていた。

しかし、岡田は、左肩、左膝が割れながらも、右足のターンにより、瞬発力を加速させて、4回、フェンス手前で打球を失速させた。

総合すると、岡田が投げた118球は、投げさせ過ぎであり、実際に、岡田は、8回114球目、117球目にスライダー、カーブを真ん中低目にワンバウンドさせていた。

それでは、試合の方を振り返ってみよう。

広島は、鈴木誠也の3号ソロで1点差にした後、最後は、相手の守備上のミスだが、澤村、Mathiesonから、得点し、同点、勝ち越しとした。

鈴木誠也も肉体、特に、右くるぶしの状態は万全ではないが、要所を抑えたバッティング。

ステイバックから振り下ろし始めに、後ろの骨盤に頭が乗り、トップの角度は、45°。

ボールをバットで擦り、ボールの下にバットを潜らせる。

左足のスパイクの外側に重心を移した後、左足の踵に重心を移すことなく、左足を浮かせて拇指球で着地。

右足は、拇指球で反時計回りに回るが、途中で緩めている。

吉川光夫は、鈴木に打たれたときは、トップを作ったときに、コックした左肘が三塁側に倒れ、腸腰筋が内旋しかかっていた。

吉川光夫は、57球目のスライダーをインローに、58球目のカーブをアウトローにワンバウンドさせていたので5回70球での降板は、早過ぎるということはない。

澤村、Mathiesonの右肩もリリース直後に凹んで、状態はよくなかった。

澤村は、トップを作る過程で、右股関節、腸腰筋が内旋し、左肩、左膝が開き、ボールがシュート回転していた。

澤村から安打を打った田中も、頭を後ろの骨盤に乗せてステイバックできており、ヘッドを残して打った。

澤村は、4球目、フォークをインローにワンバウンドさせて、田中は三塁進塁。

バティスタには、ヘッドを残してセンター前ヒットを打たれた。

これで、同点。

更に、澤村は、鈴木にも、ヘッドを残してセンター前ヒットを打たれた。

Mathieson は、トップを作ったときは、コックした右肘は、右肩よりも高い。

しかし、右股関節が伸び、右股関節、腸腰筋が内旋し、左肩、左膝が開く。

右足を一塁側にターンさせるが、左膝を伸ばして作る壁が崩れていた。

一塁手が前進してきたところ、バスターに切り替えるのは、中学生レベルの作戦だが、菊池もヒッティングに切り替えてからは、要所を押さえた打撃。

菊池は、バントの構えのときは、左足踵に重心を置き、ヒッティングに切り替えてトップを作ったときは、右足の拇指球に重心を移し、ヘッドを立ててステイバック。

ステップ幅を狭めて、ヘッドを残して打った。

これが決勝点となった。

得点経過

1回表

坂本は、6球目、アウトコースベルトの高さのスライダー138キロを空振り三振。

吉川尚輝は、11球目、インローのカーブ103キロを打って左飛。

ゲレーロは、13球目、インローのストレートを打って二ゴロ。

1回裏

田中広輔は、1球目、アウトコースベルトの高さのストレート144キロを打って中飛。

菊池は、7球目、真ん中高目のストレート149キロを打って右飛。

バティスタは、13球目、インハイのストレート149キロを空振り三振。

2回表

マギーは、20球目、アウトハイのカーブ103キロを見逃し三振。

一死から、岡田は、24球目、アウトローのストレートをワンバウンドさせて、岡本に四球を与える。

亀井は、27球目、真ん中ストレート144キロを打って中飛。

長野には、31球目、インローのストレートが外れて、四球を与える。

小林は、35球目、アウトコースベルトの高さのカーブをライト線に二塁打。

広島0-2巨人。

吉川光夫は、37球目、真ん中のスライダー132キロを打って遊ゴロ。

2回裏

鈴木は、15球目、真ん中のカットボール140キロをレフトスタンドに本塁打。

エルドレッドは、20球目、インコースベルトの高さのスライダー122キロを空振り三振。

髙橋大樹は、22球目、真ん中高目のストレート148キロを打って右中間に二塁打を打つ。

安部は、23球目、真ん中低目のスライダー120キロを打って左飛。

會澤は、30球目、真ん中のストレートを打ってショートへの内野安打。

2塁走者髙橋大樹がオーバーランしたところをタッチアウト。

3回表

坂本は、41球目、アウトコースベルトの高さのストレート146キロを打って右飛。

吉川尚輝は、45球目、真ん中低目のスライダー136キロを打って投ゴロ。

ゲレーロは、50球目、アウトローのスライダー136キロを空振り三振。

3回裏

岡田は、34球目、アウトコースベルトの高さのストレート147キロを見逃し三振。

田中広輔は、44球目、真ん中のカーブ115キロを打って右飛。

菊池は、48球目、真ん中のストレート148キロを打って遊ゴロ。

4回表

マギーは、59球目、アウトコースベルトの高さのスライダー134キロを打って二ゴロ。

岡本は、61球目、アウトハイのストレート147キロを打って中飛。

亀井は、66球目、アウトコースベルトの高さのストレート149キロを打って三飛。

4回裏

バティスタは、52球目、インコースベルトの高さのカーブ112キロを打って一ゴロ。

鈴木は、53球目、真ん中のストレート147キロを打って遊ゴロ。

エルドレッドは、54球目、真ん中低目のスライダー123キロを打って一飛。

5回表

長野は、70球目、アウトコースベルトの高さのスライダーを打って中飛。

小林は、76球目、アウトコースベルトの高さのスライダーを空振り三振。

吉川光夫は、79球目、真ん中のストレート148キロを見逃し三振。

5回裏

吉川光夫は、59球目、インハイにストレート146キロが外れて髙橋大樹に四球を与える。

安部は、61球目、真ん中ストレート143キロを捕前にバントする。

會澤は、インハイのチェンジアップ131キロを打って遊ゴロ。

ショートがこれを後逸、一死一、三塁。

岡田は、インコースベルトの高さのストレートを打って遊併打。

6回表

坂本は、83球目、インハイのストレート149キロを打って右前安打。

吉川尚輝は、85球目、アウトハイのストレート144キロを投前にバントする。

ゲレーロは、87球目、真ん中のスライダー130キロを打って左飛。

マギーは、92球目、アウトローのスライダーを打って中飛。

6回裏

田中は、1球目、真ん中のストレートを打って左前安打。

菊池は、3球目、左足踵に重心を置き、150キロの真ん中ストレートを一塁側へのバントで送る。

バティスタは、8球目、インコースベルトの高さのストレート151キロを中前安打。

広島2-2巨人

鈴木は、12球目、真ん中低目145キロのフォークを中前安打。

エルドレッドは、14球目、真ん中のストレート151キロを打って一飛。

松山は、19球目、アウトコースベルトの高さのストレート151キロを見逃し三振。

7回表

岡本は、98球目、アウトローのスライダー130キロを打って見逃し三振。

亀井は、103球目、インハイのスライダー133キロを空振り三振。

小林は、108球目、アウトコースベルトの高さのスライダーを打って右飛。

7回裏

安部は、22球目、アウトローのフォーク143キロを打って二ゴロ。

會澤は、29球目、アウトコースベルトの高さのストレートを打って右邪飛。

岡田は、30球目、アウトローのストレート146キロを打って右飛。

8回表

田中俊太は、112球目、真ん中低目のスライダー131キロを打って二ゴロ。

坂本は、116球目、真ん中のストレート148キロを打って右飛。

吉川尚輝は、118球目、真ん中のスライダー134キロを打って左飛。

8回裏

田中広輔は、4球目、真ん中ストレート150キロを打って中越二塁打。

菊池は、6球目、真ん中高目ストレートを右前安打。

亀井は、打球を前にこぼし、送球が三本間に逸れる。

広島3-2巨人。

バティスタは、12球目、真ん中低目スライダーを三ゴロ。

カウント3-0から、鈴木に投げずに、四球を与える。

野間は、20球目アウトハイ149キロのストレートを打って右飛。

松山は、25球目、インローのフォーク135キロを見逃し三振。

9回表

ゲレーロは、2球目、アウトローのスライダー134キロを打って右飛。

マギーは、9球目、真ん中高目のストレート149キロを打って二ゴロ。

岡本は、17球目、アウトコースベルトの高さのストレート148キロを打って遊ゴロ。

試合データ

5回戦

2018年5月3敗 13:30

試合時間2時間46分

マツダスタジアム

勝利投手 岡田 4勝0敗

敗戦投手 Mathieson  0勝1敗 0S

セーブ 中﨑 0勝0敗 11S

失策 坂本1   亀井1

対戦成績 広島4勝1敗