2018年広島vs巨人4回戦。中村祐太は、3回以降要所を凌ぎ6回3失点。山口俊は、4回2/3でKOされる。

試合のポイント

山口俊の、この試合、會澤に2度ぶつけてからのピッチングについて、頭の弱いカープファン共は、実体のない故意云々については言い出さなかったが、山口俊のメンタルがぁ~と口を揃える。

ユダヤ金融に調教された、野球をやったことのない精神学者は、イップスがどうのこうの言い出すのだろう。

しかし、過去の対戦において、同じ打者の3回もぶつけるのは、100%フィジカルと肉体を稼働させる技術にも欠陥があるのだ。

その後のピッチングが変わってとしても、その後のピッチングについても体に当てずにインコースに投げる技術、その源となるフィジカルに欠陥があるのだ。

それでは、過去の會澤と山口俊の対戦の中から死球を与えた場面をピックアップして解析してみよう。

①ー1

①-2

上に挙げた三枚の画の内、上2枚は、巨人に移籍してからのもの、最も下がベイスターズ時代のもの。

3個の死球は、いずれもクイックで投げ、右足の重心は、ベイスターズのときも巨人のときも、右足の踵から拇指球に移して投げている。

左膝を上げ下ろしする際の右股関節の内旋は、いずれもない。

山口俊は、右肘をつまみ上げたときに、両肩がM字になる(①)。

トップを作る過程で、右股関節が外旋し、ボールを持つ手と頭の距離が離れている(②、③)。

左肩と左膝が割れる(②、③)。

右股関節の外旋よりも右肘が遅れて出る。

今回の2つの死球は、いずれも、左腕前腕部に当てたもの。

山口俊は、右肩に故障歴があって、右腕のトップを高く作れず、頭とリリースポイントの距離が離れているから何度も死球を与える(①ー2)。

回転軸の一塁側への傾きが小さいスリークウォーターでしか投げられない(①-2)。

この試合においても、3,4球目の段階で右肩が凹んで低目にワンバウンドさせている。

死球を与えたときも右肩が凹んでいる(①-2)。

1個目の死球と同じイニングの田中への四球は、右肩の凹みによるフィジカルが原因のもの。

山口俊は、死球を与えた前後を比較しても腕だけは内旋できている。

2個目の死球のときも、上体が一塁側に傾き、右足を途中までターンさせているので、右腕は内旋できている。

山口俊は、その直後も、三塁側に重心が残るが、右腕を内旋し、71球目も右足を一塁側へターンさせてストレートで差してファウルさせている。

1個目の死球の直後の中村祐太への四球は、膝下を通過したことによりボールと判定されただけで、右腕は、何れも収縮していない。

中村祐太への四球、バティスタ、鈴木に打たれた本塁打、三塁側に重心が残り、下が使えていない手投げなのである。

よって、右腕が振り切れていない。

すなわち、フォロースルーがないだけで、ギアを上げて右腕を内旋して急ブレーキをかけたのと同じこと。

立ち上がりから、山口俊は、フォロースルーのときに、右足を一塁側へターンして投げることは、ほぼない。

これは、技術上の問題。

更に、次の画を見てみよう。

會澤に2つの死球の後の打席で、安打を打たれた場面だ。

これなんかは、右足のターンは中途半端だが、上体が一塁側に傾いており、前述の4人に投げているときよりも右腕を内旋できているという証拠。

よって、メンタルは関係ない。

メンタルが肉体の稼働に先立つということはないのである。

この試合、死球を与えたのは、山口俊だけではない。

中村祐太がゲレーロに与えた死球は、いずれもセットポジションからクイックでない投げ方によるもので、右の股関節を内旋してから左膝を内入れしている。

ゲレーロの左腕前腕部に与えた1個目の死球。

中村祐太は、トップを作ったとき、右股関節が外旋して骨盤が打者の正面に向きかかっている。

中村祐太は、トップを作ったとき、コックした右肘が沈む。

腸腰筋の外旋が右肘の出よりも先行して、山口俊よりもリリースのときのトップの位置が高いが、右肘が伸びてゲレーロの左肘の下、脇付近に死球を与える。

只、中村祐太は、トップを作ったときに、山口俊ほど、ボールを持つ手と頭の位置が離れていない。

野球選手は体が資本。

會澤は、6年前に、山口俊に顔面にぶつけられ、この試合2度、石ころのように硬い奴をぶつけられている。

怒るなとは言わない。

投げる方も生活をかけて労働をしている。

ファンが山口俊や中村祐太がインコースを攻めた結果、死球を出したことについてとやかく責めるところではない。

會澤は、落合のようにピッチャー返しをしろとまでは言わないが、野球そのもので山口俊に勝て。

バティスタのソロと、會澤を止めに入った誠也の連続本塁打で追いついた後、

會澤は、レフト線に打って点差を広げた。

ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤より前に出されてが、ヘッドが立っていたので、差されずに引っ張ることができた。

さて、試合の方を振り返ってみよう。

この試合MVPは、吉川尚輝じゃな。

あそこで全力疾走する山口俊も山口俊じゃが、

山口俊に全力疾走させた後に、攻撃を引き延ばす(≠ファウルを連発する)(≠ボールを振らない)ことができなかったからな。

走れば、腰、踵、腱、関節、ふくらはぎ、太もも裏、内転筋を始め下半身は損耗するよ。

山口俊は、全力疾走する前も後も重心が低い、下半身がロックされて、三塁側に重心が残る投げ方だから、下半身の損耗というより、心拍数が上がって息切れした。

中村祐太は、3回以降も、右肘をつまみ上げたときに、両肩がM字になり、47球目と82球目で右肩が凹んでワンバウンドさせていることがあり、右肩の状態が良くなかった。

中村祐太は、左膝を本塁方向に向けるのが遅く、瞬発力が消耗することもあった。

この前までよりも、右足を一塁側にターンできている場合が減り、三塁側に重心が残ることが多かった。

長野に投げた57球目は、ホームランボールで、長野もヘッドを残してボールを擦るが、骨盤を横にズラすのが、グリップよりも先行したことで、バックネット裏のファウルとなった。

しかし、左肩、左膝がトップを作ったときに割れるが、胸の張りを大きくしてリリースのときのトップの位置を高くすることで要所を凌いだ。

長野は、体が前に出されてヘッドが遅れ一飛。

4回表坂本のときは、右股関節を内旋して左膝を内入れ、「く」の字を作ってステップしてからは、投げ方が同じ。

その前の球(56球目)は、インハイに右足を一塁側へターンさせて投げた。

小林に投げた67球目は、胸の張りが大きいが、腸腰筋が外旋しかかって、リリースのときのトップの位置が低かった。

野間は、1本目は、ボールの下から手首を返した凡打だが、2本目、3本目は、ステイバックのときにヘッドが寝てしまっているが、頭が後ろの骨盤の上に乗っているからヒットになる。

鈴木誠也は、壁を作ってバックスクリーンに本塁打。

バティスタも、後ろの骨盤に頭を乗せてステイバックしてボールを擦って、バットをボールの下にくぐらせて本塁打した。

アドゥワ誠は、トップを作る過程で左肩が開く。

坂本は、ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤よりも前に出されるが、ステイバックのときに、ヘッドが立っており、両腕を逆三角形にしてセンター前。

坂本の安打と吉川尚輝のバントで二、三塁となる。

吉川尚輝は、お前の球が打てないからバントするんだ。

メンタルは関係ない。

アドゥワ誠は、右足踵に重心がかかり、右股関節の外旋よりも、右肘の出が遅れて高目に送球が外れたが、後続を抑え、僅差のリードを無失点で守り切った。

ゲレーロに投げた2球目は、右足を一塁側にターンさせてキレのある球だったぞ。

坂本は、いずれの安打も、凡退した打席も、ほとんどヒッチせずに、左足の探りが遠回りし、グリップを上げ、ステイバックのときに頭が後ろの骨盤より前に出されているので、インハイを投げて差すことだろうな。

低目は顔から遠いから、スイングの結果壁を作れてボールを長く見れるからな。

阿部は、ヒッチした後、ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤より前に出されるが、左肘先行のインサイドアウトで肋骨に両腕を沿わせて右肘を抜いて振りぬく。

一岡は、左膝を内入れして「く」の字を作ってステップし、右膝下をトップを作る過程で俊敏に内入れする。

一岡は、トップを作ったときに、右股関節が外旋し、左肩、左膝が開き、フォロースルーのときに、重心が三塁側に残り、シュート回転した。

得点経過

1回表

中村は、3球目、142キロの真っすぐをアウトローにワンバウンドさせる。

坂本は、真ん中高目のスライダー117キロを左前安打。

中村祐太は、トップを作ったときに、左肩、左膝が開いていた。

吉川尚輝は、右足の拇指球に体重がかかってバント失敗の後、インハイ(吉川尚輝から見れば、アウトハイ)119キロのスライダーをヘッドを残して左前安打。

ゲレーロは、真ん中ストレートをグリップ先行のインサイドアウトで打って中前安打

広島0-1巨人

2回表

亀井は、ヘッドを残してインロー139キロのシュートを左前安打。

中村祐太は、フィニッシュで右足を一塁側へターンしてアウトローのストレート141キロを投げ、長野は、見逃し三振。

小林は、インロー137キロのストレートで見逃し三振だが、中村祐太は、トップを作るまでの過程で、「く」の字から左膝を本塁に向けるまでのスパンが長い。

右足をターンして瞬発力が逃げた分を取り戻した。

山口俊は、アウトコースのベルトの高さの122キロのスライダーを壁を作って打って左前安打。

二死一、三塁から、坂本は、真ん中低目132キロのフォークを打って左中間を破る。

中村祐太が左膝を内入れしたときに、坂本は、トップを作り、ステイバックのときに頭が前に出されるが、外国人選手より始動が早い分、スイングの結果ボールが長く見れているということ。

野間は、ライトスタンドに背を向けて捕球し、体の向きを変えずに送球。

亀井だけでなく、一塁走者の山口俊までがホームイン。

広島0-3巨人

吉川尚輝は、2球目(通算39球目)の真ん中カーブ107キロのときに、ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤より前に出されて打って中飛。

2回裏

二死から、野間が真ん中高目のストレート144キロを打ってショート内野安打。

會澤には、インハイ144キロのストレートが外れて死球を与える。

中村祐太には、真ん中低目147キロのストレートが外れて四球を与える。

二死満塁から、田中に、アウトロー148キロのストレートが外れて四球を与え、押し出し。

広島1-3巨人。

3回裏

山口俊は、トップを作ったときに、左肩、左膝が開く。

バティスタは、インコースベルトの高さの141キロのストレートをレフトスタンドに本塁打。

ステップ幅を狭くしたことで対応できた。

広島2-3巨人

山口俊は、セットポジションから右足踵に重心をかけ、右股関節の内旋なしで、右膝と交差させるように左膝を内入れしてステップするが、トップを作ったときに、左肩、左膝が開く。

鈴木は、アウトコースのベルトの高さの141キロのストレートをバックスクリーンに本塁打。

広島3-3巨人

安部は、アウトロー124キロのスライダーを打って右飛。

安部は、ステイバックのときに、頭が後ろの骨盤よりも若干前に出され、振り下ろした後、左膝が前に伸びた分、フェンス手前で失速した。

ここでも、山口俊は、トップを作ったときに左肩、左膝が開く。

松山がアウトローの136キロのフォークを壁を作って打ってライト線を破る二塁打。

野間は、アウトコースのベルトの高さの真っすぐ145キロを左前安打。

會澤には、139キロのストレートがインコースベルトの高さに外れ死球を与える。

一死満塁から、中村祐太は、真ん中低目131キロのフォークを空振り三振

田中のところで、77球目のフォーク134キロ、78球目のスライダー131キロを右肩が凹んでアウトローにワンバウンドさせる。

76球目136キロインローのフォークを投げたときも右肩が凹んでいる。

田中に、次の球をフォロースルーで右足をターンさせて投げた147キロのストレートが真ん中低目に外れて四球を与え、押し出し。

ここも少し、右肩が凹んでいた。

広島3-4巨人。

5回裏

野間は、インコースベルトの高さのストレート140キロを中前安打。

會澤は、真ん中フォークをレフト線へ二塁打。

山口俊は、トップを作ったときに左肩、左膝が開き、リリースのときにトップの位置が下がった。

中継に入ったショートの送球がホームベース前の窪みに当たって跳ねる間に會澤は三塁へ進塁。

中村祐太は、アウトハイのストレート140キロを打って二ゴロ。

田中には、インハイのフォーク134キロが外れて四球。

菊池は、アウトコースのベルトの高さの真っすぐ142キロをヘッドを残して壁を作って右前安打。

広島6-3巨人。

勝利投手 中村祐太 3勝0敗

敗戦投手 山口俊  3勝1敗

セーブ  一岡竜司 1勝2敗 1S

ホールド アドゥワ誠 Jackson

失策 坂本勇人 アドゥワ誠

対戦成績 広島 3勝1敗