開幕直前セリーグ各球団総合分析:中日ドラゴンズ編

昨期の中日は、59勝79敗の5位。

中日は、浅尾とカープに16勝3敗とカモにしていた吉見を潰されてから、加えてベテランの首に鈴をつけられずに、Bクラスに低迷していたが、昨オフから、補強に本腰を入れつつある。

若手も即ブレイクするような選手はいないが、楽しみな若手は、出てきつつはあるな。

それでは、昨季の実績を踏まえて、退団投手と新加入選手を加味しながら、投打の成績を予想してみよう。

投手部門

[2017年チーム先発投手成績]

先発勝利数:⑤位

先発防御率:⑤位

先発球数:①位

先発イニング数:③位

[2017年 チーム救援投手成績]

救援防御率:⑤位

救援球数:④位

救援イニング数:⑤位

[その他退団選手]

濱田達郎(再契約見込み)

武藤祐太(DeNA)

福(育成)

岩崎達郎

藤吉

ウェルヘス

投手部門では、6勝のバルデスが退団、同じく6勝のジョーダンがヤクルトへ移籍。

それでは、個々の既存の投手と新加入投手について、分析してみよう。

ジーのピッチングについては、以前に記事にした。

オープン戦の投球も、向こうで投げていたときと、基本的に変わらないね。

8勝 3.67ぐらいかな。

左投手ガルシアは、左足の踵に重心を残し、骨盤よりやや下に高さに右膝を上げ、ほとんど右足は内に入れず、一瞬左股関節を二塁方向に内旋し、フットファーストでステップ。

トップを摘み上げたときに、右肩、右膝は辛うじて開いていないが、トップを作る過程で、左足を蹴り始めて左股関節が外旋し、リリースする際に打者の正面に胸を見せている。

この投げ方だと一軍では、厳しいだろう。

開幕投手が濃厚な小笠原は、右足を上げたときに、左足の踵が浮く。

二塁方向への左股関節の内旋は、わずかで、ほぼ真下に右膝を落とし、フットファーストでステップ。

左肘をつまみ上げたときに右肩が開き、右肘と右膝が並進しない。

右足は踵から着地し、フィニッシュで一塁側に重心が残る。

右膝が折れ曲がって壁が崩れている。

育成選手のライデルマルティネスは、右足に重心を残して、右股関節を内旋して左膝を上げる。

左膝を内入れして「く」の字を作ってステップ。

トップを作ったときに、右股関節、腸腰筋は外旋しないが、右股関節が伸び、左肩、左膝が開く。

左足は踵から着地する。

フィニッシュで一塁側へ右足をターンする。

ボールに瞬発力が乗った球を投げるので、シーズン中に支配下選手契約を結ぶこともあり得るが、一軍選手枠の関係で、通年出番があるかどうか。

松坂は、右肘をつまみ上げたときに左肩が開いて、左膝と並進せず、打者の正面に胸を向けてしまうこともあったが、初の三振を奪った球は、右足でエッジをかけて、右股関節にタメがあった。

ランナーを出してから、右股関節を外旋し、左膝を内に入れてヒップファーストで前傾した上体と左足を垂直に交わらせてスライドステップ。

松井雅人とのバッテリーで盗塁を阻止。

それと、俺が個人的に期待している柳は、昨季は、右肩の故障で途中離脱したが、4/3の巨人戦に先発するようだね。

オープン戦でも、左膝を上げたときに上体が反るが、右足踵に重心を残し、右股関節を内旋、ヒップファースト、右肘をつまみ上げたときに左肩、左肘が開かず、胸の張りも大きく、左足は、スパイクの内側の踵寄りから着地し、右肘、トップの位置も高い。

左内転筋、左膝を伸ばして右足を一塁側へターン。

故障が再発しなければやってくれそうだね。

鈴木翔太は、前傾した上体と左足でL字を作って右股関節のタメもあるんだけど、左足で弧を描くことがある。

それとフィニシュで両足が揃って、クッションのように着地して両膝が曲がる。

いわゆる手投げで、フォロースルーが足りていない。

左投手の笠原は、左股関節を内旋して、前傾させた上体と右足でL字を作って、胸の張りが大きく、回転軸が三塁側に傾いてトップの位置が高く、回転数の多い球を投げていて、活きのいい投手が現れたなと思ったが、フィニッシュで壁が崩れる。

完全に左足をターンできるところまでには行っていないが、右膝を伸ばして壁を作れつつある。

先発ローテ6番手の座を鈴木翔太、吉見と競うことになりそうだね。

2015年、最終戦でカープを7回1安打無失点に封じた大野雄大は、2016年7月19日のカープ戦(4回 11失点)からおかしくなったよな。

前傾させた上体が右足と垂直に交わって、Cアーチのところでも、スパイクの内側でエッジがかけられ、左肩も開いていないが、テイクバックで左肩が上がり、

左腕が横振りになったよな。

クイックでは、スパイクの外側に重心がかかり、左股関節の内旋がなく、トップを作ったときに、左股関節だけでなく、腸腰筋まで外旋して胸が打者の正面を向いている。

回転軸から頭が外れている。

一塁側に重心が残る。

吉見のピッチングは、ファームの試合を見たところでは、投球動作を見ると、通用するのが難しいものがあるな。

鈴木博志が一年目から通用するのが難しいことは、ドラフトのところで書いた。

執筆の段階では、又吉、田島、祖父江、伊藤準規が故障したとの情報は入ってきていない。

岩瀬は、勤続による劣化が避けられないだけに、若手の底上げ、台頭がなければ、昨季よりは、リリーフ部門は、マイナスだろう。

バッテリー部門では、日本ハムから大野奨太が移籍してきた。

配球面をフィジカル、投球動作と関連付けて語るのならまだしも、心理学の世界を持ちだしたらいけんよ。

どこに投げようと、投げた球が良けりゃ打たれないし、そうでないなら100%とまではいかないが、相当程度の割合で打たれるってことよ。

捕手のリードは、殆ど関係ないよ。

阻止率は、スライドステップ、牽制の巧拙とも関連するけど、フットファーストで開きまくって打たれたら元も子もない。

大野奨太の加入で、センターラインが画期的に強化されたとまではいかないよ。

移籍して即固定でレギュラーを張るところまで、生え抜きの捕手達とは差がないよ。

松井雅人やその他の捕手との併用になるだろうよ。

打撃部門

 

モヤの年度別成績

打撃面では、ゲレーロが巨人に移籍。

アルモンテは、ヒッチして上げるときに少し右肩が内に入る。

振り下ろし始めるときに左肩が下がるね。

左足はエッジをかけた後、拇指球で回るけど、右足は、右踵で回るので飛距離は出るけどね。

インコースのベルトより上をさばけるかだね。

規定に入るぐらいまで使われたとして、.275  18本ぐらいかな。

モヤは、手首をコックしながらボールを待ち、ヒッチした後のステイバックが大きく、ステップ幅を狭くして、振り下ろし始めで左肩がほぼ下がらず、グリップ先行のインサイドアウトでスイング。

既存の選手では、右肘の故障で成績を落とした平田がどこまで復活するか。

ビシエドは、懐の深い打撃をするので、数字以上のレベルがある。

福田がフルで出場した場合、どのぐらいの数字を残すかもポイントの一つだ。

京田は、ステイバックのときに頭が前に出され、打撃が安定せず、オープン戦の段階では、完成度という面では、同じショートで新人王の源田の域には達していない。

2018年の基本オーダーは、次のようになるようだね。

(中)大島

(遊)京田

(左)アルモンテ

(一)ビシエド

(三)福田

(二)高橋周平

(右)平田

藤井

(捕)松井雅人

まとめ

このチームも、大野雄大が絶対的なエースになりかかっていたが、ここのところ低迷してるな。

小笠原も中村奨政にヒットを打たれているようじゃ、まだまだだな。

2018年の基本ローテは、大野、小笠原、ジー、笠原、松坂、柳

控えに吉見、鈴木翔太、若松、小熊、山井、ガルシア

2桁勝てる投手が出てきそうもない。

まずは、先発勝利数を見積もってみよう。

大野 7-11    3.78

小笠原 6-9    4.03

ジー  8-8   3.62

松坂 5-5   3.89

柳  5-5   2.99

吉見 3-5 5.36

笠原 3-2    3.22

鈴木翔太 2-4    3.60

山井 1-0   1.80

若松 1-2    6.47

小熊 1-0

ガルシア 1-1     7.71

合計 44勝52敗

中継ぎ抑えは、クローザー田島、セットアップ又吉に、岩瀬、祖父江、伊藤準規、谷元、三ツ間が絡む。

控えに佐藤優、小川龍也

岩瀬は、フィジカル面で大きな故障がなくここまで来たが、労働量の蓄積が長くフィジカルも衰え、多くは望めない。

後は、福谷、岡田俊哉、浅尾が復活するかどうか。

アルモンテの加入により、ゲレーロの抜けた穴は、幾分埋まるので、中継ぎ、抑えで18~19は勝つだろう。

総合して見ると、先発、救援共に主力に絶対的な存在がおらず、層が薄いので今季もハードな展開になるだろう。

 

 

 

 

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