プレシーズンマッチ:ソフトバンクとの2回線。敗れはしたが、マイナス材料ばかりではない。

Last Updated on 2019年2月16日 by wpmaster

この試合の先発は、Johnsonと武田。

Johnsonは、どうやら、開幕カード第2戦に投げるようだね。

試合経過

Johnsonは、ソフトバンク相手に結果を出したんだけど、いくつか気になることがあるので挙げておきたい。

Johnsonは、右足を上げたときに左足の踵に重心が残る。

左肘をつまみ上げたときに、右肩を内旋している。

上の画では、Johnsonは、左肘をつまみ上げたときは、右肩は、開いていない。

問題は、その後、トップを作ったときに、スパイクの内側の歯でエッジをかませるのではなく、左足が拇指球で立っているということだ。

左股関節が外旋してしまっていると言うことだ。

始動を早めてスイングの結果、ボールを長く見れるということだ。

これは、上の画の内川に二塁打を打たれたときだけではない。

6回72球目に上林にインコースのベルトの高さのシュート系141キロを打たれたのもそう。

それだけではない。

これにより、85球目にデスパイニに投げたシュート系の球を始め、ボールを引っ掛けて、低目に外れてしまっていることがあったのだ。

打者の顔から遠い低目は、ヘッドが止まる。

また、Johnsonは、上の画では、右足は、踵から着地に入り、左肘、トップの位置を上げるが、インステップするので、右膝が本塁の方向に向いていない。

すなわち、フォロースルーを終えたときまでに右膝が割れる幅がインステップでない投手よりも大きくなる。

インステップしたのは、42球目に、柳田に四球を与えたときと、62球目に江川に四球を与えたときだ。

42球目に柳田に四球を出したときには、右膝を上げた後、真下に落としている。

辛うじてヒップファーストになったが、フットファーストになって右膝が開きやすい。

フィニッシュでターンして投げている球もあったが、初回に、柳田に、アウトハイの真っ直ぐ系の球をレフトにライナーで安打を打たれたときに、右膝の壁が崩れている(右膝が折れ曲がっている。)。

これだと、腕だけで内旋し、振り切れないだけでなぐ左肩が捕手のミットを向かず、制球できない。

Johnsonは、6回 102球 3安打 7奪三振 4四球 1失点

打つ方では、3回表に丸が満塁本塁打。

トップの角度をキープして、右膝を内に入れて引っ張り、ライトポールを越える本塁打。

武田は、右足の踵に重心をかけ、左膝を二塁方向に向けるぐらい、太ももを搾って内に入れるが、二塁方向に右股関節を内旋していない。

左膝下を内に入れ、左膝を本塁方向に向けるのが速い。

右肘をつまみ上げたときに右足でエッジをかけ、Cアーチができていて、左肩を内旋して投げていたが、トップを作ったときに右肘が沈む。

フィニッシュで左膝は伸びるが、三塁側に重心が残り、右腕が振り切れていなかった。

武田は、6回 106球 8安打 1被本塁打 4奪三振 3四球 4失点(自責同じ)。

左投手の古谷は、左足踵に重心をかけ、ヒップファーストでステップするが、右肘をつまみ上げたときに、左足の踵が浮き三塁側に倒れ、右肩が開き、右膝は、インステップ。

トップを作ったときに、左足の胸部が地面に着いて、踵が二塁方向を向いており、左股関節の外旋が早い。

メヒアは、ヘッドを残して、三塁側に重心を残してライトスタンドに本塁打。

広島5-1ソフトバンク。

Jackson、打たれたねぇ。

けど、心理学の世界に逃げ込んだらいけん。

100%フィジカルと投球動作上の問題じゃ。

アーム式に近い投げ方なので、右肘は故障しにくい。

フィジカルは、テイクバックのときの右肩の高さへの持って行き方。

右肩が損耗しているのかもしれない。

Jacksonは、左膝を上げたときに拇指球に重心がかかる。

左膝を真下に落とし、フットファーストになる。

テイクバックのときに、右肩の位置が左肩よりも高い。

Jacksonは、右肘が伸びかかってアーム式に近い投げ方になっている。

右肘をつまみ上げたときに、左肩は、内旋できている。

左足は踵から着地に入っていくが、左膝が開いている。

左膝と左肘が併進していないよね。

トップを作る過程で、コックしていく右肘と顔の位置が離れている。

右足を蹴って右股関節が回ってしまっている。

ボールを持つ手は、頭の方を向いているが、頭からは離れている。

先ほどの画の左肩と右肩の位置は、同じ高さで通過している。

このとき、右側の肩が左肩が通ってきた進路よりも下がるとボールを引っ掛ける。

しかし、左肩の開きが早く、右肘の出が遠回りして遅れると、急ピッチで右肩を出してリブダウンすると、頭が邪魔になるので、一塁側に傾いた回転軸から頭を外さざるを得ないのだ。

右肩前腕部を胸の張りと三角筋を使って後方に引っ張ってリリースするまでも頭から距離が離れている。

Jacksonは、両胸を打者の正面に向けてしまっている。

こりゃ、打たれるよ。

ボールは高目に外れる。

柳田は、振り下ろしてボールの軌道と45°にバットをコンタクトしていく。

柳田は、バットでボールをこすって、バットをボールの下にくぐらせ、バッグスピンをかける。

打者の真後ろのバットネット裏に打ったファウルの中にホームランと紙一重と言われるのは、バットでボールをこすっているから。

バカな実況アナが、「こすった当たりがよくホームランになりましまね」と禿しく同意を求めますが、ホームランは、こすって打つものじゃ。

スイングの軌道と、この画の打球の角度からスタンドに入ったと思った。

結果は、柳田が振り下ろし始めに左肩が下がった分、左中間の二塁打となった。

松田にも、同じ投げ方で、アウトコースベルトの高さの真っ直ぐ151キロをヘッドを残して本塁打された。

内川にヘッドを残してアウトコースベルトの高さの真っすぐ146キロを犠飛を打たれたときも、Jacksonは、一塁側に傾けた回転軸から頭が外れていた。

Jackson は、2/3 32球 5安打 1奪三振 1四球 5失点

試合は、広島5-6で逆転負け。

まとめ

Johnsonは、2015,2016の水準に戻っていないが、オープン戦で与えられた登板を一度も回避することなく、全てこなしたのは、プラス材料。

この試合に登板したリリーフ投手の複数の投手が失点したわけではないのだ。