中日松坂大輔は、今シーズン、復活するのか。

中日にテスト入団をした松坂大輔は、プレシーズンに3度の実戦登板をこなし、今後は、ファームでの実践登板を経て、4月3日からのナゴヤドームでの巨人3連戦のどこかで先発するといます。

ファームで打ち込まれても、フィジカル面に問題がなければ、4月3日からの巨人戦に投げてくるでしょう。

松坂の右肩、投球動作、球そのものが戻りつつあるのであれば、中日の投手層も厚くなり、吉見と同じぐらいの登板数がこなせれば、ペナントの動向にも少なからず関係してくる。

カープもシーズンに入ってどこかで対戦することがあり得る。

松坂大輔は、日米通算164勝103敗

松坂大輔は、2015年8月18日に内視鏡下による「右肩関節唇及び腱板クリーニング術」「ベネット骨棘切除術」「後方関節包解離術」を受けた。

2016年10月2日楽天戦で復帰し、1回で被安打3、与四死球4、暴投1の5失点(自責点は2)。

この頃は、左膝の高さは、骨盤の高さで、テイクバックまたは右肘が逆L字型のとき、左肩が開き、横回転の投球。

これが、ソフトバンクでの唯一の公式戦登板となる。

松坂大輔の直近のピッチング

2017年3月25日広島戦

2017年3月25日オープン戦広島戦で、田中広輔、菊池、鈴木誠也の3人は、不出場ですが、7回無安打 無失点。

Maxは、142キロ

松坂は、右足の踵に重心がかかり、上体が反ります。

テイクバックがここまででその後右肘をつまみ上げます。

骨盤が三塁側に滑っています。

逆L字を経て、右肘をつまみ上げますが、左手はグラブを引き始めて、開き始めています。

両肩がM字になっています。

回転軸も殆ど一塁側に傾いておらず、コッキングの角度は、スリークウォーターで、まだ、横回転です。

2018年2月26日ハンファ戦

2018年2月26日のハンファとの練習試合で、2017年3/25以来の実戦登板

2/26ハンファとの練習試合では、1回 11球 2奪三振にショートハーフライナーで無失点。

テイクバックのときに右肩がそれほど下がらずに、昨年よりも回転軸は、一塁側に傾いているが、コッキングの角度もスリークウォーターに近い。

この試合のMaxは、140キロ

2018年3月4日楽天戦

3/4楽天戦は、2回 31球 2安打 1被本塁打 1奪三振 無四球 2失点

松坂は、右足の踵にも重心を残して左膝を骨盤よりも高く上げます。

上体も骨盤の上に乗っています。

左膝を殆ど内に入れずに、フットファーストに近い動作で重心移動していきます。

右肘をつまみ上げたときに、左肩が開き始めています。

松坂は、右足を蹴り始めて左股関節を外旋し始めたとき右腕のトップができていません。

下半身の開きが、未だ横回転で、右肘の出よりも先行しています。

松坂は、アマダーにヘッドを残して右中間に本塁打されます。

尚、アマダーの前の打者のところで、中日のレフトのアルモンテが左中間の打球を中堅手の方を向いて追って捕球。

二塁走者がタッチアップ。

アルモンテは、体の向きを変えて三塁に返球。

二塁走者の三塁進塁を許します。

カープも、シーズン入ったら欠かさず、突きたいですね。

2018年3月14日西武戦

3/14西武戦では、3回 76球 3 安打 2奪三振 3四球 2死球 2失点

3/4の楽天戦では、走者がいない場面でもセットで投げていましたが、3/14の西武戦では、走者のいない場面ではワインドアップで投げています。

松坂は、骨盤よりやや高く左膝を上げていますが、右足の踵にも重心を残し、上体は後ろに反っていません。

左膝を内に入れてヒップファーストで投げていきます。

緩く前傾した上体と左足が垂直に交わり、骨盤の上に上体が乗っていて、骨盤が滑っていません。

テイクバックは、まだ小さく、右肘が逆L字になります。

右肘をつまみ上げたときに、やや両肩がM字になりますが、左肩が内旋できており、開いていません。

トップを作ったときに頭との距離は、まだ、遠いですが、ボールを持つ手を頭の方向に向けています。

一塁側への回転軸の傾きは、それほど大きくありませんが、右肘が高く上がり、コッキンングの角度もオーバースローに近くなっています。

ストレートは139~144まで、球速表示は出るようになりましたが、回転軸の傾きからいって、ボールの回転数は、まだ故障前の水準には戻っていないでしょう。

フィニッシュで右足を一塁側にターンします。

投球の結果は、ストライクです。

次に西武戦の41球目の画を見てみましょう。

松坂は、右足の骨盤よりも高く左膝を上げます。

右足の踵に重心がかかっており、上体が後方に反ります。

Cアーチから右肘をつまみ上げていく過程で、エッジをかけた右足の踵が浮きます。

左足は拇指球から着地に入ります。

左肩がやや開きます。

ボールを持つ手を頭の方に向けていますが、ストライクを取ったときよりも、頭から離れています。

左足は、スパイクの内側の歯を向けて着地に入りますが、直前では、極端に拇指球から地面に入って行っておらず、左肘と並進運動できています。

胸の張りを大きくして一塁側へ回転軸を傾けて、右肘がコッキングされてインサイドアウトで右腕で大きく弧を描けば、瞬発力が乗って、回転数の多い球が投げられます。

しかし、松坂は、一塁側へ回転軸を先ほどよりも大きく傾けていますが、右肘が伸びてロックされて、打撃のドアスイングのように右腕が遠回りします。

インハイのボールゾーン(打者から見アウトハイ)に外れ、シュート回転(失速)します。

更に50球目の画を見てみましょう。

松坂は、左膝を上げたときに、右足の踵に重心を残こし、左膝を内にいれますが、上体が後ろの骨盤よりも前に出されています。

テイクバックのときに、右肩を下げるのと左足を上げたときに上体を骨盤の上に乗せた上で前傾させるのは、打撃のヒッチと同じで、股関節や腸腰筋が右肘よりも先に外旋するのを防ぎます。

大腿骨を骨盤に刺す動作が「ヒッチして上げる」の「上げる」とに相当します。

右肩を下げて、その反動で右肩の高さを上げていくのは間違いではありませんが、テイクバックのときに、前の2球りも、右肩が下がります。

左足は、左足のスパイクの内側の歯を向けて左足の拇指球から着地に入ります。

松坂は、右肩上腕部の付け根部分が凹みます。

ボールを引っ掛けて、アウトロー(打者から見てインロー)に外れます。

ここで、松坂は、右肩の限界を迎えます。

まとめ

松坂は、投げる毎に、ほとんどなかった右腕のテイクバックが取れるようになり、コッキングの角度はオーバースローに近づいてきました。

松坂は、投げる球によっては、テイクバックのときに右肩が大きく下がるので、右肩が損耗します。

右肩の故障歴もあって、右肩が凹みます。

40球を超えると右肩が凹むので、右肩のコンディションは、岡田明丈や大瀬良と同程度でしょう。

テイクバックでの右肩の下がり、故障歴の他、胸の張りが大きくないので、背筋を消耗し、一試合当たりの球数はそれほど放れないでしょう。

右肩のコンディション、プレートの踏み方、重心移動、回転軸の傾きが大きくないことを含む一連の動作を総合してみると、何勝するかは、中日の打線と守備走塁との関係があるので、わかりませんが、防御率は、3点台後半から4点台前半ぐらいではないでしょうか。