勝って優勝とはいかなかったわな。

Last Updated on 2017年12月13日 by wpmaster

16/09/2017 24回戦 広島4-5ヤクルト マツダスタジアム

藪田は、状態の良くないときでも、試合の途中で投球動作を修正することができるようになったね。

藪田は、初回2,3球目でトップを作ったときに右肩が下がる。

4回37~39,43,54~56,5回72、79,6回81,87球目でもトップを作ったときに右肩が下がる。

38球目は、右肘も下がる。

40,47,73,92,96,97,98球目では、ステップして着地したときの左膝のタメがなくなって高めに外れる。

トップを作るのが遅れ、始動が遅れて左足のスライドと右腕が一緒に出てきている。

頭もラインから外れ、右肘が伸びて制御できない。

今日も肩の状態は良くない。

ハードカーブを投げて右肘をトップを作ったときに上げて、

右肩の下がりを修正する(13,49球目)

山田には、4回45球目に真ん中高めのカットボールを投げたときに三塁側に重心が残っており、

レフトに落ちる二塁打を打たれ、先制される。

骨盤を回し、上体を一塁側に傾ける動作が戻ってきたが、

フィニッシュで右足を一塁側に回すのが中途半端。

5回には、フィニッシュでの一塁側への重心移動が中途半端になったところを真ん中高めのストレートを本塁打されて

2点目

フィニッシュで概ね一塁側に右足を回せていたのが、34,36,50球目。

4回、バレンティンに投げた42球目のツーシームは、左膝のタメ、右股関節のタメがあり、

トップを作ったときに右肩、右肘が上がっている。

三角筋を使って胸の張りを作り、胸を打者に見せるのも早くない。

しなりもてきている。

トップが捕手寄りに深く入り、肩甲骨周辺の筋肉を使って真下に瞬発力を産み出し、内旋している。

手の平を外側に向けた後に小指側からチョップしてカットボールの回転をしている。

フィニッシュで左膝が伸び、右足を緩く高く蹴って一塁側に送り、振り下ろす。

この試合の中で1~2を争うナイスボールなのだが、右肘をつまみ上げるようにしてテイクバックが小さいにもかかわらず、

トップが捕手寄りにできているので、いつもより後ろが大きくなってしまっている分ボールになってしまった。

6回、82(バレンティン),84球目(山田哲人)は、トップを作ったとき、右肩、右肘が上がり、

三角筋を使って胸の張り、右腕のしなりもできて内旋

0ポジションもできている。

フィニッシュで左膝を伸ばして右足を一塁側に送る。

野手が点を取ってくれた次の回や、クリーンアップが3巡目のときのような要所で

フィニッシュで一塁側に右足を送って重心移動をしていた。

肩の状態を考えたら、6回で降板でいいんじゃないか?

しかし、藪田は、続投。

7回90,101球目にトップを作ったときに右肩が下がる。

西浦には、97球目高めに外れてからのアウトローのハードカーブをライト前。

真ん中低めに投げたシュートは、フィニッシュで三塁側に重心が残っているので、

山崎にセンターへ二塁打を打たれる。

大松は、藪田のフィニッシュで重心が三塁側に残った、打者の目線から遠いアウトローのシュートを一、二塁間のコースヒット。

大松は始動が遅れて体が前に出されて、右膝がつま先よりも前だが、

重心が後ろに残っているのと、壁ができていた分、ヒットになった。

2者還り、4点目を取られる。

藪田は6回2/3 7安打 被本塁打1 3奪三振 2四球 4失点(自責同じ)

2番手の一岡は、1,3,4球目でトップを作ったときに右肩が下がる。

5球目は左膝のタメがなく、高めに外れ、バレンティンに四球。

6球目もステップと右腕が一緒に出ている。

トップを作るのが遅れ、始動が遅れてステップと一緒。

肩の状態は良くない。

一岡は、トップを作ったときに右肩に瞬発力による負荷がかかり、リリース前に瞬発力が消耗してしまうことがある。

10球目インローのストレートをフィニッシュで一塁側に右足を送って山田を三振に取る。

一岡は、1/3 10球 無安打 1奪三振 1四球 無失点

8回は今村が登板。

29球目トップを作ったときに右肩が下がるのが

ステップと右腕が一緒に出ている。

トップを作るのが遅れ、始動が遅れてステップと一緒。

肩の状態は良くない。

リベロには、一塁側に回るのが早く(膝が開く)、ヒットを打たれる。

スライドステップのときに左足に瞬発力による負荷がかかり、リリース前に瞬発力が消耗してしまうことがあった。

14球目には、左足で少し弧を描く。

大松にはリベロのときと同様の動作で犠飛を打たれる。

これが決勝点になる。

今村は、この後も四球を出して8回を投げ切れず降板。

打たれたことの9割は、右肩の疲労による故障から登板過多と評価できるから、フィジカルが原因

残り1割が実力不足によるものだろう。

今村は、2/3 35球 1安打 1奪三振 3四球 1失点(自責同じ)。

中田が武内をフィニッシュでの重心移動が不十分ながら1球でフライアウト。

中田は、1/3を無失点。

中﨑は、3球目にトップを作ったときに右肩が下がる。

13球目にインローのスライダーをヒットを打たれたときに、三角筋の後ろ回転が弱く(≠緩く)胸の張りが作れていない。

肩の状態は良くない。

2,4,6球目は、フィニッシュで一塁側に右足を送っている。

16球目にインコースベルトの高さにツーシームを左足首の開きをこらえて投げて、打者を差し込んで0に抑える。

中﨑は、1回 16球 1安打 1奪三振 無失点

一方、ヤクルトの先発小川は、フィニッシュで一塁側に右足を送って重心移動できている球もあるのだが、

右足の蹴りが強すぎて瞬発力を消耗する。

ステップするときに左足で弧を描くことがある。

シュート回転する。

3回、會澤の4球目、菊池の4球目にトップを作ったときに右肩が下がる。

菊池のところで、テイクバックで右肩が下がる。

肩を損耗させる投げ方だ。

小川も肩の状態が良くない。

會澤は、アウトハイのカットボールをヘッドを残してセンター前。

菊池は、開きながらも、後ろの膝を曲げて重心を残し、ヘッドを残し二塁内野安打。

丸は、真ん中低めのカットボールを一、二塁間を抜ける二塁打で2点

ヒッチして足を下したときにグリップの位置を上げ、トップも作れている。

4回新井は、アウトコースベルトの高さの真っすぐをヘッドを残してライトスタンドへ9号ソロ

バティスタは、ややオープンスタンスに立ち、インコースベルトの高さの真っすぐにトップを入れ直しトップがやや浅く、始動がやや遅れながらも

左膝でタメを作って左肘で掃ってレフト前、バレンティンの送球が逸れて二塁へ。

會澤は、アウトコースベルトの高さのカットボールを一、二塁間を抜ける安打。

トップが深く入り、ボールを見る間が長く取れている。

4点目が入る。

小川は、4回 74球 7安打 1被本塁打 3奪三振 1四球 4失点(自責3)

二番手の石山は、スライドステップでリリース前に瞬発力による体重の負荷をかけずに投げていたが、フィニッシュで三塁側に重心が残る。

石山は、2回 46球 2安打 2奪三振 1四球 無失点

近藤はフィニッシュで一塁側に右足を送って重心移動している。

近藤は、1回 20球 無安打 1四球 無失点

秋吉は、足首が開くが、フィニッシュで一塁側に右足を送って重心移動している。

秋吉は、1回 12球 無安打 2奪三振 無失点

ルーキは、スライドステップでリリース前に瞬発力による体重の負荷をかけずに投げており、

フィニッシュで一塁側に右足を送って重心移動している。

田中は、腕と足を下すのが一緒で始動が遅れ真ん中低めの球の上っ面に当たり、トップスピンがかかり、

内野安打。

菊池が3回と似たような打ち方でヒット。

一、三塁で無死であれば二盗しても良かったが、一死一、三塁。

丸は、アウトハイのフォークを追いかけて体が伸びて三振。

エルドレッドは、ファウルの仕方が差されて膝が伸びたり、前に出されて手首の返しが早いもので、

最後は、ハーフスイングがヘッドが回ってしまったことから空振りを取られて三振。

エルドレッドも始動が遅れていた。

ルーキは、1回 21球 2安打 2奪三振 無失点。

試合は、5-4でヤクルトが勝ち、優勝は持ち越しになった。

勝利投手は、近藤で、2勝3敗 1S

敗戦投手は、今村で、2勝5敗 23 S

対戦成績は、広島の16勝7敗1分け。

まとめ

一岡、今村、中﨑を起用して負けたのは痛いが、Jacksonの状態もフィジカル上か技術上かは伝わってこないが、

出せない原因があって、硬直化した投手起用になっているのだろう。

リリーフ陣は責められないよ。

来季は、2連覇していかに打席が追いつき、追い越すゲームが多いかは実証されたのだから、

8~9回に投げる投手の層を厚くしなければならないだろう。

小川をKoした後、5回以降、1点も取れないのが敗因かな