Last Updated on 2017年12月11日 by wpmaster
14回戦 広島6-5巨人 マツダスタジアム
連敗で迎えた第3戦
先発は、Kris Johnsonと畠世周
Johnsonは、立ち上がり、長野に対し、フィニッシュの際に、重心が一塁側に残り、
アウトハイに外れて歩かせます。
フィニッシュの際には、右膝が真上に伸びることもあれば、
伸びずに終えて瞬発力、体重がボールに伝われないこともあります。
長野は、山本泰寛のカウント1-1のところで盗塁
山本はインコースベルトの高さのハードカーブを打って遊ゴロ。
進塁打を打てません。
三角筋を使って胸の張りを作り、坂本にフルスイングさせません。
真ん中低めのハードカーブを打ってセンターフライ。
村田には、インハイの真っすぐ系の球をボールの軌道と水平に当てられドライブがかかった打球をレフトに飛ばされ、
広島0-1巨人
マギーに対しては、三塁側に重心移動させてアウトローにチェンジアップを投げますが、
ヘッドを残してライト線に打たれ、鈴木が後逸。
マギーには打点が付きませんが、広島0-2巨人
畠世周は、立ち上がり、田中に対し、左膝を伸ばしてノンストップで本塁方向に着地
トップを作ったときに肘も上がっています。
フィニッシュのときに重心移動もできていました。
結果は、インローの球を田中に見極められ歩かせます。
菊池のところでは、左足で弧を描かずに直線でステップしますが、
つま先は一塁線寄りに着地しています。着地のときに頭もラインから外れ前に倒れています。
しかし、菊池は、アウトローに外れたスライダーを空振り三振。
丸がレフトフライの後、
鈴木誠也が真ん中低めの真っすぐを肋骨周辺の筋肉をスライドさせてレフトに引っ張り、
スタートを切っていた田中が本塁に還り、1点を返します。
松山のところで、畠は、左足を曲げたまま下し一旦静止してからステップ。
瞬発力、体重を逃してしまい、キレが落ちます。
畠は、松山をチェンジアップでニゴロに打ち取ります。
2回、畠は、リリースの際、ラインから頭が外れ、右腕がフリーになって内角高めに外れます。
エルドレッドの脇の下に死球を与えます。
安部三振の後、
石原のところから、畠は、テイクバックのときに膝が沈みボールから瞬発力が逃げます。
左膝を曲げたまま、太腿で弧を描きます。
アウトローに外れ、歩かせます。
Johnsonのところで、畠は重心移動ができずにボールが高めに外れます。
しかし、Johnsonは、3バント失敗で2死。
田中はセンターフライで無得点。
3回丸がアウトローの真っすぐに体重をバットに伝えてレフトスタンドに本塁打。
鈴木に対しては、重心移動ができずにカットボールがアウトローに外れ、四球
松山の打席のカウント1-1の後の3球目に鈴木は盗塁。
松山は、真ん中真っすぐ150キロにやや始動が遅れ詰まった分、打球がスライスして坂本が後逸する安打。
一死一、三塁。
エルドレッドが真ん中低めのスライダーをボールの上っ面を叩いてしまい、
トップスピンがかかって打球が上がりませんが、
レフトライナーが犠飛になって3-2と勝ち越し。
安部のところで、畠は、トップを作ったときに肩が下がり、手首が寝て低めに外れます。
安部はセンターフライ
4回、菊池が陽の横のゴロに対し正面に入ってしまい、後逸。
打者中井の投ゴロを田中の送球エラーで走者が入れ替わり、
中井は、二塁で到達。
小林誠司が真ん中低めのシュートを開かずにセンターに打って3-3の同点に追いつかれます。
その裏、二死から田中がチェンジアップをライト前に落とします。
菊池の打席1ballの後の2球目に田中が盗塁。
菊池は、ヘッドを残して打ち、センターにライナーで落とし、4-3と勝ち越し。
畠は、4回 87球 5安打 1被本塁打 5奪三振 3四球 1死球 4失点(自責同じ)。
5回、二死から坂本がインローのスライダーをボールの下にバットを入れ、
左手主導で手首の返しをこらえてレフトへ二塁打。
このコースは、目線が比較的遠く腕が伸びてもバットに体重が乗るコースなので速い打球が打てます。
前の打席でインコースベルトの高さの真っすぐ系に差された村田が真ん中低めの真っすぐ系を
一、二塁間をゴロで抜ける安打を打ち、4-4の同点。
5回裏、高木勇人が登板
鈴木は、真ん中のカットボールに体が前に出され、左膝を曲げたまま、始動が遅れ捕邪飛。
松山二ゴロ、エルドレッドセンターフライ
6回 安部がトップを深く入れ、真ん中低めのフォークをボールの軌道と水平にバットを当ててセンター前に落とす。
石原がバント失敗
Johnsonが送って、2死2塁
田中がインローのフォークを手首を返さずにライト前に安打。
5-4と勝ち越し。
打者菊池のところで、牽制が逸れ、田中は三塁へ。
菊池が三塁正面のゴロで追加点が取れません。
高木は、2回 24球 2安打 1失点(自責同じ)
7回小林がアウトコースベルトの高さのチェンジアップをバットを内側から出して右中間に二塁打
實松が送って一死三塁
實松、長野のところで、Johnsonは、トップを作ったときに肩が下がり、手首が寝てボールを引っ掛けて低めに外れます。
Johnsonは、もう限界でしょう。
長野は、アウトローのチェンジアップに体が前に出されて遊ゴロ。
山本には、真ん中ツーシームを打たれ5-5の同点。
ここで一岡に交代
Johnsonは、6回2/3 112球 8安打 1奪三振 1四球 5失点(自責3)
一岡は縦のカーブで坂本を4球で三振
7回裏 広島は先頭の丸が西村のアウトコースベルトの高さのシュートをヘッドを残してレフトスタンドへ本塁打で6-5。
西村は、1回 17球 1安打 1被本塁打 2奪三振 1失点(自責同じ)。
8回中﨑が7球で3アウト
中﨑は、1回無失点
8回表桜井が登板
左膝を伸ばしてノンストップでステップしますが、少し左足で弧を描くことがあります。
安部がトップを深く入れ、インサイドアウトでストロークを短くしてライト線付近に二塁打。
石原が送って一死三塁
桜井は、1/3 5球 1安打 無失点
森福に交代
森福は、右足で弧を描き、フィニッシュのときに一塁側に重心が残ります。
代打新井は、インハイのスライダー120キロに空振り三振
田中四球の後、菊池はインハイ137キロを二飛。
追加点が取れません。
森福は、2/3 1安打 1四球 無失点
9回は、今村が1点差で登板
今村は、左膝を本塁方向に伸ばし、ノンストップで着地、
リリースのときに瞬発力、体重が最大限に伝わる投法。
立岡には四球を与えますが、代打阿部をアウトハイの真っすぐ147キロで空振り三振
今村は、1回 17球 3奪三振 1四球 無失点
試合は、広島6-5巨人で終了。
勝利投手は、一岡で、3勝2敗 1S
今村は16セーブ目(1勝1敗)。
敗戦投手は、西村で、0勝1敗
対戦成績は、広島の11勝3敗
まとめ
十分トレーニングができなかったJohnsonには、中5日はきつかった。
昨年までと同じに考えたらダメだろう。
この日は最後まで立ち直らなかった。
先発ローテーションの3番手までをぶつけて3連敗をするわけにはいかない。
3戦目は勝たなければいけない試合だった。
守備の方も3失策と乱れ、打つ方でも8回に追加点が取れず、内容の良い勝ち方ではない。
只、これまで打てていなかった高木勇人と西村からそれぞれ1点取ったことはそれなりに評価できると思う。
今日の先発は、今季初登板の戸田とこのところ先発に戻っている原樹里。
[追記]
確かに、2013年までは、実際に、巨人とこの試合のような試合をして全く勝てていませんでした。
Johnsonは、依然として重心移動が十分にできていません。完調には、まだまだです。
新井は、目線に近いとはいえ、変化球ですので、振ってしまうということは、やはり衰えでしょうか。
今季初登板の戸田ですが、ファームで調整を積んできており、また、ある程度は実績があるわけですから、試合を作ってもらいたいです。