威張れる内容ではないけど、今シーズン初勝利を飾りました。

Last Updated on 2018年1月1日 by wpmaster

01/04/2017 2回戦 広島 9-8 阪神 マツダスタジアム

先発は岡田と岩貞

今日の岡田は、初球からおかしい。

ステップするときに左足が弧を描くことなんてこれまでなかったのに。

コーナーをきわどく攻めていったのか、弧を描いている。

これはやられると思った。

やっぱりやられた。

カーブを交えて、ゆっくりと足を踏み出し、弧を描くのを修正しに行ったが、

直らなかった。

投球動作は、プロ入り以来、最悪の出来だった。

岡田は、初回に、糸井の犠飛、原口、梅野の安打で4点を取られ、

2回にも3つの四球、福留の二ゴロ、原口の犠飛で2点を追加される。

岡田は、4回 104球 5安打 2奪三振 7四球 6失点(自責同じ)

修正して次からは試合を作ってほしい。

ダルビッシュだって、シーズン最初の試合で1回1/3 7自責で、シーズン防御率1点台を記録したこともある(低反発球の年ではない)。

今からでも防御率2点台は十分できる。

2番手の中田廉は、1回1/3 36球 2安打 1奪三振 2四球 2失点(自責1)

藪田は、連投になったが、弧を描くことなく、オープン戦のとき同様の投球動作で、ステップを広くし、三角筋を使い、膝もつま先よりも前に出ず、カットが切れ、鳥谷、髙山を封じ、中田の出したランナーがいる場面でよく凌いだ(中谷の内野安打と田中の失策で点は入ったが)。

藪田は、2/3 19球 2安打 2奪三振 1死球 無失点

4番手の今村は、1回 16球 1安打 1奪三振 1四球 無失点

5番手Jacksonは、1回 23球 1安打 2奪三振 1四球 無失点

中﨑は、左足が弧を描いていない分、瞬発力の逃げは防いでいたが、股関節でも痛めているのか、ステップ幅を大きく踏み出せておらず、いいときの中﨑ではない。

中﨑は、2回 無安打 3奪三振 3四球 無失点

岩貞は、丸に3ラン、鈴木に2ランを浴び、5回 100球 5安打 2被本塁打 6奪三振 5四球 5失点(自責同じ)

6回に阪神が梅野の内野安打と田中のエラーで2点を取り、広島5-8阪神。

その裏、広島は、代打會澤の安打、丸の犠飛で2点を返し、広島7-8阪神

2番手松田は、0/3 1安打 1四球 2失点(自責同じ)

3番手髙橋聡文は、2/3 18球 1安打 無失点 

桑原は、1/3 4球 無安打 無四球 無失点

広島は、5番手藤川から會澤の四球で押し出しにより8-8の同点

藤川は、1回 26球 1安打 3四球 1失点(自責同じ)

マテオは、2回 52球 1奪三振 4四球 無失点

10回裏ドリスから、安部が安打を打ち、広島

ドリスは、1/3 12球 2安打 1失点(自責0)

鈴木が打席に入るときに首を動かすのは、甲子園で食らった死球の後遺症だと思っていた。

しかし、どうやら、左肩と右肩を結ぶラインと前の腰と後ろの腰を地面と平行に修正して

背骨のラインと直角に交差させているようだ。

更に、鈴木誠也は、昨年の交流戦が終わった辺りから、上体をこれまでより、ベース側に前傾させた。

それも後述のバックスピンを産み出すことに一役買っている。

いいときの鈴木は、丸ほどではないが、ボンズ程度ヒッチさせてトップの位置を確定させていた。

膝で速度と前後の懐を評価していた。

顎を引いて投手と顔を正対させているので、ストロークが長いわりに三振が少なかった。

野村謙二郎氏は、テイクバックの位置が前すぎることを指摘していたが、

私は違うと思う。

鈴木は、始動する前にいつもより、手首を動かして球を受けてしまっている(≠刺される。膝は伸びていない。)

左手でバックハンドでボールを受けてしまっている。

トップの位置が45°あたりに固まらない。

ステップしたとき、横から見て、縦に体の中心線を引いて左右対称になっていない。

軸がブレている。

体の中心に瞬発力を注げていない。

救いがあるのは、空振りした後、他の打者のように顎が上がらないこと。

いいときは、左右対称になって、体の中心線でミートできている。

鈴木のバックスピンは、確かに、両腕を揃えて、手首と肘のみを使って産み出しているが、それだけではない。

バットを振り出すときに左肩がいったん下がり、グリップを真下に落とし、ヘッドを下げて、

ボールの下にバットをくぐらせて、左肩を水平に戻していることでバックスピンを産み出す役割をしているのだ。

今日も岩貞のツーシームで投げるスライダーをそれで打った。

しかし、それ以外の打席では、また、安打を打った打席でも、見逃したり、ミスショットしたときは、

球を受けて、中心線がブレで、トップが固まらない。

前述のように、試合は、広島が9-8で勝利

勝利投手は中﨑 1勝0敗

敗戦投手は、ドリス 0勝1敗

対戦成績は、広島の1勝1敗

まとめ

バッティングの状態は最悪に近いのだが、一球で修正してそれなりの率は残している。

球数が多くなれば投手の一球当たりの対価は下がる。

故障をしてくれれば、医学に投資できる。

審判はストライクを取るなと言われているのだろう。

相手にするな。

きわどい球で見逃しの三振なんて要らない。

少ない球数でどんどん打たしてアウトを稼げ。

両チーム合わせた四球の数が27でプロ野球新記録。

阪神の拙い守備、走塁で勝ったようなものだ。

第3戦の九里は、コーナーを突くきわどい投球は要らない。

オープン戦からこれまでやってきたとおり、カット系もフォークも、とにかく、左足で弧を描かず、本塁に向かってまっすぐにステップし、

真下に向かって腕をねじり下ろせばいい。

ボールに瞬発力を伝えれば、打者は刺されて真正面にゴロが飛ぶ。

どんどん打たして取ればいい。

そうすれば、6回1失点の投球ができる。

[追記]

次の登板、次の試合までに修正することができるから、ローテーションやレギュラーで起用されているわけですからきっとやってくれると思います。

今日の九里は、要所で打たせて取っていましたが、球数がやや多かったです。