若松を打ち崩し、前カードから3連勝。

Last Updated on 2022年4月12日 by wpmaster

前カード2勝1敗と勝ち越し、今日からナゴヤドームで中日三連戦。

第1戦先発は、若松と野村。

若松は、ステップするときに、左膝下をテイクバックして、左足を落とし、

左足首を二塁側に引っ張って戻し、全く弧を描かずに、

本塁に向かってステップする。

ステップのときの左足の使い方が、前田健太に非常に似ている。

若松は、スピードが135~136キロしか出ていなくても、真っすぐに力があるから、昨年7勝できている。

インコースを投げるときには、肘が上がって球に力がある。

アウトコースに投げるときは、三角筋の使い方が不十分で肘が高く上がらないし、リリースも早い。

叩きつけるチェンジアップのときにはベルトの高さにいく。

落とすチェンジアップのときは、手首が寝ているので、落ちない。

エルドレッドは、きちんと待ってカーブの落ち際を本塁打した。

安部、田中も着地の過程でトップが固まった後、グリップを落として打ち、追加点。

左打者は八木相手にやってくれそうな気がします。

野村は、初回、大島にストレートの四球。

石原の送球はワンバウンドで外野へ転がり、大島は三塁へ。

石原は、足で揺さぶられると脆いところがあります。

ここで、広島は、前進守備のシフト、田中は、相当前に出てきています。

硬式野球では、ヘッドを下げて斜め下~下にバットをくぐらせる打者の場合、バウンドが高く跳ねることがあるので、

このようなケースでは、ここまで極端なシフトはあまり敷かない。

野村は、ランナーを出してから、カット系、シュート系などの動かすボールのときに、

弧を描くことがあった。

ボールに瞬発力は伝わっていない。

しかし、制球が良かったので、結果的には、ゲレーロを見逃しの三振に取り、

荒木には左手1本で芯に当てた打球が野手の正面に行って0に抑えていた。

ビシエドには少しシュートをかけて窮屈なところに投げてゴロを打たせます。

今日の野村は、三角筋の使い方が不十分で肘が伸びることがある。

投げ終わった後に左膝が伸びているので、チェンジアップの落差が大きかった。

溝脇は、ヒッチして上げる打法で、着地したときにトップが高く決まっていたので、

ストロークを短くして野村のアウトローを一直線に運んだ。

両腕も揃っていた。

3-1。

平田のチェンジアップの連投は、平田が着地したときに、トップが固まっていないのを見て

ど真ん中から落としたり、叩きつけたりしたものである。

野村は、左膝が割れていて球そのものは良くないときの野村だが、

打者の動きを見て投球を組み立てていた。

三ツ間は、肘が伸びて高めに外れることはあるが、

左足が弧を描かず、腕も遅れて出てくるので、打ちにくい投手。

浅尾は、三塁方向につま先で蹴って、本塁に真っすぐ弧を描かずにステップしますが、

三角筋が十分に使えず、真下にねじり下ろすことができず、

石原、野村に連打を浴び、バッテリーエラーをはさみ、菊池にもレフト前に運ばれるなど4失点。

野村は、6回、ゲレーロの三振の球は、弧を描かずに投げられていた。

弧を描いていないので、すっぽ抜いてビシエドを緩い球で抑えた。

ジョーダンは、ステップのときに弧を描かずに強い球が投げられていた。

2イニングに入っても、下水流や田中もやや差されていた。

野村は、7回も平田に引っ張りにくいところに投げてゴロに打ち取った。

親指と人差し指の間から抜くドロップのような、チェンジアップのような球も決まり始めた。

7回99球4安打 1失点。

2番手の飯田は、弧を描くのが以前よりは抑止されてきたが、肘が高く上がっているときは、いい球が
行っていたが、いい球とそうでない球の差がある。

岡田は、肘の高さが安定せず、甘くなったり、手首が寝て叩きつけたり、肘が伸びて高めに外れたりしていた。

鈴木は、ヘッドを下げて左手一本で、ライナーでレフトの頭上を破りますが、この回無得点。

9回中田廉は、三角筋を使えず、肘も上がっておらず、良くはなく、

ゲレーロのインコースも厳しくない球である。

しかし、ゲレーロは左肘が大きく空く。

インコースに弱点があることが明らかになった。

ビシエドにも高さはいいが、力が伝わっていないので、三遊間の深いところに飛ばされた。

平田も球を受けているので、助かった。

藤井には、外の球をストロークを短くして難なく引っ張られた。

京田がアウトロールのボール球のフォークに手を出してニゴロでゲームセット。

野村は、球のキレそのものは良くないものの制球重視で、イニングを食って中日打線を抑え、7回1点。

通算50勝目を上げます。

点差ほど楽な試合ではありませんが、広島は3連勝。

若松を早い回で降板させることに成功したことが勝因となった。

明日は、床田と八木。

攻略法は、既に書いた。

全打者がヒッチして上げる打法をすることである。

そのとおりになるか注目である。

八木の広島戦成績(通算)

8試合 46回 6自責  防御率 1.17

主な打者との対戦成績

田中 17-5 .294 2三振

菊池 18-5 .278

丸  23-8 .348 2本 6三振

新井 14-3 .214

鈴木 11-4 .364 1三振

八木からは打っていないが、昨年サイドスローの投手から4本塁打。

エルドレッド 7-2 .286 1本 1三振

會澤  8-2 .250 2三振

石原  7-1 .143 2三振

小窪  3-0 .000 2三振

[追記]

4/1ウエスタン阪神戦にドラフト6位長井が登板。

3/21の同カードでも、1アウトを取ってから左足が弧を描かなくなりましたが、この試合でも、左腰から下、特に、左膝下をテイクバックしてから、二塁方向に左かかとを二塁方向に引いて、左足首を使って、つま先を三塁方向に蹴り、弧を描くことなくそのままストレートに本塁へステップ。ファームの選手は膝が伸びて刺されまくっていた。

三角筋を使って肘も上がり、しなりも作れていた。

投げ終わった後に左膝も伸び、縦のスライダーも落差が大きかった。

坂倉も高卒1年目ながら、ここまで.296

高橋昂也は未だ投げていない。