対阪神5回戦,今季初の1点差勝ち

Last Updated on 2017年12月10日 by wpmaster

昨日は、勝った方も負けた方も無駄に疲れる試合でした。横山が2回途中7失点で降板したので、その段階で諦めはつきました。中田、オスカルを登録抹消していなかった結果、勝ち継投の投手を出さずに済みました(登録抹消を1日早めていたら勝ち継投又はそれに準ずる投手を起用しなければならないところでした。)。横山は、1度悪かった位で今すぐ二軍に落としたり、中継ぎに降格させる必要もないでしょう。特定の変化球に偏って単調にならなければ、しばらくは、ローテーション4番手か5番手の仕事はするでしょう。

今日の試合は、今季2度目の1点差勝利。前回の1点差勝利は、とてもではないが威張れる試合ではないので、実際には今季初の1点差勝利となりました。

黒田は、特別良くはなく、回を追うごとにフライアウトは増えたものの、序盤はほどんどがゴロアウトで、大和、江越、今成らに粘られ、116球を要したものの、7回無失点。

岩貞も7安打打たれながら、7回途中まで1失点に抑える投手戦になりました。しかし、後半、広島は、珍しく、唯一の得点できるケースをものにして追加点。松山は自分の好きなコースを待って前進守備の左中間に持っていきました。堂林のバントは、鈴木同様打撃が評価されていないが故のベンチのサインでしょうが、打てないからやったのだと相手バッテリーに与し易いと受け取られ得るのであまりやって欲しくはなかった。とはいえ、バント自体は上手かった。また、駆け抜けた方が速いのでヘッドスライディングを何故するのだろうと(それともう少しベースから遠いところから滑り込まないと故障しやすい。)、堂林に限ったことではないですが、思うところでもあります。

最終回、中﨑は、阪神戦には昨年同様強くありません。この日もゴメスに外国人打者が最も本塁打を打ちやすいコースに投げて1点差に迫られましたが、その後は立ち直り7セーブ目。

100点満点ではありませんが、いい試合でした。

明日の先発は、能見と福井。広島は、能見に強いルナ(前回はクロスファイアを上手く使われて抑えられましたが)が抹消中、能見に強い右打者は新井ぐらいしかいません。

天谷も走塁や四球を選ぶということで貢献してきましたが、ライトのレギュラー争いは鈴木と松山に絞られてきました。

ちな虎の間では、藤浪(右)を打っていることもあって松山>>>>>鈴木という評価なのですが、以前、匿名の掲示板で、松山がセリーグのある左投手に箸にも棒にも引っかからないことが判明したことから左投手の先発のときに先発から外されるようになったというのを見たことがありますが、誰のことを指しているのでしょうか。

明日はどちらを先発で起用するのでしょうか。

阪神戦に強くない福井ということで、広島の方が劣勢なのですが、福井はイニングと同じかそれ以上安打を打たれるでしょうが、被本塁打を抑えいかに7回3失点くらいにまとめるか、いかに能見に球数を投げさせ、広島のリリーフよりは総合的に見てレベルが高く層は厚いが、巨人、中日と比べると強いとは言えない阪神のリリーフ陣を引っ張り出し、広島打線が少ない得点圏でひっくり返せれるかが鍵になるでしょう。

[追記]

守備でも走塁でもダイヴやヘッドスライディングするより駆け抜ける方が速い。

30年位前のアマチュア指導者や先輩の中には、選手や後輩に一塁へのヘッドスライディングを義務付け、駆け抜けるよりも速いと信じている人がいましたが、現代野球ではプロアマ問わず、前述のようなヘッドスライディングをさせるという誤ったアドバイスをする人はいないでしょう。

人間には本能は備わっていないので、堂林は自分の置かれた立場、生活をかけてやらざるを得なかったのでしょうが(黒田も同様)、また、レギュラー選手は、余裕をもってセーフの場合や余裕をもって捕球できるときにヘッドスライディングやダイヴをエンターテイメントでやるのでしょうが、いずれにしても故障なくやって欲しいと思います。

野球のサインに先頭打者に「相手の内野が深く守っていたらセーフティをしろ」というサインは存在します。堂林の実績からしても失敗すれば打たせるよりも簡単にアウトになるバントをやっていいという権限は与えられていないと思います。