DeNA12回戦,連勝が止まった後の試合を取りましたが、

Last Updated on 2017年12月7日 by wpmaster

対DeNA12回戦、先発は、開幕と同じ、Johnsonと井納。

初回表、田中が安打で出塁、菊池レフトフライ、丸が外角高目の真っ直ぐを二遊間にバットを折りながら打ち、田中が二塁へ進塁。ルナがピッチャー強襲安打。ワンバウンドした打球が井納の踵に当たりますが続投。二死一三塁。松山は一ゴロ。

安部が桑原の三ゴロを暴投しますが、ルナが打者走者にタッチしてアウト。宮﨑がアウトコースのツーシームを上手く引っ掛けてレフト前安打、筒香を速いシンカーでフライアウト。

2回鈴木が四球で出塁。ストライクゾーンで打ち取ることが難しい打者になったので四球での出塁を余儀なくされるでしょう。井納は小さいモーションで投げ、戸柱との共同作業で鈴木の二盗を阻止。

この日の井納は、シュート回転し、カーブが少なめの配球。一般にシュート回転は良くないと指摘されることが多いですが、井納の場合、シュート回転するときは、右打者も左打者も打ちにくく、出来が良い。

2回裏、一死二、三塁、バックホーム体制で戸柱の投ゴロでタッチアウトになりますが、倉本が捕手を引き付け、打者走者の二塁進塁を助けます。二死二、三塁で、井納が空振り三振。

3回、菊池が安打で出塁し、丸、ルナが倒れますが、松山が抜けないフォークをバックスピンをかけてレフト前安打。二死一、三塁。鈴木が外のスライダーに腰を引いて突っ込みを抑え、泳いだ打球を三塁エリアンが悪送球、梶谷のバックホームも逸れて二者が還ります。打者走者も三塁へ。

ここで安部が抜けないフォークをライトの逆を突く安打で3点目。ここで追加点が取れるのが昨年までと異なるところ。石原も安打で一、三塁が続きますが、K.Jが一ゴロで3アウト。

この日のK.Jは、カット、ツーシームが制球よく決まらず、高く、緩急を使った投球でしたが、4回倉本へのツーシームは窮屈な打ち方をさせることに成功しました。

5回表、松山が低目スライダーをすくい上げ本塁打。鈴木がバックウエイトからアウトサイドインでバットに体重を乗せ押し込んで本塁打。

6回は、筒香の当たりをセカンドキャンバス奥に守っていた菊池が安打を阻止。

この日の広島の内野は、足を動かしながら取っているので、グラブが打球に応じて出すことができ捕球から送球までがスムーズでした。

7回裏、連続安打で1、2塁から、梶谷のセンターへ抜けかかる当たりを菊池が捕球し、田中にバックトスしますが、高目に浮き、満塁としますが、握り直している暇がないのでこれは止むを得ない。安部が三ゴロを投げるときに手が浮きますが、完全捕球の判定で本塁フォースドアウト(1~3塁走者は、進塁義務があるので)。

関根のレフトの浅い当たりで2者還り、松山の返球を田中がトンネルし、三塁へ進まれ、一死一、三塁の点が入りやすいケースを作られます。K.J.は、桑原を二ゴロ併殺に切って取り、味方のエラーを救います。

8回表、下水流のリードオフダブルから、田中がバント失敗。三塁へ投げるのは難しいケースなので、見破られてもいいから最初から構えてバントしてもよかった。鈴木のバントもヤバかったが(その後練習で向上)、田中のバントもヤバいな。菊池、丸がフライアウトで、無死二塁から得点が入りません。

9回、ルナが内角ベルト付近の球を中段へ本塁打、実はパワー系の打者ですが、普段は軽く振ってケース打撃をしてくれています。

9回裏、田中が遊ゴロを悪送球。岩本も横への送球であればすくい上げることもできたが、真正面。新井にも言えることですが、腰を落としてグラブを上から出せばアウトにできたかもしれませんが、前に止めたので最低限の守備はしました。続く、三ゴロの送球を捕球後さっとベースから足を離して送球が逸れるのを防ぎ、岩本は動きは悪くありませんでした。

岩本は、ヘーゲンズ、ルナを外せず、外国人枠の関係で、打撃練習を始めたエルドレッドを暫く一軍登録できないことから登録されましたが、割れを作ったツイスト打法の悪球打ち名人、チーム一の一塁守備。松山には松山の良さがありますが、岩本には松山にはない良さもありますので、新井同様、必要な戦力です。打撃で結果を残して新井が休養のとき、或いは取って代わってスタメン1塁で出て欲しい選手です。

6-2で勝った試合とはいえ、終盤は攻守ともミスが多く、試合後ミーティングが行われました。

11.5ゲーム差をひっくり返されたことが強調されますが、首位とのゲーム差は6.0で、実際は、終盤61試合で17.5ゲーム差を付けられて3位になっています。

連勝が止まった後の試合を勝って9.5差としたことは大きいですが、基本を怠るとMake it Dramaticを再びやられてしまいます。

DeNAとの対戦成績は、6勝6敗。折角、初戦を取ったわけですから、簡単ではありませんが、このカード勝ち越しましょう。