2019広島vs中日4回戦,プロ初先発のアドゥワ誠は105球7イニング2失点,小窪哲也がサヨナラ安打

9回裏広島東洋カープの攻撃

9回裏。小窪は、振り下ろす直前に右足のスパイクの外側に重心を戻し(アウトエッジ)、両股関節をぶつけてインパクトの瞬間に左足の壁ができる。

ヘッドはボールの内に入ったが、インパクトの瞬間にボールの外側に入る。

差された打球が二塁堂上の後方に落ちる。

長野、小窪のダブル起用をディスってきたバカープファン共に、長野、小窪の先発起用には根拠がある、得点打を打ったことには技術面での根拠があるという反証を、小窪、長野自身が提示することができた。

同点犠飛を打った長野は、左足の着地位置の探り+振り下ろす直前のトップを作ったときに、スパイクの外側に重心を戻し、ステップ幅を狭くして左足を完全着地。

やや泳いで左膝で壁を作ることができなかったが、左手親指で右肘の推進を押し戻してフライを上げた。

磯村は、ステイバックのときに左肩が内に入ったが、ヒッチを採り入れ体が前に出されるのを抑止し、左足の着地位置の探りのときに、て右肘を後ろに張り出して右脇を開けてヘッドを立てる。

両股関節をぶつけて左膝で壁が作れている。

マルティネスは、右肘をつまみ上げたときに右足のスパイクの内側の拇指球を支点に右肩、右膝が開く。完全な手投げでリリースの瞬間に右肘が落ちる。

西川は、右足の着地位置の探り+ステイバック作ったときに左足スパイクの外側に戻し、右足が完全着地したときの、振り下ろす直前のトップを作ったときに右肩は若干内に入るが、右肩が残り右膝も割れていない。

髙橋大樹の5回表のフライアウトは、左肩が開いてバットの先っぽに当たるドアスイング。

髙橋大樹に代打を出さずにそのまま打たせていたら、ヘッドが止まらなかっただろう。

単なる左右病ではなく、哲学、常識、神学に基づくものではなく、練習から試合中の全選手の野球の動きを観察していたからできた采配なのである。

ファンサービスを産み出す源は肉体であり、ファンサービスを産み出す土台は、選手の交代ではなく肉体の稼働なのだ。

神学、哲学、常識を持ち出すことは、金融資本に疎外労働をさせられ後付けで実体のない道徳、宗教、リスク、フィクションされたテレビのニュースによって洗脳されてきた頭の悪い人間のやることである。

一つの実体について全方面から事後評価することは必要な作業である。

しかし、学問はユダヤ金融によって創られる。既存又は現在進行形のリベラルアーツは、労働者自身には何も産み出さないのだ。

プロ初先発アドゥワ誠のピッチング

プロ初先発のアドゥワは、この試合は、ホームゲームなので地面が掘れていない状態で投げられることとなっていたが、そうはいかなかった。

ズムスタは赤土を入れ、水分を含むと地面がぬかるむ。

ステップしない方の足の股関節のタメが作りにくく、ステップした方の足で地面を蹴って壁を作るのが難しく、ステップした足を軸に骨盤を回転させるのも難しい。

アドゥワ誠、大野雄大両先発は、手投げ(左肩が投げる方の肘の推進より先に開くこと)やダブルプレーン(骨盤の回転と投げる方の肘の推進の方向が逆)の投球が多く、投球内容は今一つだった。

加えて、アドゥワは、リリースの瞬間に右腕上腕部が凹む投球が多く、これは初めて昨シーズン通して回ったことによるフィジカル面の損耗も関係している。

大野雄大は、磯村に打たれてときを始め、左肘をつまみ上げたときに、左足のスパイクの外側の拇指球が支点だが、左膝が内に入る。右手は親指が上で、右肩が開いていた(右足はスパイクの内側から着地できているがインステップ)。

両チームの投手は、ゲームを作ることが難しく、条件が悪い中投げたこと自体は責められないのであるが、その中でゲーム作ったというよりは、両チーム各打者が、ヘッドがボールの内側に入って打っていたことにより、僅差の試合になったと見ることができる。

アドゥワにとっては、グラウンドコンディションが良くない中で投げたことで、ステップする前にリリース前の軸足をスパイクの外側で噛ませ、グラブを持つ方の肘と並進させてステップ幅を調整していくかを実践の中で学ぶことができた。

左足が突っ張るのがフォロースルーのときと未だ遅いが、リリースの瞬間に左足が突っ張ることができているときは、高目に回転数の多いフォーシームを投げられるようになったことは進歩。

フォロースルーのときに左膝を蹴り伸ばして作った壁が崩れなくなったのも昨シーズンから進歩したところだ。

しかし、平田に2本の本塁打を浴びたときのように、右肘をつまみ上げたときに、右足のスパイクの内側の拇指球を支点に右膝が内に入るところ、左肩が開くところは修正を要するところだ。

テイクバックのときに右腕を背中の方に引いて上半身と下半身に捻転差ができているところも、打者に間を作られる原因となる。

これから様々な異なるコンディションの球場で投げることになるが、個々の条件に柔軟に対応していくことが重要になるであろう。

鈴木誠也は、右足の故障以来、アウトエッジ、軸足移動が円滑にできないことから、故障前には彼自身にとってもホームランボールであったインローを打てなくなった。グラウンドコンディションをも踏まえての欠場となったが、かつて強かったチームの主力と、連覇中も地味な仕事をこなしたベテランがチームを救った。