[日本ハム0-10西武]大差負けで看過してはならないこと(15/04/2023)

日本ハム対西武2回戦
先発は、上沢直之と髙橋光成
試合は、上沢が16のアウトを取り、9失点で降板、日本ハムは0-10で敗れた。

新庄剛志監督は、「切り替えやすい試合」と口にするが、間違いなく彼は、寝る間を削って研究することだろう
大差負けでは、看過してはならないことが生じているのである。

高めのファストボールで打者を押し込めないから低めに制球するのではなく、高めで打者を押し込めるようにする

高目のファストボールで打者を押し込めないからといってコーナーピッチングをすれば、球数が嵩む。ドアスイングで単打で繫がれる。

高めのファストボールで打者を押し込めれば、1球でアウトを取れる。

メジャーの先発ローテーションは、NPBの先発ローテーションよりも登板間隔が短い。
少ない球数でアウトを稼げなければ、フィジカルを再生産できなくなる。

メジャーで結果を出してメジャーで引退するのであれば、高めのファストボールで打者を押し込めるようにしろ!!

上沢が大量失点したのはメンタルは関係ない。100%フィジカルと技術が関係している。

今まで、高めのファストボールで差し込めなかった投手でも始動を変えれば、打者を押し切ることができる。

上沢は、セットを解いた後、捻転差は作らないが、両手首を結ぶラインがWの状態にならない。

右手親指の爪の裏でボールを押してしまう。

ボールが右手中指第二関節から外れる。

右手首は背中から出ないが、右腕前腕部を回内後、右肘が両股関節を結ぶライン上で伸展する。

右足踵にウェイトがかかる。

右足拇指球で地面を後ろに蹴ってしまう。

右肘が上がる前に左肘が落ちる。

右腕前腕部を回内して右肘を上げる間が作れない。

右腕前腕部を回外してトップを作る間が作れない。

右腕前腕部を回内(リリース)後、右手親指の爪の裏でボールを押してしまう。ボールが右手人差し指の付け根がら抜ける。右肩腱板、棘下筋が損耗する。

上沢は、ベルトの高さにグラブをセットするが、右手首をコックせずにセットを解く。

右腕前腕部を回内した後、右肘を支えられる水準まで腱板、棘下筋が再生できれば、セットのときに右手親指基節骨をボールに当てることにより、そこから先も修正できる。

練習方法としてはショートスロー右腕前腕部を回外後、右手首の甲側がネットに接触するかどうかの位置に立って行うネット際でのシャドウピッチングがある。

右腕前腕部を回内した後、右肘を支えられる水準まで腱板、棘下筋が再生できれば、二軍に落とす必要は生じない。

二死を取られる前において、スモールベイスボールは、打者が打てない場合に使うのが基本

一死一三塁は、一塁線へのスクイズ、単独での重盗を含め、得点する手段が豊富であるが、万波、今川のときまで小技を使えとは言わない。彼等は制約を課さずに一人ランエンドヒットをさせて差し支えない。野村、清宮は、基本的には制約無しで一人ランエンドヒットをさせて構わないが、現段階では、例外は生じうる。

尚、一人ランエンドヒットは、走者に課されるノルマが軽減されるわけではない。

無死一塁バントのケース[守備]

無死一塁のケースでは、一塁走者は、ラインの内側に入って一次リード、シャッフルして二次リードを取る。バントで三塁に進塁することも生じ得るのである。

バントからヒッティングに切り替えることも生じ得るのである。

無死一塁バントのケースでの守備

三塁側のバントは、投手がチャージをかけ、三塁手は、走者の進路より後ろで、送球に触れることができる位置にいなければならない。

一塁側のバントは一塁手がチャージをかけ、二塁手が一塁に入る。

遊撃手は二塁に入る。

前進守備を採ると野手は、フォアハンドシングルで打球を叩くことができないから内野手は、全員走者がリードを取る位置より後ろを守らなければならない。

5回表無死一塁、初球、児玉がバントの構えをする。

実際、一塁走者の柘植も一次リード、二次リードに該当するシャッフルをラインの内側で行っている。

万波、水野、上川畑は走者の後ろを守る。清宮だけがアンツーカーより前に出る前進守備のシフトを敷いている。

児玉が右腕前腕部を回外、右腕上腕部を外旋した後、万波、清宮、がチャージをかける。

児玉がヒッティングに切り替える。

投球後、上沢もチャージをかける。

上川畑は左股関節を内旋して三塁にスタートしてから二塁に走る。水野は一塁に走る。児玉はバスターに切り替える。

清宮は、背骨をバックネット方向に向け、フォアハンドシングルで打球を叩く。右腕前腕部を回内する。右股関節を内旋する。背中を三塁線に向ける。左腕前腕部を回内する。落球する。右腕前腕部を回外してボールを拾う。この状況でできる最大限のことという面からすると、ここまでは、この動きで構わない。

更に清宮は、右手親指の爪の裏でボールを押す。左肘が右肩の方に入る。

左腕上腕部の内旋運動、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く、加速距離が短くなる。

清宮は二塁偽投後、右股関節をバックステップして一塁に送球する。清宮は、三塁守備においても、野村、谷内、山田遥楓と同じくスローイングの課題が生じているのである・

大資本メディアのコメンテーターは、清宮の反応を賞賛するが、大資本メディアのコメンテーターの言っていることは100%誤りであると言っても過言ではないのである。

脚注

用語の意味に関しては、下記記事を参照

[知って得する]頻出野球用語集[完全保存版]