右投げ左打ち
生年月日 1998年5月29日
日大三高ー2016ドラフト4位
公称サイズ 176cm 88kg
打撃
坂倉は、右足首を背屈してヘッドステイバック。2020シーズンまでは右肩で割れを作っていたが、今シーズンは、左肩甲骨を右肩甲骨に接近させて(スクラッチ)投球をを引き付ける。[注]
坂倉は、右足小指球にウェイトをかけ、左足親指を捕手方向に向けてセットアップ。左手小指の関節を内旋しないで左足踵→拇指球の順で地面を蹴る(2段ステップ)。わずかだけ左肘がヒッチする。右股関節が左股関節を跨ぐ。右足首を背屈して更に左肘をヒッチ。トップポジションを上げていく過程で、右足小指球から踏み出す。左手小指の関節を内旋しないでヒッチしていたので、トップハンドの親指がしならず、加速しない。トップが後ろ肩の高さに留っていた。しかし、トップの位置が2020シーズンよりも高くなった。それでも、後ろの脇が締まってしまう。すなわち、左肘がヘッドの外側に張り出している間が短い。前肩が落ちない。左足拇指球にウェイトがかかる。後ろ足に回転軸ができる。前肩が背骨の方に入る。ヘッドが立つ。前肩を開いていく。左手小指の関節を内旋してトップが入れ替わる。左膝が伸びていた(左股関節が伸展)。
右足首を背屈し右膝を使ってブロッキング&ヘッドステイバック。ヘッドがしなる。ヘッドが加速する。インサイドアウトでスイングしているのでバナナカーブが大きい。
ヘッドが投球の軌道の下に入る。ボールの引き付けが十分でないので、左手親指のしなりを解いた後、左足の拇指球で地面を後ろに蹴ってしまっている。但し、2021シーズンは、フォロースルー期に左足の股関節を
剥がして本塁打を逆方向に一本だけ打った。
守備
坂倉は、未だ未だ、背骨の左側で捕球することがありますが、背骨の右側でボールの外側(フォアハンドの場合は、投手寄り、バックハンドの場合は、捕手の背骨寄り)を捕球します。捕球においては、バックステップ、シャッフル(両足内踝をぶつける)、ベアハンドキャッチができます。ボールの外側を捕球するので、ミットが流れない、投手の投球にホップ回転を産み出すことができます。
左肩が背骨の方に入らずにトップポジションに入れますので、左肩を開かなくてもトップを入れ替えられます。送球においても、バックステップ、シャッフルができる。
走塁
走塁においては、バックステップ、シャッフルができるが、走塁におけるその完成度は、鈴木誠也、小園と同レベル。野間、田中広輔、西川ほどには走路が膨らまないが、鈴木誠也、小園と同程度には膨らむ。
[注記]
上腕部を外旋すると肩甲骨の内側が内転します(胸が開く=張る)。前腕部を回内すると肩甲骨の内側が内転します。前腕部を回外すると、肩甲骨の外側が外転します。スクラッチすると、後の肩甲骨の内側の面が内転し、後ろの肩甲骨の外側の面が外転します。肩甲骨の内側が内転するとフライングエルボーします。フライングエルボー期は、肩甲骨の外側も、内転しています。ボトムハンドの前腕部が回外します。後ろの肩甲骨の外側の面を外転(スクラッチ=トップハンドの肘のアクセレーション前)すると前肩甲骨の内側が内転します。両肩甲骨の内側の肩甲骨の突起部分寄りがぶつかります。トップハンドの親指がしなっていきます。
追加更新情報
(2022)
日本ハム3回戦