16/04/2017 6回戦 広島 1-2 阪神 甲子園
先発は、九里と能見。
1回表
能見 初球、やや右足が弧を描く
田中 アウトロースライダー128キロを右手一本でセンターに運ぶ。
菊池 真ん中高めストレート139キロをボールの下にバット当て、三遊間にゴロヒット。
丸に対し、カウント0-2から、能見は右足が弧を描かなくなり、肘も上がる。
真ん中スライダーを打って遊ゴロ。一塁へ送球。 一死二、三塁。
新井 2、3,4球目能見は右足が弧を描かない。四球。
鈴木 アウトロー119キロチェンジアップ。ポイントが前すぎだが、ストローク長く、落ち際を打って犠飛になる。
広島1-0阪神。
エルドレッド 2、3球目能見は、右足が弧を描かない。エルドレッドがアウトローフォークを見送る。カウント3-1に。
次のチェンジアップも見送り、四球。
二死満塁。
小窪 アウトローシュート、インロー真っすぐ見送り、カウント2-0に。
アウトコースベルトの高さのチェンジアップをショート後方に打ち上げ、3アウト。
1回裏
九里は、初球から左足を二塁方向にゆっくり真下に落とし、左足が弧描かない。
糸原 インハイ144キロを見逃し三振。
髙山 ポイントで膝伸びる。アウトハイ132シュート空振り三振。
糸井 アウトローフォークを打って打球が死ぬ。遊ゴロ。
2回表
會澤 アウトコースベルトの高さの129キロシュートを左手主導でレフト前に落とす。
九里 一塁線バント。
田中 真ん中低めフォークを右手一本で払うも三振。
菊池 アウトローのフォークを遊ゴロ。
2回裏
福留 左足が弧を描かずに着地し、投げ終わった後左膝が伸びるので、124キロの縦スライダーが落ちる。
4球目ハードカーブをハーフスイング。手首返らない。
5球目アウトコースベルトの高さの遠いところのシュートを見送り、四球。
原口 テイクバックのとき、ルーズに膝曲がる。インコースベルト~インローのシュート系を3球とも見送られる。
アウトローのカットボールを見送り、ストレートの四球。
鳥谷 シュート系2 3球目九里は手首が寝て低めにボールが行くので見送られる(2球目はストライク)。
バックドアのスライダーを見逃し三振。
上本 インコースベルトの高さのシュート系を窮屈に打つ。遊ゴロ。
梅野 左足が弧を描かず、手首が立ってバックスピンがかかるので、
144キロツーシームが伸びる(厳密には初速と終速の差が小さい)。ライトフライ
3回表
丸 アウトハイ138キロの真っすぐを股関節を使ってパンパンと打つ。後ろの膝が前傾する。センター前安打。
新井 アウトコースベルトの高さにシュートを右足が弧を描かないで投げ、併殺。
鈴木 アウトローフォークをミート。後ろの足前傾しながらルーズに曲がる。レフト前安打。
エルドレッド アウトコースベルトの高さのチェンジアップを両脇空きながらもレフト方向に持っていく。
髙山がうまく回り込み、鈴木の本塁に走るのを抑止。
二死二、三塁。
小窪 能見は、2球目インロー真っすぐ135キロ、右足弧を描かない。
3球目インロー131キロスライダー系右足が弧を描く。
4球目のフォークに後ろの手首回りかける。
ハーフスイングが三振に取られる。
3回裏
九里は、リリースのときのトップが高い。
糸原 真ん中高めの131キロシュートの右膝がつま先より前に出る。右手一本 ファウルフライ
インハイ145キロに右膝伸びる。
真ん中低めフォークをバットの下に当て、バウンド高くファウル。
アウトローチェンジアップをバット下に当てバウンド。ファウル。
九里は、ステップを広くリリース。インロー143に右肘伸びて差される。
しかし、アウトコースベルトの高さのシュート系を見送られ、四球。
2走フォースアウトのケース。
髙山 アウトコースベルトの高さのシュート系139キロをバット下に当てバウンド高いファウル。
次も同じような球。 投手右のゴロを九里はじく。
糸井 初球真ん中のシュート系を九里は、投げ終わった後左膝伸びる。
アウトコースベルトの高さのシュートをバットの下に当てるが、膝の開きが早く、一ゴロ。
打者走者タッチアウト。
福留 田中だけ前進守備 2ストライク後、菊池も前に出る。
九里は、膝開きかかるも振り戻し。インロー140キロのカット系で三振。
原口 インコースベルトの高さのシュート。レフトフライ
4回表
會澤 アウトコースのベルトの高さに開きが早く、捕ゴロ。
田中 能見は初球真っすぐ141個を右足を描かないで投げる。
2球目から能見の右足が弧を描く。
インロー低め真っすぐ系をストローク短くしたが、バットの下。二ゴロ。
4回裏
鳥谷 アウトコースベルトの高さに、親指に力をこめるシュートフォーク。 開き早くバットの下に当てる。
上本 九里は、肘上がる。 真ん中低めのシュートに二ゴロ
梅野 初球九里は、投げ終わった後、左膝が伸び、スライダーが落ちる。
左膝で弧を描かず、アウトローにスライダー。三振 肘が上がり、一塁側に体が流れる。
5回表
菊池 能見は3球目から右足で弧を描かない。
インコースのベルトの高さ141キロをフォロスルーを大きく振るも、後ろの膝が前傾していて回るのが少し早い。
センターフライ。
丸 真ん中の抜いた縦スラに三振。
新井 能見は右足が弧を描かない。136キロ真っすぐ、芯を外す。差される。ライトフライ。
5回裏
代打伊藤隼太 肩甲骨周辺の筋肉を使って真ん中低めのチェンジアップを引っ張る。
無死一塁。
糸原が送る
髙山 初球、九里の肘が伸び低めに外れる。
アウトコースのベルトの高さのシュート、ボール落ちる。
バットの下面に当たり、バウンド高い 走者三塁へ。
二死三塁。
糸井 2球目にシュートフォーク。
ステップは大きいが、ボールを切るのが早く、見送られる。
5球目に真ん中129キロチェンジアップ、鈍い打球の音投ゴロ
能見はこの回で降板。
5回 75球 6安打 4奪三振 2四球 1失点(1自責)
良くはないが、要所で投球動作を修正しながら投げていた。
九里は、5回まで86球。
6回表 桑原は右スリークウォーターの投手。上からも投げる。
左足が弧を描かなくなった。
鈴木 初球148キロ顔付近 トップ高くしてスピンをかける。球が伸びているように感じられる。
アウトハイの150キロの球にフォロースルーの大きい空振り。三振。
エルドレッド アウトコースベルトの高さ、遠いところの140キロスライダーを遊ゴロ。
小窪 アウトコースベルトの高さの140キロのカットボールを三ゴロ。
6回裏
福留 九里は、2016年トータルの空振り率8.4%(全投手平均9.6%)
外スラ 外シュートフォークを続ける。
アウトコースベルトの高さの球を遊飛。
原口の2球目に、九里は、人差し指と中指にボールを挟み、
126キロのストレートチェンジ(岡田明丈は140キロ台のそれを日本シリーズから投げている。)を投げる。
最後は、アウトローのボール球のスライダーを振らせ、三振。
鳥谷 九里は、依然として、まっすぐ左足を降ろし左足が弧を描かないでステップするので、フォークが伸びる(129キロ、初速と終速の差が小さい)。
インロー142キロの真っすぐ系で見逃し三振。
7回表 桑原が回跨ぎ。
二死から田中 インコースベルトの高さを145キロ開いて走り打ち、バウンドの難しいゴロ。
鳥谷がさばいて3アウト。
桑原は、2回 21球 無安打 3奪三振 無失点
7回裏
九里は、肘上がっている。
梅野 親指と人差しの間から抜くスプリットのような軌道の球(ドロップかチェンジ)で三振。
北條 ドロップを投げた後、146キロ真っすぐをファウルさせる。
アウトローボール球のスライダーにヘッドを残すも三振。
8回表 マテオが登板。
菊池 内から外ながら、アウトハイ154キロをフォロースルーを大きくして打つもライトフライ。
丸 インローのカット系にバット止まる。四球。
新井 マテオ 肘上がらない。左足が弧描きかかるが抑える。
空振り送球右にそれる 丸盗塁。
鈴木 カウント3-0から150をバウンドの膝を開かずにヘッドを下げて止めたバット。
一ゴロ
マテオは、1回 18球 無安打 1奪三振 1四球 無失点
8回裏 九里続投
糸原 九里が腕先を真下に向けて投げる。アウトローシュートを打ち、ベース上を通過するゴロ。
菊池がさばいて1アウト。
髙山 アウトローシュート129キロを右手主導、壁を前に作ってセンター前。
糸井 オープン 手首を右左に押引き 軸前後に揺らして速度を評価。
3球目インコースベルトの高さ142キロ膝伸びる。ファウル。
アウトハイ132キロシュート3-1になる。
真ん中低めスプリットに開き早い。ファウル。
真ん中高め143キロ糸井の右膝伸びる。差される。
福留 手首をぐるぐる小さく回しスピードを評価。
カウント2-1から髙山盗塁。
原口 4球目インハイのシュート142キロに左膝伸びる。差されてバックネット三塁側にファウル。
広島はカウント3-2から守備深め。
九里は、依然として左足で弧を描かない
原口は前に壁を作り、真ん中低めの141キロツーシームの落ち際を打ち、三遊間をゴロで抜ける安打。
広島1-2阪神。
高さが見やすい高さであるが、完璧に打たれたわけではない。ゴロで抜けるヒットは止むを得ない。
九里は、7回2/3 138球 4安打 10奪三振 5四球 2失点(2自責)
藪田に交代。
藪田は、いつもの投球動作で前でリリースできている。
鳥谷 初球真ん中高め150キロに膝伸びて差されている。
藪田は、1/3 3球 無安打 1奪三振 無失点
9回表 ドリスが登板
ドリス139小さく曲がり落ちるスライダーを投げるとき、左足が弧を描く
エルドレッド 真ん中低め153ツーシーム 三ゴロ。
安部 ドリスは、左足を高く上げ降ろし、左足が弧を描かない。
インハイに155キロをななめ下に蹴り延ばして着地して投げる。
空振り三振。
松山 141キロフォークを空振りしてカウント0-2。2球ファウルの後、141キロフォークを空振り
ドリスは左足をななめ下に伸ばして着地。手首も立っていた。
ドリスは、1回 12球 無安打 2三振 無失点
広島1-2阪神で試合終了。
勝利投手は、マテオで、2勝0敗
セーブは、ドリスで、0勝1敗 6 S
敗戦投手は、九里で、2勝1敗
対戦成績は、3勝3敗
まとめ
九里は、終始、オープン戦から続けてきた投球動作を崩すことなく投げれていた。
投球動作が改善されて1球1球のレベルが高くなったので、走者を出してもランナーを返されず、
粘る打者を振り切ることができる。
全く責められない。
記録上は負けだが、投球内容は勝ちの評価だ。
長いシーズンを考えればもう少し早く降板させても良かったが、
7回終了の段階での九里以上の球を投げられる投手が、他にベンチには藪田ぐらいしかいなかってんだろうな。
現在までのところ、広島の先発投手陣の中で最も内容がいい。
今後もこの投球を続けていけばいい。
打線が阪神投手陣を打てなかったことが敗因。
阪神は、松田が伸びてきて、桑原が復活して中継ぎの層が厚くなったな。
明後日からは、DeNAとの三連戦。