第4戦は、1-3で完敗しました。

岡田は、フォーシームを投げるときに、左足を骨盤よりも下までしか上げず、無駄な動きなく運び、体重移動させて、ラインから頭が外れることが少なくなったが、ボールに力を与えるとき、上体を傾けられず、肘の押し込みが足りていないことがある。制球もできなくなる。

カットボールを投げるときには、上体を前に傾け、グッと肘で押し込めてボールに力を与え、腕のしなりを作って、リリースの際にボールを切って、ホップさせて、動きを付けている。直前で左打者に食い込み、初速と終速の差も小さいと錯覚する(岡のセンター前よりも小さい)。

初回、岡に真ん中やや低目の151キロ真っ直ぐを岡にセンター前に運ばれる。球速は出ているが、ボールに力を伝えられず、体重移動が上手くできていないので、グラブに収まらず、ボールの避け方も一旦、打球と違う方に避けてから避けた。

西川は、149キロ外高目の少し動かした真っ直ぐで三振、送ることができません。

大谷には、インハイのカットボールをファウルさせ、目線を横に動かさせ、広島は、一二塁間を大きく開けたシフトで、最後は、人差し指と薬指の間から抜いて親指に力を与えて、膝元よりやや下のところから、逃げながら落ちるチェンジアップで三振。5回には、インコースの低い、膝の上部ボール1個分上の辺りのカットボールで空振りを取っています。

岡が二盗。

2回、岡田は、大野に上体が突っ込みすぎて四球を出し、満塁から、テイクバックを大きくボールを長く持って中島を懸河のようなスライダーで三振。岡もスライダーで二ゴロ。

2回高梨は、鈴木を四球で出した後、リーチが長いエルドレッドをインハイで空振り三振

3回、二死から、近藤が追いかけるような打ち方であるが、左手首の下がりを抑止して右中間の二塁打で、四球で出た一塁走者の中田は三塁でストップ。レアードを膝上から曲がり落ちるドロップのような球で二ゴロ。

4回、丸が四球で出塁、新井のところで、カウント2-2から、高梨の136キロワンバンのフォークを捕手の大野が逆シングルでキャッチし、二塁送球し丸の盗塁を阻止。新井四球で、鈴木誠也は、シュートして入るフォークに手が出ず、コース真ん中のゾーンよりボール2個高いボールとバットの距離が取りにくい真っ直ぐであるが、いいときの鈴木であれば本塁打できるところ(オリックス戦で実際に打っている)、ステップを小さくし、左手首の下がりを抑止したが、バットの上っ面に当てレフト寄りセンターフライ。僅かに早い。高梨は、右足と頭のラインがきっちりできて、肘が遅れて出てきて、スピンが強いのでホップしてフライアウトが多くなる。

エルドレッドの当たりは、天井に着くか否かの当たりで、センター、二塁、ライトが追って、直線で走ってきた近藤が前に出過ぎて落球。捕手なだけに外野フライの追い方ができず、センターが取らなければならない当たりだと思います。一塁走者の新井が還り先制。

5回、一死から、石原が1球も振らず四球、田中遊飛球、菊池がフォークを左手で拾い広島は初安打。丸のライト前安打で石原は三塁ストップ。田中、菊池、丸は塁に出るとうるさいので、ランエンドヒットが難しい、得点圏で単打で還るのが難しい石原を予め歩かせたのでしょう。9回の會澤も同じ。

岡田は、2回に真っ直ぐで154キロ、4回中田に143キロのスプリット、6回田中にフォークと投げますが、ツーシームも投げてもっと簡単にアウトを稼げると右打者の被打率.299も下がると思います。

6回、中田が岡田が手首を立ててチョップした、外のコース、高さはゾーンの中程度の139キロスライダーを割れを作って右手首の下がりを抑止し(てゆうか右手首を立てて)、右手で押し込んで本塁打。

岡田は、6回108球4安打3四球自責1

鈴木は、6回バースのシュート回転させた、ど真ん中の151キロをポイントを後ろに置いて内からバットを出して調整、ライト寄りのセンターフライ。

8回鈴木誠也のバントは、結果が出ていない打者とは言え簡単に相手にアウトを与える作戦をしてはいけません。スイングの調整をしている打者には、バントでなくスイングをさせなければ戻りません。鈴木は、軸足でタメてインコース待ちで、外低目のフォークを左手主導でバックスピンをかけますがライトフライを打って調整を試みます。

8回一死から、Jacksonは、中田に四球、近藤にシュート回転した真っ直ぐをレフトフライ。レアードには、139キロ外のスライダーを左手首の下がりを抑止して左手主導で本塁打されます。1-3と日本ハムが勝ち越し。

9回、宮西が登板。代打の下水流三振、小窪の当たりを岡が背走しながらボールから最後まで目を離さずライト線付近で捕球、會澤四球、田中、菊池が連続出塁するも、丸がヒッチして上げる打法でトップを固めることに成功しましたが、その打法の弱点である外のワンバンのフォークを待てずに三振でゲームセット。

事実上は、完封負けです。

終盤、打てる球を逃さず打つ、日本ハム、強いです。