Last Updated on 2025年7月14日 by wpmaster
日本ハム対オリックス15回戦(es con field hokkaido)
先発は、福島蓮と寺西成騎
試合は、4-0で日本ハムが勝利
福島蓮が少ない球数でアウトを稼げない根拠
福島は、右足を投手板の三塁寄りに沿わせ左手首、右腕前腕部を回内、左腕前腕部を回外、右手首を背屈して左足をオープンスタンスにしてセットアップする。グラブは、背骨の前、肋骨の高さにセットしている。
右足小指球で地面をタップする。右足前脛骨筋が回内内反する。
左足親指IP関節が背屈し、左足親指基節骨が地面から離れる。
右膝がレッグアップする。右足首が底屈する。
右腕前腕部を回外する。
左足親指IP関節が底屈して地面から離れる(二段タップ)。
左股関節が内旋して左膝がレッグアップする。
二段タップの個々のタップに関しては、体の使い方は間違っていないが、左股関節の内旋、外旋を反復することにより、右腕前腕部を回内する間が作れない。敷衍すれば、右腕前腕部の回転半径が長く加速距離が短くなる。
左足親指IP関節が背屈する。左股関節がホームプレート方向に外旋してしまう。
右足踵が地面から浮き上がる。
左足親指IP関節を背屈したまま左股関節を内旋してしまう・・・(1)
確かに右股関節は縦に外旋伸展できている。しかし、
右足親指の爪先が三塁方向に向いてしまう。
左手首が掌屈して右肩の方に入ってしまう。
右腕前腕部の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
右腕前腕部を回外してセットを解く。
左足親指IP関節が底屈、左足首が背屈する。左股関節は内旋する。右股関節は縦に外旋している。
左腕前腕部を回内、右腕前腕部を回内する。右股関節が内旋、屈曲する。右足首が底屈し、右膝が屈曲する(右膝の屈曲の角度は、150°)
左足親指IP関節を背屈し、左膝を真下に伸展し、左膝が反張する。左股関節はホームプレート方向に伸展せず左股関節が縦に外旋できているが、上記(1)により左足の親指が三塁線方向ではなく三塁方向に向いてしまっている。右肘が伸展してしまう。
左股関節を内旋、屈曲し、左膝がコックアップ、左足首が底屈する。
左股関節を縦に外旋して左膝を一塁方向に伸展するのではなく、左股関節を屈曲したまま三塁方向に伸展してしまう。・・・(2)
右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなってしまう。
但し、左足親指IP関節は底屈できており左足前脛骨筋は回内、外反する。左足親指IP関節は底屈する(左足親指IP関節が底屈できていれば左膝を一塁方向に伸展しても左足前脛骨筋は回内外反できる)。
右腕前腕部が右股関節を通過する前に右腕前腕部を回外することはできている。
右腕前腕部を回内して右肘をコックアップする。
左腕前腕部が回外、右手首が背屈、両肩を結ぶラインは、スタンダードWにできている。
右股関節が内旋し、右足親指IP関節が底屈でき、Cアーチができている。
右腕前腕部をアクセレーション、右腕前腕部部を回内する。左股関節が縦に伸展する。左膝の屈曲の角度は、160°と浅くできている。ボールをリリースする。右腕上腕部の棘上筋が屈曲し、棘下筋が張る。右膝がレッグアップする。
右腕前腕部を回外してフォロースルーを開始する。右股関節が外旋、右足親指IP関節は底屈する。
右股関節を内旋、屈曲したまま右膝を伸展せず、右足親指IP関節が背屈、右股関節が縦に外旋、右足首が背屈する。左足親指IP関節が底屈する。右足が左足とクロスして右足爪先が左足爪先を越える。
右腕前腕部を回内する。左足首が背屈する。
福島は、上記の(1)、(2)により、打者の打ち損じ待ちの投球となるから球数が増える。打者は、トップが作れればトップハンドの上腕部の腱板が弛む。打者がトップハンドの前腕部の回転半径が短く加速距離が長くなるからベルトの高さ以上、肋骨未満未満の高さを通過する軌道の投球をもスイングできてしまう。打ち損じの頻度が下がる。アウトローのボール球に対し、トップハンドの肩関節~投手側の足の股関節のラインが抜けなくなる。ストライクが稼げなくなる。
次打者は、腹側を投手方向に向けスイングする。更にバックネットに設置された鏡で併せてスイング軌道をチェックする打者も生ずる。この2つが浮き上がらないと初球に他の球種を投げても打ち損じてくれない。
上記(1)、(2)により、ファストボールに関しては、右腕前腕部の回外運動の回転半径が長く加速距離が短くなる。フォロースルー開始後、右腕前腕部がしならない。ナックルカーブ、ツーシーム、スプリットの落差が小さくなり、裏返る。右肘側副靭帯の前束、右腕前腕部の深層屈筋、右腕前腕部の何れもが再生産できなくなる。
福島は、スクエアスタンスでセットアップし、タップの回数を1回にする。左股関節の内旋運動の回転半径を短く加速距離を短くして左足親指IP関節を底屈する。そのことにより、左股関節の外旋運動の回転半径が短くでき、加速距離が長くなるので、左股関節が縦に外旋できる。少ない球数でアウトを稼げるようになる。
後位の打球は2つ以上進塁できるようにすること
シャッフルは、左股関節を縦に伸展してシャッフル前の状態を作って股関節の個々の内旋運動の回転半径を短くしても、複数往復すれば内旋運動の回転半径の累計は、長くなる。シャッフルの往復数が少なければ少ない程、股関節の内旋の回転半径が短くなるから股関節の加速距離が長くなる。両足IP股関節が交互に底屈する。
全ての走者は、進塁寄りの足又は後位の塁寄りの足の親指IP関節を底屈、逆の股関節の内旋運動の回転半径を短くし、加速距離を長くしてから進塁先寄りでない股関節を内旋する。本塁一塁間、二三塁間は、ハーフウェイで膨らみを作り、一二塁間、三本間は、ハーフウェイで走路の膨らみを抑えて走る。進塁先の塁を蹴った後は、オーバーランを進めることができる。
オーバーラン後は、後位の塁方向に逆走せず、オーバーランを完結したポイントで停止する。後位の塁に送球された後は、逆走せずに進塁方向へ進む。
投手がセットアップした後は、オーバーランを完結したポイントからのシャッフルを、1往復後、左足親指IP関節を背屈、左足親指基節骨で荷重、左膝を進展、右膝をレッグアップしてスタートを切るのが望ましい。このことは、ランエンドヒット、ギャンブルゴー、ゴロゴーの何れに於いても当てはまる。
2回裏
一死一塁
打者石井(右投げ左打ち)
投手寺西(右投げ)
水谷は、ファーストバウンド後、左足親指IP関節を背屈、右膝をレッグアップしスタートを切るが、右腕上腕部から左股関節を結ぶラインが外れてしまう。
水谷は、二塁ベースをオーバーランした後、二塁方向に逆走してしまう。右前安打で三塁に進塁することができない。
7回裏
無死一塁
打者水谷(右投げ右打ち)
投手髙島(右投げ)
レイエスは、打球が一二塁間のアンツーカーに入る直前に左足親指IP関節を背屈、右膝をレッグアップしてスタートを切る。
レイエスは、二塁ベースを蹴った後、オーバーランせずに停止、右前安打で三塁に進塁することができない。
footnote
用語の意味に関しては、下記記事参照